お金と子供

今、英語のレッスンでスクルージというミュージカル映画を観ています。
ディケンスのクリスマスキャロルをベースにした映画
ケチでお金を溜め込むことしか考えない主人公スクルージが、過去、現在、未来の幽霊に会って、改心していくお話です。
第1の幽霊がスクルージを過去へ連れて行き、昔の恋人との思い出を見せます。
一時期愛し合っていたはずなのに、スクルージが強欲になったことで恋人が去っていくシーンを見た中学生たち
「愛とお金どっちが大事?ってそりゃお金でしょ」
「そうだよ、愛はなくても生きられるけど、お金がないと生きていけないもん」

なるほど(苦笑

そういえば、以前、小学生の生徒に

もし宝くじに当たったら何をしますか?
(What would you do if you won lottery?)
と聞いたら

全員一致で

貯金する(I save it)

夢がないなあと思った私は
貯金するだけじゃ何もできないよ。使うとしたらどうする?
とさらに聞いてみると

「家買って、残りは使わないで貯金しとく」

「旅行なんて行きたくない めんどくさい」
「洋服なんて買わない」
「別に欲しいものない」

子供達、いつからこんなに夢がなくなったのかなあ、、、
いや、夢がないんじゃなくて、

夢を持つことに気づいていない気がする。

原因はわからないけれど、目線は身近なものしか見ていなくて、世の中にある、美しいもの、美味しいもの、楽しいことの情報が届いていないのか?
非現実への憧れが薄い

スクルージ(クリスマスキャロル)の映画は音楽も美しいし、貧富の差が大きかった時代のイギリスをリアルに描いています。生徒たちは、意見を聞けば現実的だけど、実際映画を見ている時は、完全に世界に引き込まれて見入っています。
これを全部みることで、感動して欲しい。
これからもっと感動してほしい。
それがきっと憧れに繋がるから



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