『時間を守る』『酒はすべて手酌』『盃のやりとりをしない』『自他とも飲食を強要しない』『宴会は1時間限り』 越寿三郎 1864-1932 須坂製糸所 株式会社大倉製糸工場 製糸王 スペイン風邪 日本 長野県 須坂市 新型コロナウイルス 20210217

　長野県須坂市の越寿三郎（1864-1932）は、株式会社大倉製糸工場須坂製糸所を開業し、のちに製糸王と呼ばれています。
　スペイン風邪が流行した当時と見られる越寿三郎の名刺の裏には『時間を守る』『酒はすべて手酌』『盃（さかずき）のやりとりをしない』『自他とも飲食を強要しない』『宴会は1時間限り』とあります。

http://www.asahi.com/articles/ASP2J6RLHP2JUOOB007.html
100年前の名刺裏に「宴会は1時間」 感染予防の先駆 [新型コロナウイルス]：朝日新聞デジタル
スペイン風邪が世界的大流行となった約100年前、須坂の「製糸王」と呼ばれた越寿三郎（こしじゅさぶろう、1864～1932）は、宴席で密や長時間を避けるよう呼びかけていた――。当時、越が取引先などに配ったとみられる本人の名刺が見つかった。関係者は、コロナ禍の現代に先駆けた感染予防の訴えとみている。

https://www.city.suzaka.nagano.jp/otakara/search/item.php?id=391
越寿三郎 顕彰碑 （臥竜公園） | 文化財検索｜信州須坂のおたから-郷土のなりたちを文化財からひもとく
越 寿三郎は小田切家に生まれ、製糸工場主になるまで須坂周辺の繭の仲買人として製糸経済を学びました。その後「俊明社」の前身である「信正社」に参加し、当時須坂一の釜数を誇った「山一」牧 新七らと交わり、個人経営の製糸会社『山丸組』を設立します。また、須坂出身の司法大臣 原 嘉道や、当時日本的財閥だった渋沢栄一、大倉財閥の大倉喜八郎らと交わり、須坂に「株式会社大倉製糸工場　須坂製糸所」（現：ショッピングセンター周辺）を開業しています。

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100年前の名刺裏に「宴会は1時間」 感染予防の先駆 [新型コロナウイルス]：朝日新聞デジタル