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富士山に登頂した記録


「人生はスタンプラリー」とか「人生はネタ探し」というスタンスで生きている。

だって、人生は一度きりなので、
やってみたいことは経験したいし、
なるべくやり残しなく、生を全うしたいのです。

とはいえ、「富士山に登る」は、多くの人が"人生のやってみたいことリスト"に入っている事だと思う。

その証拠に「富士山登る/登った」という話をすると、みんな話に興味を持ってくれるし、お仕事で関わる方とも盛り上がることが出来る話題であった。


会社に"登山部"があり、転職してからすぐに登山部に入った。
今年の2月から毎月のように色んな山に登り、登山に慣れ親しんできた。

2月 山梨県河口湖「三峠山」(1785m)
2月山梨県河口湖「三峠山」(1785m)
3月 山梨県山中湖「石割山」(1412m)
5月 栃木県日光「中倉山」(1520m)


写真や、ヤマップ(登山アプリ)の履歴を見返しながら、今年登った山を整理していたのだが、1,500m前後の山にコンスタントに登っていたようだ。

山の写真は、大自然だし、富士山が写り込むし、
映えるね、!いい写真ばかりだ!


毎月の登山の中で、スティックやシューズ、ウェアなどを少しずつ買い揃えて行った。
(もともと何も装備は持ってなかった)

当日は、レンタカーを借りて早朝(5時とか)から集合し、山に登り、温泉に入り、飲み会というコースが最高で、適度なワークライフバランスを保てている。


さて、そんな中、2024.7.27(土)に、富士山にチャレンジをした。

当日は、朝2:30に起床した。朝ごはんを食べつつ、富士山に持っていく荷物を準備。
(この時点で何も準備してなかった💦)

▼持っていってもの
着替え(シャツ2枚など)、日焼け止め、水(ポカリ2L、水2L)、登山シューズ、スティック、食べ物(カロリーメイト、おにぎり、カップラーメン)、絆創膏(靴擦れ防止)、帽子、上着(山頂は寒いため)
※ネットで調べた方が良い

▼あると良かったもの(先輩方が持っていたもの)
酸素(Amazonで買える)、カッパ(雨降ると詰む)、ライト(日が暮れたら詰む)

4:00にレンタカー借りる。
今回はハイエースを借りた。

道中色々あり、9:00に富士山の駐車場に到着。
その後、色々とお金を支払う。
※登山料や森林保全料や5合目までのバス料金で4,000円くらいかかる

5合目で既に2,400m

5合目で既に2,400m。ただ、富士山が3,776mのため、1,400m弱登ることになる。

また、地面は基本的に砂であるため、
足が取られていつも以上に体力の消耗が激しい。

5→6合目

一緒に登ったメンバーは、富士登山数回目の3人と、体育会系人材3人と、僕だったので、圧倒的に足を引っ張っていた、、。
(なんでそんなにサクサク登れるのか不思議だ)

2,800mくらい
3,300mくらい
3600mくらい
3,700mくらい
9.5合目で諦めそうな時の写真

登山あるあるだと思うが、
登頂しなくても、なかなかに景色が良い。

3,300mくらいで雲の上にいるし、
充分な景色が目の前に広がっていて、
「これでいいじゃん」と思ってしまう。

けれど、諦めたくはないので、
負けてたまるかぁと言い続けていたように思う。
(人生と一緒だ、、)


富士登山は、6合目、7合目、7.5合目、8合目、9合目、9.5合目に山小屋があり、次の山小屋を目指すというスタンスで登っていた。
(フルマラソン選手も次の電柱を目指す、と言うよね。まさに千里の道も一歩から)

けれども、なかなかに苦しくて、
登頂出来ない可能性もあったので、
各山小屋の前で写真を撮っていた。。。


3,700m。
9.5合目で体力がギリギリだった。
太ももの筋肉が限界で足が上がらなくなった。

「9.5合目まで来たし、登頂したって言えばいいし、これ以上辛い思いをしたくない」という気持ちと、「人生一度きりの登頂チャンスを諦めてたまるかぁ」と、ひたすら葛藤していた。

それでも、先輩のサポーターをお借りし、
なんとか無事に頂上にたどり着くことが出来た。

実は9.5合目から頂上までの間、割と大粒の雨(氷)が降っていた。

そのため、カッパがなかったら凍えていたように思う。(カッパも先輩にお借りした)

頂上は冬みたいな感じで、手がかじかんでいた。
また、天気が芳しくなかったため、「The頂上」のような写真は取れなかった…

頂上


頂上に着いたのが16:00。
5合目から頂上まで、およそ6.5時間。

およそ日没が19時とすると、
時間は多くなかった。

エモエモな夕焼け
神様の通り道のような光の線


急いで急いで下っていたが、予期していたように、7合目付近で完全に日が暮れた。

夜の山は怖い。

次の山小屋までが遠い。
7合目から6合目ってこんなに遠かったっけというくらい時間がかかる。

スマホのライトで足元を照らしながら、
足の踏み場を探すため、時間もかかる。


20:30に5合目まで無事に下山。

「本当に帰れるのか」と不安になっていたため、
無事に下り終えて、安堵でちょっと泣いた。


富士登山は気力ともに限界だった。

正直、1人では絶対に出来なかったと思う。
酸素ボンベや足のサポーター、カッパなどを借りながら、ようやく登ることが出来た。

ベテランの諸先輩方には頭が上がらない、。

道中、喧嘩しているカップルや、多くの外国人に出会ったりしたが、正直慣れていないメンバーだけで登るべきではないと思うし、事前のリサーチはマストで、出来るなら山小屋に泊まるべきだと感じた。
(少しでも登頂確率を上げるために)


残念ながら、今回は、頂上があいにくの天気だったので、次は「The頂上」みたいな写真や、日の出の写真を撮ってみたい気持ちもあるが、
一旦、「1度富士山に登った」という記録があるので、2度目の富士山は「機会があれば」くらいで考えている。

次はフルマラソンか、スカイダイビングがしたいなぁと思う。

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