ダイエット中の日々の体重変動を塩分量と水分量で理解し本当の体重の増減を理解する

  1. ダイエットを開始した初期は勢いよく体重が減り、その後、停滞期を迎え減らなくなる。

  2. すごく太った人がTV番組の企画で1週間に10kg体重が減る。

  3. 3kgのダイエットなんて簡単だよ。

上記は全て本当の意味での体重減少と体内の水分量の変化を混同した話だと思います。ダイエット開始時に勢いよく体重が減って見えるのは食事を減らしたり汗をかいて体内の水分量が減っただけで脂肪はほとんど減ってない状態だと言えます。

最初に結論を述べると「どんなに頑張っても体重は1日あたり0.3kgしか減らない」です。しかも1日で0.3kg減らすには朝昼晩絶食し2時間ランニングをするか、5時間ウォーキングをした場合にやっと1日0.3kg減ることになります。当然、こんなダイエットは連続して毎日おこなえるものではありません。実際のダイエットでは1日に減らせる体重は0.1kg程度じゃないでしょうか。

下記のページではダイエット中の体重の変動を体内の塩分量で説明しています。

この事を考えると、体内の水分量の変化を除外した本当の脂肪を減らすダイエットは長期的に取り組みやっと実現出来ることが分かります。

一方で、暴飲暴食した場合は1日にどれぐらいまで太ることが出来るのでしょうか?人間その気になれば1万キロカロリーぐらい食事をとることは可能です。1万キロカロリーは脂肪に換算するとおよそ1kg分ですが、しかし、摂取したカロリーが脂肪として体内に蓄積するのはそんなに簡単なことでは無いと思います。すなわちどんなに暴飲暴食しても1日1kg太るのは難しいと考えます。予想では1日0.5kg太るのも難しいのではないでしょうか。

次に運動でどれぐらい痩せられるかを考えます。下記のページでは安静時、運動時にどれぐらい脂肪が燃焼しているかが示されています。すなわち

  • 空腹時:安静にしていても1時間に6グラムの脂肪が燃焼

  • 中程度の運動時:最大で1時間に12グラムの脂肪が燃焼

1時間の運動は最大で1000キロカロリー程度です。1000キロカロリーは脂肪の重量に換算すると100グラムに相当しますが、実際はその10分1強の12gしか燃焼されないことが分かります。運動で脂肪を燃焼させることのなんと効率の悪いことでしょうか。

一方で安静時でも空腹なら1時間に6グラムの脂肪が燃焼している(=実際に6グラム痩せている)ことが分かります。これは1日絶食すると6×24=144グラム=0.14キログラムやせることになります。これは1日の基礎代謝量と同程度で矛盾しませんね。ずっと絶食しても体重を1キログラム減らすには1週間必要なことが分かります。


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