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詩「お茶」
お茶でもしようと誘ったら
脆い約束 取り付ける
脆い約束 破るのは
いつもあなたからだった
あなたにとって
私は無意味で
一緒に過ごす価値はない
その意思だけは伝わった
かといって
蔑ろにしていいなんて
誰が決めたか
勝手に決めたな
時間を溶かして茶が出来た
淹れたお茶に「想い」と名付けた
注ぐ茶碗は幻で
お茶は机に広がって
私の脚に垂れていく
しみたお茶が冷えていく
また無駄なことだった
また無駄に想った
時間は消えた
悲しみを残して
時間は消えた
あきらめを残して
ひとりになって思い出す
生まれた時もこうだった
自分のことを
蔑ろにしていいなんて
誰が決めたか
勝手に決めるな
時間を溶かして茶が出来た
淹れたお茶に「自由」と名付けた
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