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他人の為「だけ」にやっているわけではないけれど
先日知り合いに、このような事を言われた。
「他人軸で生きてたら他人に振り回される人生になってしまう。自分の為に生きなきゃダメ」
ずっと心の奥で、その言葉が引っかかり続けている。
たぶん、それは自分でも自覚があったことだったけど、私は他人から言われると素直になれないので「そんなこと分かってるよ!」と、言いたくなってしまった。
確かに私は過去、他人に振り回されることが何度かあった。
自分の意見を言えず、友達の言いなりになっている…そんな幼少期を過ごしていた。
ものすごく単純な、一言で済む内容だったのに、
いざ友達に意見を伝えようとしたら苦しくなって、
言っている途中で泣いて言葉がグチャグチャになっていた。
友達が「この子、なんでこんな事で泣いてるの?」というような表情をしていたのも覚えている。
一番新しい記憶だと、10代の後半。
恋に振り回されていた。複数人ではなく1人だけだったけど。
それにより生活リズムも何もかも恋人中心になった。
恋人からの言動にも振り回されていた。体調を崩して仕事を休むこともあったし、仕事を辞めることもあった。
趣味よりも恋人、だった。
相手は自由に生活しているのに、自分だけが相手に合わせた生活をしていた。
このままでは後悔ばかりの人生になりそうだと思って別れ、1人になった。
1人になった事で再び趣味を楽しめるようになった。
「絵を描くこと」も徐々にまた楽しめるようになった。
それに関連して、今年は「VTuberのキャラデザやモデリングをする」という目標も出来た。
さらにそれだけでは不安定だと思い、前々からやりたいと思いつつ踏み出せていなかった、WEBデザイナーへの道も目指したいと思えるようにもなった。
どちらの目標も、自分の周りの環境や接してきた人とのやり取りがキッカケになっている。
でも、他人のために自分の人生を捻じ曲げてる…なんて感覚は無くて、
むしろ自分の気持ちにやっと素直になれた、と思っているので、周りや自分と関わってくれている人達には感謝している。
そしてVTuberなどに関しての勉強、作業を進めている中で言われた、冒頭の言葉。
それは私が知り合いに、VTuberを作ろうと思った経緯や今やっている事を話した時のことだった。
――――――――――――――――――――――――――――――
1体目は「魂」が最初から決まっていた。
魂と話している中で、もし魂がVTuberになったらどうなるんだろう?というような話になった。
最初は何となく、その場のノリで私が「魂」に合わせたキャラの顔を描いて見せただけだったが、それが思ったより好評な感じで、調子に乗った私は立ち絵まで描いた。
アレコレ話しているうちに、形に出来たらいいねという話になった。(このVTuberを作ろうと思った経緯、たぶんいま初めてnoteに書いた)
それから私は「VTuberを作る」ということにひたすら集中し、調べる内容も作業もVTuber関連のことばかりになっている。
でも、形が出来たとしても、もし動くことなく封印することになってしまったら、ちょっと悲しいなと思っている…。
――――――――――――――――――――――――――――――
そんな自分の話を聞いて知り合いが言った。
「他人軸で生きてたら他人に振り回される人生になってしまう。自分の為に生きなきゃダメ」
確かに幼少期と言い恋人のことと言い、他の場面でも他人軸で生きているような事は多かった。
今でも、相手の顔色を伺って自分の意見を相手に合わせてしまう…というクセは抜け切ってないところがある。
今回のVTuberを作る計画だって、最初こそは魂の為だけと思っていた。
でも、制作を進めているうちに、いずれは他にもVTuberを作りたいと思うようになっていた。
魂のため、他人の為「だけ」にこの計画を始めたわけではない。
この1体目のキャラが動くことなく終わったとして、それでもう全部終わり、だとは思っていない。
それまでにやった事は全部自分の力になるわけで、VTuberを作ることはもう一切やらずに他の道を探そう、なんて考えにはならない。
ただ、もし形だけ作り上げて、それが動かぬまま封印することになってしまったとしたら悲しい。
ただの自己満足で描いてる絵だったら見てもらわなくてもいいが、
今回のVTuberに関しては、いろんな人に見せたい、見てもらいたいと思って描いている。 誰でもいい訳ではなく、最初から決まっていた魂が入り、動いて喋るところを見たいと思っている。
それを人の目に触れることなく無かったことにするというのは、悲しくなってしまう。動いて欲しい、動かして欲しいと思っている。
最後に魂とこういった話をしてから少し時間が空いてしまってるので、そういう暗い想像をしてしまった…というだけのことだが。
素直じゃない私は知り合いに、「そんなこと分かってるよ!」と言い返したくなったりもしたけど、
確かに、他人軸で生きてる感が抜け切ってない感覚はあった。
「VTuberを作るということだけに集中していては、自分の生活を安定させることは出来ないな…」
「そんな不安定な状態で計画を進めていったら、それこそ魂のため「だけ」にやってると思われて負担を感じさせてしまうかもしれない…」
そう思った私は、以前からやりたいと思っていたWEBデザイナーも目指すことにした。専門学校には通うにはお金がかかりすぎるので、職業訓練を受けようと考えている。
WEBデザイナーになる事で、IllustratorやPhotoshopを使うことにもなると思うので、きっとVTuber制作にも役立つ事があるはず。
…って書くと、VTuber制作のためにWEBデザイナーになろうとしてる、みたいに見えるかもしれないけど。
VTuber制作という今まで自分が知らなかったことを知ったことによって、踏み出せていなかったWEBデザイナーへの道も踏み出す気になれた…という感じ。
前よりも、
自分の為に、自分が楽であるように生きれてるって思いたい。
周りの人がどう思うかは分からないけど。
自分がやりたいと思うことをやりたい、気持ちに素直に生きたい。
なんか長々と書いてしまった。
それではまた。
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