シンガポールデザイナー、日本企業との仕事は?経歴と強みも聞きました
今回は、シンガポールで働くグラフィックデザイナーのZhiyan Yinさんにインタビューしました。
Zhiyan Yinさんは中国出身で、シンガポールに在住している、日本語、英語、中国語を操るグラフィックデザイナーであり、プロジェクトマネジメントもできる方です。
今回は、彼女の経歴や強み、日本企業からのオファーがあったらどんなことができそうか、などをお聞きしていきます!
今回の記事が以下のような方の参考になれたらと思います。
※この方のほかにもシンガポールで働くクリエイターにインタビューしたものを記事にしているので、こちらもご覧ください!
【キャリア】デザイナー兼プロジェクトマネジャー、今は日本のクライアントのマーケティング支援を
ー「まず初めに、これまでのキャリアについて教えてください!」
わたしは、中国出身で、シンガポールにわたり、かれこれ15年ほどシンガポールで生活しています。
長くなるのですが、
まずアニメーションの専門学校に通い、その後シンガポールにある、“カートゥーンアニメーション”を制作するアニメーション会社で働きました。「コンセプトアーティスト」というポジションで、アートディレクターが口頭で説明するキャラクターや背景、その他のコンセプトアートをデザインする役割でした。
その仕事をしているうちに、プロジェクトマネジメントもできるようになりたいと思うようになり、シンガポール国立大学(NUS)に進学しました。
そこでは、ではコミュニケーション&メディアを専攻し、その中でプロジェクトマネジメントのノウハウやスキルを勉強・習得しました。
その後、シンガポールにある長い歴史を持つ劇団の運営団体でビジュアルを担当し、キービジュアル、ポスター、ブックレットなどインハウスのデザイナー、もとい、ビジュアルコミュニケーションエグゼクティブとして約2年間様々な経験をすることができました。
そして、2022年の8月から今の会社に勤めています。日本企業のマーケティングのサポートをする会社です。
私は日本語を話せるので、日本語を使って仕事をしており、日本のクライアントと話して、私たちがどんな支援ができるか提案し、実際にチームをマネジメントして制作までしており、一貫して携わっています。
ー「最近は具体的にどんなお仕事をされているんですか?」
日本企業のシンガポールでのマーケティングの支援をしています。日本のクライアントの方が日本語で制作したSNSの投稿を、シンガポールの人々に向けてのSNSの投稿に翻訳、修正しています。デジタルコンテンツのローカライズ化と言ってもいいかもしれません。
また、シンガポールでイベントを行ったときには、イベントブースのデザインも行い、イベント運営のサポートもしましたね。
オンラインマーケティングだけでなく、オフラインのマーケティングにも携わっています。
【強み】シンガポールの人々に効果的な施策か判断し、プロジェクトを動かせる
ー「色々なプロジェクトに携わってきたと思いますが、ご自身の強みは何ですか?」
大きく2つあると思ってます。
1つ目は、東南アジア、特にシンガポールでのマーケティング施策として効果的かの判断をして提案ができること。
2つ目は、プロジェクトマネジメントの経験から、施策実行のプロセスもわかるので、その施策がどれくらい実現可能かを判断できること。
日本のクライアントのマーケティング支援をするときを考えてもらえると。
わたしはシンガポールで長年生活してきたので、ローカルの人々の趣味、嗜好がわかることはもちろん、シンガポールでのマーケティング、デザインに携わっていたため、ローカルのインサイト(視点)を踏まえたうえで、どんなマーケティング施策が効果的か提案もできます。
また、それらを実行していく時に、実現可能か、どれくらいかかるかも分かり、その施策のプロジェクトの実行マネジメントも行えます。
要するに、クライアントの話を聞いて、提案から、実行、成果物の制作まで一貫して行うことができることが強みの1つだと思います。
【将来】もし日本企業からデザイン、マーケティングのオファーがあったら。。
ー「わたしたちは、日本企業の方に、シンガポールの人材を紹介しているのですが、もし日本の企業からシンガポールでのマーケティングやデザインの案件のオファーがあったら、どうしますか?」
そうですね、わたしは日本のサブカルチャーが好きで。
例えばアニメやマンガですね。そこに関われたらうれしいです。
日本語ができるようになったのも、アニメやマンガのおかげなんです(笑)
英語や中国語、日本語が必要になるような場合だと、私の強みが活かせると思うので、そういったオファーが来たら、ぜひ挑戦したいです。
お話しした通り、今はシンガポールにある会社で働いているので、フリーランスとして、プロジェクトベースでのマーケティング支援という形でやっていけたらと思っています。
※関連記事紹介
Zhiyan Yinさんが普段の仕事でやっている、シンガポール向けSNSのための翻訳。
その翻訳においてシンガポール人に魅力的に伝えるためのトランスクリエイションというものについて解説しています。
ー「では最後に、今後の人生でどんなことをしていきたいか、考えていることについて少し教えていただけますか?」
はい。長年シンガポールに住んでいるのですが、ずっと同じところにいるというよりは、いろんなところに行きながら、仕事をしていきたいと思っています。
例えば、隣国のマレーシアとか、日本とか(笑)
シンガポールとは違う土地で、その土地の文化を体験しながら、自分のノウハウを生かした仕事をする。
そういった生活ができたらと思ってます。
インタビューを通して
今回は、デザイン、マーケティングの分野において多くの経験をされているZhiyan Yinさんにインタビューしました。
今回のインタビューでは日本語で話したのですが、とても流暢で、とても話しやすく親しみやすい方という印象を受けました。
また、彼女のローカルの視点を取り入れたマーケティング施策の提案、プロジェクトの実行まで行えるのは彼女ならではの強みで、魅力的に映りました。これからの、彼女の活躍が楽しみです。
このような方は、まさにZhiyan Yinさんのような方を探しているのではないでしょうか。
日本のクライアントが、シンガポールや東南アジアでどんなマーケティング施策を実行していくといいか提案でき、そのプロジェクトの実行可能性をも判断したうえで、プロジェクトの実行も任せることができる。しかも、日本語に加え、英語、中国語が話せる。
日本企業と、プロジェクトを実行するシンガポールとの懸け橋のような存在として、大いに活躍してくれること間違いなしです!
決してほめすぎではなく、私の目には彼女がそのような存在に映りました!(笑)
わたしたちは、日本企業にシンガポールのクリエイターや専門性を持ったエキスパートをご紹介しています。
もし、Zhiyan Yinさんのような方ににプロジェクトを依頼したい、という方は、ぜひお声がけください!
「こんなことしていきたいのですが、どうしたらいいかよくわからない」でも構いません!
御社のゴールや課題と感じていることなどをヒアリングし、解決策を提案させて頂きます!ともに考えていきましょう!
下のサイトを1番下までスクロールすると、問い合わせフォームがあるので、そちらからよろしくお願いします。
私たちによる、東南アジアのクリエイターや専門性を持ったエキスパートのご紹介についてはこちらで解説しています。
シンガポール含む、東南アジアでのプロジェクトを、現地の優秀な人材とともに進めていきたい、という方はぜひご覧ください。