全ては終わりが来るものですね

先日、息子の大学受験がありました。結果は、おかげさまで合格。一安心です。とりあえず「受験生の親」は、一旦終了です。

こうしてみると、全てに「終わり」がありますね。

妊娠したら、つわりがあり。出産すれば、育児があり。

その時はこんな気持ち悪いのいつまで続くの－地獄－。って思っていたけれど、出産すればそれは無くなります。その変わり（？）今度は、授乳や夜泣きで慢性寝不足がやってくるわけです。夕暮れ時に泣き続ける娘をあやしながら、一体いつまで泣くのー地獄－。って思っていたけれど、今は一人で寝てくれます（笑）

始めたら、終わる。始めなくても、終わる。全てに終わりは来るものです。その時までに、どう生きていきますか？

物事の捉え方を少し変えてみるだけで、随分とこの世界が違って見えます。同じ出来事なのに、なぜ？と不思議に思いますが、そこにはご自身の認知が深く関係しています。

わたしが学んでいる4nessコーピングは、物事の捉え方には色んなパターンがあるよ、と教えてくれました。そのことで随分と視野が広がりました。

欲張りな私は、もっと早く知っていたら！！！と思いますが、これも人生のタイミングなのでしょう。この講座を教えてくれた友人には心から感謝しています。

子ども達との関わり方、仕事での人間関係、親との付き合い方、お金に対する思い込みなどなど。自分の捉え方次第で、世界は随分と違ってきます。

もし、知らずに人生を終えていたなら？と想像すると、、、まあソレも有りなのかもしれませんが、ちょっともったいないなぁ、なんて思います。

自分の思考は無限です。

思い込みに囚われずに、自由なわたしを生ききりたい。

終わりは必ず、やってきます。その時まで。

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少し話が逸れますが、私が事業を終えようと思ったときの事を思い出してみました。

ホテルの仕事を始めたら楽しくて楽しくて、毎日イキイキとしていた、と思います。もちろん苦しかったこともあったけれど、自らの意思で物事が動いていくのを見ることが出来たのには、とても生きがいを感じていました。でも資金繰りが苦しくなると、どんどん負のスパイラル。今月の支払いは間に合ったけれど、来月はどうなるんだろう？苦しくて仕方なかった時期。眠れない、でも朝は来る。会社に行くのが嫌でたまらなかった。あんなに自分の大切にしていた場所なのに。なんとかしなきゃ。どうしよう、止められない、辞めたくない。でも、このまま続けられるわけがない。

そんな時に、息子の将来の夢を聞いたことがありました。

「俺はママの会社を継ぐかな～」

・・・いや、待て息子よ。むりむりむりー。こんな苦しい思いさせたくないのだよ、母は。

最初から結構な額の借金を背負わせて、更に毎月の資金繰り、人の問題、建物の老朽化、それに伴う莫大な設備投資、地方人口減少で集客は難しくなるだろう、更に至近距離に大手チェーン店が展開されるとの知らせ…。終わってるやん。お先真っ暗やん。私は好きで始めたことだけれども、息子には、これしか選択肢が無い訳じゃない。もっともっと羽ばたける世界があるはず。そしてそれは、自分で見つけて欲しいと思ったのです。

終わろうと思いました。

自ら手を付けたことは、自らの手で終わろうと。。

私の身内は、それぞれに会社を経営にしているのですが、事業を始めることはあっても、今まで終わることって無かったんです。なので、終わることを異常に恐れている節があったと思います。現に、ある身内からは「辞めることは恥ずかしいことじゃないんだからな」と言われたり、また別の身内からは「なんとか協力するからこのまま続けてみないか？」と言われたり。

恥ずかしいことじゃないと言われて、私は「ぽかーん」としてしまいました。恥ずかしいことと思っていなかったからです。でも、その身内にとってみれば、事業を辞める＝恥ずかしいだったのでしょうね。

また、続けてみないか？についても、え？なぜ？？と意味不明でした。事業として成り立っていないところ（不採算部門）であれば、切り離すのは経営者として当然の判断なのでは？？と。先の見通しがつくのであれば、先行投資という見方も出来るでしょうが、それはどう考えてもこのまま（単独では）難しいのです。

この頃になると、割と冷静に自分を見ているところがありました。多分腹を決めたって感じだったのかなぁ。

事業売却に対する私の捉え方は「全員のステップアップに繋げる」でした。お客様、スタッフ、業者さん、もちろん私も含めて、みんながステップアップできるように、最善を尽くす。ここで終わりじゃない、この先に笑顔があるはず、それを今つくるのだと。

なんの引き寄せか、大々的に事を進める前の段階で、本当に良いお話が先方から舞い込んできて、無事に引き渡しを終えたときには、ホッとしました。

腹を決めた途端に、最良のタイミングが訪れてくれる。それをしっかりと受け取り、出来ることを一生懸命にやる。

もしあのまま自分だけで強がっていたら？

現実を嘆くだけで、何も行動しなかったら？

回りが何とかしてくれたでしょうか。

私はわたしで、生きられたでしょうか？

子ども達の合格を素直に喜べたでしょうか？

息子の合格に際して、こんなにも思うところがあるとは！自分でもびっくりですが、まだまだ消化しきれていない感情があると思います。これからゆっくり味わっていきたいと思っています。

息子よ、まずは合格おめでとう。資格取得＆卒業を目指して戦いを続けよう。終わりは必ず来る（笑）

＊追記＊タイトルと写真は関係ありませ～ん！（笑）ウチのわんこは元気です。（わんこに終わりがきたと思った方がいらっしゃる！）紛らわしいタイトルでごめんなさーい！

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