ぬか床観察日記
今日も暑いですね。
こんな暑いなか、ひとつだけ楽しみにしていることがあって、それが「ぬかどこ」
先日もぬか床を混ぜ混ぜしながら、あー、わたしが小学生だったら夏休みの自由研究は「ぬか床」をテーマにしたいな~とまで思ってしまったのです。
まだ仕込み始めのざらっとした感じだったぬか床が、あるときサラッとなめらかになり匂いもいい感じになってきて、いま一番いい感じじゃない?!とひとりでワクワクしてしまうのでした。
そんな時に限って、まだ食べていないぬか漬けがたくさんあって、いま漬けちゃうと余っちゃうんだよな~とか考えて、混ぜるだけで終わってしまうことも。
いま家にあるキュウリを漬けたら、明日仕事から帰ってくる頃には漬かりすぎになるから蕪を漬けようかとか計算しながら漬けるのは楽しい&そして美味しい。最高じゃないか!!
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ここ数年まいとし味噌をつくっていたのですが、今年はいろいろとあって仕込みができず、味噌用の甕がひとつあまっていました。
夏といえば、ぬか漬け
けど買ってくると高いよね~、ということで今年はその甕をつかってぬか床をつくりました。
これまでもなんどかチャレンジしたことのある「わがやの『ぬか漬け』」
すでにぬか床はできあがっていて、ジップロックみたいな袋にはいってるのをあけて、そこに野菜をつっこんで冷蔵庫へポン。
そういうのをなんどか使ったことはありました。
最初のうちは良いのですが、だんだんと野菜からでてくる水でぬか床がゆるくなり、追いぬか?っていうのかな追加であらたな「ぬか」を足したり塩を足したりするものの、いまいち美味しくできなくてだんだんと手入れしなくなり最後には「ごめんなさい」してしまって挫折するパターン、をなんどか繰り返してきました。
そうなってしまう理由は
まぜるのがめんどくさい
まぜるときに冷たくて嫌だ
まぜるときにぬか床がこぼれるから嫌だ
ということ。
美味しいぬか漬けを食べたいという欲求よりも
混ぜたくない、のほうが買ってしまうので挫折するのです。
あとね、やっぱり冷蔵庫の大部分をあのぬか床ビニールが占領して、臭くなるのが嫌だったのです。
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陶器の甕(かめ)だと、それらは解消。
ぬか800gを使ってつくったぬか床は甕の半分くらいまでで、混ぜるときにこぼれることも滅多にないし、ぬか床は冷蔵庫にはいっていないからキンキンに冷えることもない。思い切り底の方から混ぜることもできるし、野菜を入れるのも余裕がある。
いや、、、ほんと甕でやって正解。
そんなこんなで、いまのところ
最低でも1日1回(24時間に1回)はまぜて、野菜が入っていないときも多いけどぬか床は毎日観察しています。
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で、最初のはなしに戻すと
これ、小学生だったら夏の自由研究に最高じゃん!と思ったのは
美味しいぬか漬けを食べるためには
■どんな気温で
■何時間くらいつけた時か
■何時間ごとに混ぜるのがいいのか
■塩とぬかの割合をどのくらいにするのがいいのか
■○時間後の色の変化
とか、無限にいろいろ試せるなぁと思ったから。
いまでもやってみても良いのだけれど。
でもなんていうか、大人になるとそれ以外にもやらなくちゃいけないことがあって…。。
小学生でぬか漬けの研究とか渋すぎるかな?
研究おわったら美味しくたべられるし
いいと思うんだけどな~。
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などと思いながら、今日もまたぬか床を混ぜてみます!
手がきれいになるというけど、ほんとかなぁ。
それを検証するためにも、いつも右手だけで混ぜてます(笑)