ん~~~のいのい!
この記事はSplathonのアドベントカレンダーVol2の22日目です。前日はいかずちさんの 2020秋アニメ話数単位ランキングです。
Noitaとは?
Noitaとはいわゆる風来のシレンなどに代表されるローグライク系の2Dアクションゲームです。ダンジョンに入るごとに地形が変わって1000回遊べるやつですね。
Steamの紹介文から引用すると「ピクセルベースの物理」、「自分だけの魔法」「進行に沿って生成される世界」ってのが推しポイントになっています。今回はNoitaの魅力を上記の3つのポイントから見ていこうと思います。
……というシナリオだけどあまりにも普通のレビューになったので没。ここからは私の独断と偏見に満ちたNoitaの魅力について語っていく。
ぼくのかんがえたさいきょうのまほうで自殺する
Noitaの特徴は何といっても自分だけの最強の魔法の杖を作れるところだ。
Noitaの魔法は「杖」と「スペル」の2つの要素から構成されている。
「杖」はスペルのスロット数をはじめ、同時詠唱数、マナの回復速度、リキャスト時間、最大マナ数、詠唱遅延時間といった様々なパラメータがある。道中で拾うのは勿論、1フロアごとに存在するお店で購入したり、迷宮のボスを倒したりすることで最強の一振りを探し出す。
「スペル」は「杖」にセットすることで魔法として唱えることが出来る。スペルごとに消費マナと幾つかのタイプ(攻撃魔法、補助魔法など)が存在し、バニラ(いわゆるMOD無しの環境)の時点でスペル数は100以上存在する。
そして「杖」にセットした「スペル」は左から順番に処理させていく。これによりスペルの組み合わせに至っては天文学的数字になる。
例えば
[攻撃アップ+15] [攻撃アップ+15] [同時詠唱x2] [ホーミング] [拡散] [ファイアボール] [電撃]
といった順に左からセットすると、攻撃力が30上がって敵をホーミングするファイアボールと電撃の魔法が拡散して飛んでいく、といった魔法が出来る。
これによって複数の魔法をチェインさせてれんぞくましたり、バフてんこ盛りの1撃をぶっぱするロマン砲を作ったり、一度に20を超える魔法を同時に発動することで瞬間的にPCの処理能力をオーバーフローさせる対PC破壊魔法を作ったりできる。
ところで、Noitaはローグライク系のゲームだ。つまりある意味では死ぬのが前提のゲームと言える。死ぬことこそがローグライクの醍醐味と言っていいだろう。
で、このゲームおよそ死因の2~3割は、
「おっしゃ!さいきょうのまほうができた!!ためしうちしよwww」→ 魔法が跳ね返る→自分に当たる→即死→「( ^ω^)・・・」
という自殺である(注:個人の感想です)。
つまりNoitaはぼくのかんがえたさいきょうのまほうで自殺するゲームである。(因みにすべての魔法が自傷ダメージがあるわけではないが、往々にして自傷ダメージある方が強い魔法だったりする)
イースターエッグを探せ…!
Noitaのクリア条件は全7層にわたる階層を地下へ地下へと潜っていき、最下層にいるボスを倒す、という至ってシンプルなモノだ。
が、Noitaの全マップの広さ、じつは全7層のエリアを1とした時、約4倍近くある。そう、メインの攻略に関係のないエリアがしこたま広いのだ。その馬鹿みたいに広いエリアに何があるとかと言うと、湖があったり、ピラミッドがあったり、謎の化石があったりする。
一見すると攻略には関係なさそうなオブジェクトだが、「いやこれ誰が気づくんだよwww」ってくらいイースターエッグが隠されている。というかメインの攻略ルート以外には大体何か秘密が隠されている。しかもノーヒントで。
幾つか例を挙げると、謎の化石の目の部分をxxでxxすとxxxxxxが現れたり、ピラミッドを越えさらに端に向かい、特定の場所から壁を掘り進めるとxxxxが見つかったり、それも超えてさらに端に向かうとxxxxxxxxにたどり着いたり、まともな方法ではたどり着けない遥か上空にはxxがあったり、xxをxxx状態で地上にあるxxでxを押すとxxxxxxが始まったり……。
かくいう私も途中からはこのイースターエッグをめぐるのがメインになってたりした。
それくらい様々な秘密がちりばめられた世界なのだ。
MODのちからを借りるのだ…!
じつはこのゲーム、バニラが一番難しい。
まずHPが自然回復しない。しかもいわゆるポーションのような回復アイテムも存在しない(ごく一部例外あり)。
存在する回復手段は階層ごとにあるショップでの全回復アイテム兼HP増加アイテムくらいしかない。
さらにいうとローグライクにありがちなLvアップ要素がない。つまりHPを増やす方法がほぼないのだ。
それでいて層を跨ぐごとに敵の攻撃は苛烈になっていく……。なんなら即死級のトラップなら最序盤からあったりする。ゲームの殺意が満ち満ちているのだ。
しかしそんなあなたに朗報がある。
Noitaは正式にMODに対応している。しかも公式が様々なAPIを公開しているためかなり多種多様なMODが提供されている。
MODのインストール方法もSteamワークショップに対応しているためボタンポチポチするだけで簡単にインストールできてしまう。
ここからは私が個人的にお勧めなMODを紹介していく。
階層ごとのお店の品揃えを増やすMOD
お店はバニラだと「杖」か「スペル」のどちらかしか売っていない。これを常に両方の品ぞろえにするMODだ。
ミニマップを表示するMOD
前章でも書いたがアホみたいに広いマップでは自分の位置を見失う。そんな探索者にうってつけのMODだ。
杖の編集をどこでもできるようにするMOD
杖の編集は基本は階層ごとのお店でしかできない。それをいつでもどこでも可能にするMODだ。
杖の合成が出来るようになるMOD
杖のスペックは本来拾ったものからアップグレードできない(一部例外あり)。これは複数の杖を合成し良いとこ取りした最強の杖を作れるMODだ
新たなスペルを50種類ほど追加するMOD
既存のスペルの亜種のようなものから、全くの新規スペルなど様々なスペルを追加するMODだ。
この記事を書いている時点でワークショップに公開されているMODの数は300以上。マイクラの工業MODのように別ゲーとなるような超大型MODや、見た目をVoiceroidに変化させるMODなど様々なMODが公開されている。
一度バニラでクリアした人も、バニラ環境難しすぎて挫折しそうな人も、ぜひMODを入れて楽しんでもらいたい。
おわりに
最後に個人的にNoitaで爆笑した動画を紹介して終わろうと思う。因みにNoitaのオイシイところてんこ盛りだ。
では、良いNoitaライフを。ん~~~のいのい!