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■『少数株主』非上場企業の株を相続した家族の争族の物語。
タイトルから期待した内容と少し異なり、
中小企業の株を相続した高齢家族と
現オーナー経営者との争族の話でした。
少数株主がいかに会社経営に関わり
会社を立て直していく、
血沸き肉躍る物語を期待していたのですが・・
それも、筆者が
少数株主との攻防を請け負っている
現役の弁護士さんだから。
とはいえ、株主の権限など
法律知識のお勉強にはなりました。
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・株式会社では3%以上の株を持っていれば、
いつでも株主総会の開催を請求できる
・臨時株主総会の開催はこの解任の訴えを
提議するための手続きの一環にすぎない
・定時株主総会への議題提案なら
3%も要らない。1%の株でよい
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読後感としては、ただでさえ、
遺産相続は、親族間の争いのタネとなり、
国などに相続税と称して
財産をもっていかれる悩みのタネなのに、
遺産が会社の株となると
公私混同甚だしい非上場の
中小企業が多いだけに
泥沼になりかねないという教訓。
僕もオーナー経営者なので、
背筋がヒヤッと。
あ。
そこまで資産が増えたら考えればいいことですね(笑)
すべては、日本の上司を元気にするために。
「前川孝雄のはたらく論」
https://ameblo.jp/feelworks-maekawa/entry-12648755411.html