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■『断絶の時代』50年前に「定年を待たず、40代から第二のキャリアを目指せ」と主張したドラッカー


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・あまりに多くの知識労働者が、たとえ仕事に満足していても、
中年の初めには飽きてくる。定年のはるか前に、
興奮、意欲、情熱を失う。

学校教育は延長されたが、それでもまだ
労働寿命は長すぎる

・定年後はあっという間に呆ける

・ほとんどの知識労働者にとって、
65歳という年齢は最初の仕事から
引退する時期としては遅すぎる。
すでに20年前に仕事にありながらも
引退したも同然になっている。

年金を待つだけとなり、トップと部下の両方にとって
邪魔と面倒の種となっている。しかも鬱々としている。
定年後のマネープランは必要である。
しかし心理的な準備のほうはなかなかうまくいかない。

・組織のほうも、疲れて貢献のできなくなった人たちから
解放されなければならない。同時に、
一人ひとりの人間のほうも、定年という締切日とは関係なく、
再び生産的に働けるようにならなければならない。

したがってわれわれは、第二の仕事の卸売市場をつくる必要がある。

・知識労働者自身も自らの考えを変えなければならない。
45歳でやり直すことは恥ずかしいことではない。
案外簡単なことであることを知らなければならない。

しかも、第二の人生は仕事への不満や倦怠から
逃れるための酒や、火遊びや、精神分析医よりも
はるかに面白いはずである

・昨日を守る間違い、特に昨日にしがみつく
という危険な間違い

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ドラッカーがこの本を出したのが1969年だとか。

残念ながらグローバル化は進んだものの、
世界の調和は訪れていませんが、
それ以外は予測はピタリ。

2020年の今読んでも、
古さを感じさせず、示唆に富んだメッセージ満載です。

特に、
定年まで一つの仕事を続けるのではなく、
45歳前後で次の道を目指して学べという主張は
世界でトップの高齢社会の現代の日本に向けたものではないか
と思うくらい鋭い指摘です。

その慧眼にあらためて感服しました。

すべては、日本の上司を元気にするために。

備忘録は
「前川孝雄のはたらく論」
https://ameblo.jp/feelworks-maekawa/entry-12632511961.html

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