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母親を知らない私がアダルトチルドレンを作ってしまった責任

みなさん、こんにちは
ふぃーるです。
本日も宜しくお願いいたします。


先日、同居する娘と口論になりました。夫が亡くなるまでは上手く間をとり持ってくれていたので、さほど苦痛ではなかったんです。ですが、中継地点がなくなってからはいろんなことがダイレクトにやってきます。
もともと、夫のことは好きだったけど子供は苦手で、好きなことだけをしていたい私は、出産後もすぐに仕事復帰して家族の形はあるものの実態は父子家庭のようなものでした。
子供大好きの夫に完全に胡坐をかいていました。


私の母は、私が幼い時に他界しています。その経緯は前述のとおりです。


ここからは、身勝手な言い訳です。

私には、これといった母親像もなくて、テレビドラマで観るイメージくらいしかありません💦。親の役割を理解できていません。

そんな私を、分析してみました。

HSP同士の母娘。お互いの存在にも過敏になり、家の中なのに気を使ってしまう。関わり方が分からず悩む。
本当にそれは、HSPからだけなのか。
疑問が膨らむばかりでした。

聞く相手もいないので、ひたすら本を読みあさりました。

ある時、アダルトチルドレン という言葉にぶつかりました。


アダルト・チルドレンってなに?

     アダルト・チルドレンーテレビや雑誌などで近年よく聞かれるようになったこの言葉。
 言葉ばかりがひとり歩きをしていて、実際どんな人たちのことを指す言葉なのか、よくわからないという人も少なくないようです。
 また、”大人になりきれない大人”などという誤った認識をしてはいないでしょうか。
 他人との関係だけでなく家庭内の人間関係さえも希薄になっている昨今・・・・
 アダルト・チルドレンは、これからの家庭のありかたを考えるキーワードなのです。
●家庭内トラウマを持つ人々
 アダルト・チルドレン(Adult Children:以下AC)とは、子どものころに、家庭内トラウマ(心的外傷)によって傷つき、そしておとなになった人たちを指します。子どものころの家庭の経験をひきずり、現在生きる上で支障があると思われる人たちのことです。それは、親の期待に添うような生き方に縛られ、自分自身の感情を感じられなくなってしまった人、誰かのために生きることが生きがいになってしまった人、よい子を続けられない罪悪感や、居場所のない孤独感に苦しんでいる人々です。ACという言葉は、伝統的な精神医学や心理学の枠組みでの診断名ではありませんが、自分の育ってきた環境、親や家族との関係を振り返って自分自身を理解するための、1つのキーワードとしてとらえることができます。
 ACの概念は1970年代にアメリカで提唱され始めました。アルコール依存症の親をもつ子どもたち(COA:Children of Alcoholism)が大人になったとき「対人関係の問題」や「生きづらさ」に悩み苦しんでいる人が多くいることがわかってきたのです。「大人になったCOA」つまりACOA(Adult Children of Alcoholism)が注目されるようになりました。彼らの特徴は、相手の評価に過敏になり自分に自信がもてない/自分の存在価値を確認できず、酒・ドラッグ・仕事などに溺れてしまう/対人関係が上手くいかず、居場所のなさ、生きづらさを感じる/というものです。

アルコールやドラッグには無縁
ですが・・・・・・・・

●ACOAの特徴(ジャネット・ウオイテッツ)
1    自分の考えや行動が「これでいい」との確信が持てない
2    物事を最初から最後までやり遂げることが困難
3    本当のことをいったほうが楽なときでも嘘をつく
4    自分に情け容赦なく批判を下す
5    楽しむことがなかなかできない
6    まじめすぎる
7    親密な関係を持つことが大変難しい
8    自分には、コントロールできないと思われる変化に過剰反応する
9    常に、他人からの肯定や受け入れを求めている
10    自分は、人とは違うといつも感じている
11    常に責任をとりすぎるか、責任をとらなさすぎるかである
12    過剰に忠実である
13    衝動的である。他の行動が可能であると考えずに1つのことに自らを閉じ込める
     学陽書房1996「アダルト・チルドレンと家族」著/斉藤学より

●機能不全家族とAC
 親からの性的虐待や肉体的・言動的暴力、両親の不仲などによって、家庭が子どもにとってあるがままでいいという安心感のある居場所ではなくなってしまうような、子どもを育てる機能を果たさない家庭を「機能不全家族」といいます。また、たとえ外から見る限り健全な家庭でも、子どもに対し過剰に期待したり甘やかしたりする親や、仕事に依存する父親・夫に依存する母親なども、やはり「機能不全」ということになります。
 このような機能不全家族のなかで育った人にも、アルコール依存症者を親として育った人と同様の特徴が生じていることがわかり、ACOD(Adult Children of Dysfunction family)と呼ばれるようになりましたが、最近では両者を区別せず、まとめてACということが多くなっています。
 これらの家庭の子どもは、家庭を支えるために、例えば母親の愚痴の聞き役をしたり、幼い弟妹たちの親代わりになって面倒をみたりと、期待される役割を演じ「よい子」としてふるまいます。「よい子でない私は捨てられる」という思いからこのような行動パターンを身につけいき、自分の感情を素直に表現できなくなっていくのです。
 このような生き方は、子どもが機能不全家族のなかで適応するための方法なのですが、思春期以降に家から離れてひとりで生きるようになると、人間関係に行きづまってしまいます。自分がなんのために生きているのか分からなくなったり、緊張で疲れてしまいます。
 ●あるがままの自分をとりもどすために
 ACの回復にはさまざまなアプローチがありますが、まず安心できる場所や仲間が必要です。情報や知識を持つことも助けになります。自分の置かれた状況について知ること(ACの自覚)からはじまり、自己の過去に直面するなかで、いままで感じてこられなかった怒りや抑うつ感などの感情を表現し、新しい人間関係をつくれるようになっていきます。医者や専門家に相談したり、同じような悩みを持った人たちのグループに参加して語ることが、変化、成長への勇気づけになるでしょう。
 つまりACとは、病名や診断名ではなく、自分が傷つけられていた側であることに気づき、自分自身の生きにくさを理解することで、楽になれる人たちのことだといえます。
 自分がACであるという自覚をすることで、自分を責めることから解放され、この先の人生で新しい価値観を選択していくことで、人は変わることができるのです。
●共依存
ACは、アルコールやギャンブルに陥るケースが多くみられます。また「自分なしでは生きられないような無力な人物」の世話をすることに充実感を覚えることも多く、これを「共依存」といいます。
 元来、共依存とはアルコール依存症の夫とその妻との関係を指していましたが、アダルト・チルドレン同様、アルコール依存症だけでなく機能不全家族にみられる関係にも広げられています。この関係は一方が他方を支配し、他方は”支配の魅力”を提供することで一方を支配するという、「支配(コントロール)をめぐる闘争」が常に展開される関係です。
 このような人たちは「憎みながら離れられない」し、お互いに「軽蔑しながらも、相手がいないと寂しい」と感じてしまう、そんな人間関係を作ってしまうのです。



1)「とりあえずやる」ができない完璧主義者
 常に「正解」を親に決められてきたからか、自分で道を決めて踏み出したり合っているかわからない道に進んだりするのが苦手です。「完璧でなければ」という意識が邪魔をして、何もできないまま時間がたってしまうことが頻繁にあります。例えば「資格をとるべきかそうでないか」と考えすぎて何年もたつ、「明日の飲み会に参加すべきかしないべきか」を考えすぎて一日中悩んでしまうなどです。

(2)常に何かに追われている気がして、何も楽しめない
「息抜き」や「無条件に楽しむ」ことが苦手なのも、アダルトチルドレンの特徴のひとつです。とにかく常に頭の中に「タスクをこなさなければ」「こんな事をしていていいのか」と考えが巡っていて、メリハリをつけるのが苦手なのです。例えばせっかくの休日にも仕事の事が気がかりで遊びに没頭出来ず、過剰に仕事に精神をむしばまれてしまうことなどがあります。何もできずに一日が終わった日などは、自身を勝手に責めて立ち直れなくなることもあるでしょう。


(3)他人が気になるあまり、何も出来ない
 親の顔色をうかがって育ってきたからか、過剰に他人からの評価や顔色が気になることも「自分は他人と違うかも」と考えるきっかけになります。仕事中に過剰に周りの言動や行動が気になったり、大勢の前での発表の際に言いたい事が言えなかったりすることはありませんか?発言や行動に慎重になりすぎて空回りし、相手に理解されにくかったりすることや、自分の過去の発言に対して酷く後悔する事、悩みすぎて思うように行動ができないことも「生きづらさ」の特徴の一つです。

(4)本当の自分が何かわからない
 前述の「周りが気になる」「何かに追われている気がする」ことも相まって、自分の意思や感情が自分でもわからなくなる時があります。ただ、ある程度この状況に慣れてくると「何がしたいの?」「何が好きなの?」と聞かれた時に答えられるよう、とりあえず暫定的に自分の意見を決めておく傾向も増えてきます。

 しかしその「仮の気持ち・意見」を決めてしまうことにより、ますます心の底で自分が何を望んでいるかがよくわからなくなることも。すると、時によって考え方が変わり、自分が何を考えているのかがわからなくなってしまいます。例えば主体性・自己分析を求められる就活などでは、自分の考えや価値観を明確に判断出来ないため、非常に苦労する方もいるでしょう。

(5)過剰な自己嫌悪を繰り返す
“自分への期待度が高いわりに何もできていない”、と自己嫌悪に陥る頻度が非常に高いことも、特徴のひとつと言えるかもしれません。悩んでも仕方ないことでも、思うようにいかなかったことや頑張れなかったことについて考え始めると、いつまでも悩み続けてしまう傾向があります。

 例えば、事前に立てた一日のスケジュールが遂行できなかった場合、翌日以降のスケジュールを夜通し立て直してしまうことなども。他には「自分はこうなれるはずだ」と高い目標を立てたものの、すぐに現実との差に気付いて落ち込むことも。ある意味、自身を過大評価しすぎていて、無駄に落ち込んでしまっているとも言えるでしょう。

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