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本日天気晴朗ナレドモ波高シ。「坂の上の雲」

大河ドラマ「光る君へ」がラスト1話となり早くもロス気味な私だが、並行して見ている「坂の上の雲」がまだしばらく続くのが救いだ。

このドラマは、2009年から足掛け3年に渡り放送された本篇の再放送なのだが、映像化にあたり一大プロジェクトが組まれたというだけあって、超大作映画のようなスケール感がある。

実在の登場人物の風貌に近い人を起用したというキャスティングは、大河ドラマでもこうは揃えれまいと思える大物俳優ばかり。
個人的には広瀬役の藤本隆宏さん(元オリンピック競泳選手)の引き締まった演技(と肉体)に改めて惚れ直している。

というのも、初回放送が始まった頃の私はまだ新婚で、第2部あたりまでは熱心に見ていたものの、後半は育休明けや引越しでテレビどころではなくなっていた。
これから放送される第3部の日露戦争編は未視聴なので、広瀬の戦死を藤本さんはどんな風に演じるのか?そして日本海海戦での秋山真之の名言、「本日天気晴朗ナレドモ波高シ」はどんな風に描かれるのかと、今からドキドキしている。

また、日清・日露戦争が舞台のこのドラマはトラにとっても面白いようで、時々「義和団事件!」とか「日清講和条約!」などと叫びながら結構真剣に見ている。
つい先日の公開模試では、ちょうど日清戦争から日露戦争までの並べ替え問題が出たそうで、ドラマに助けられたと言っていた。

ちなみにこのドラマに登場する秋山兄弟、正岡子規、高浜虚子、河東碧梧桐らは共に松山藩出身で、幼少期からのガキ大将仲間。
薩摩藩や長州藩などもそうだが、明治時代の歴史的人物を数多く輩出する藩があるのは、殿様が立派だったり持って生まれた素養もあるだろうが、何より意識の高い若者を集めた藩校教育の賜物ではないかと思っている。

私は、トラがちょうど受験ということもあり、劇中の登場人物らの逞しさや気概に触れるたび、成長期の教育と環境って大事なんだな、ならば高校選びは多少遠くともやる気のある子らが集まる学校がいいのかな…などと今さらながらに考えさせられてしまうのである。


◆ぜひ一度訪れてみたい坂の上の雲ミュージアム。

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