内多勝康著(2022)『53歳の新人 NHKアナウンサーだった僕の転職』新潮社
思いは実るものなのかも
定年退職年齢は、普通は60歳、ここ最近は65歳のところも多くなっていました。わたしの場合は57歳定年退職となり、11月には誕生日を迎えるために、それまでには何らかの未来を選択しておかなければならないと思い、色々と起業や転職の本を読んだりしています。
本書はNHKの花形アナウンサーが50歳を過ぎて、ケアハウスマネージャーへと転職するまでの過程と、転職への経緯、そして転職後の活動に関して、御自身の考えや思いを含めて語られています。
面白いのは、今でこそアナウンサーは狭き門だと思うのですが、意外にも第一希望ではなかったという点は面白いと感じました。
個人的には、本書にアナウンサー時代の年収と、現在の年収の差等が書いてないのかと思い、アマゾンのkindleでポチっと購入しましたが、そこのところは、年収が下がったという短いあっさりとした言葉で、具体的なところは記載されてませんでした…
ケアハウスマネージャーも大変なお仕事ですが、それを苦にせず進まれていて、御自身が成長されている実感を持てるって素晴らしいことだと思いました。
また、NHK時代の仕事も、現在のお仕事にプラスに働いているようで、転職で全く違う分野の仕事ではあるけれど、経験が生かされているようにも感じました。
その点では、人間というものは、最終的に収まるところに収まっていくものなのかも知れないと感じる、そんな印象を読後に感じた次第です。
今後も頑張ってほしいですね。