インプロショー付きチームビルディング研修|第一三共株式会社様
株式会社フィアレスでは、第一三共株式会社様にてインプロショー(発表会)付きのインプロ研修を実施いたしました。
インプロショーとは、お客さんを招いてインプロのシーンやゲームにトライしている様子を披露する、いわば本番です。
では、どうしてショーを研修で実施しようと思ったのか、実際の様子はどうだったのかなどをお伝えします。
インプロ研修は3度目の実施
今回実施したのは、過去に2回インプロ研修に参加いただいているプロジェクトメンバーの皆様です。中には初めて参加される方もいらっしゃいましたが、なんとなくどんな雰囲気で行われていくのか、どうやって学んでいくのかをご理解いただいていました。
また、過去の研修では、提示されたワークに対して前のめりで参加していただきましたし、体験したことが自分にとってどうだったのかどんどん口にしてくださり、皆様の中で学びを深めていただきました。
▼過去の研修内容はこちら
皆様の様子を私たちもイメージできていたので、今回はさらにチャレンジングなことに飛び込んでいただくことができるのではないか。その方が皆様にとって大きな学びや体験につながるのではないか。
そう思い、今回の形をご提案しました。
プロジェクト開始3年目!
人数も増え、さらにいいチームを目指したい
今回実施したのは、業務のプロセス改善から組織文化変革までを進めているプロジェクトメンバーの皆様。
昨年研修を実施した頃は、プロジェクトが始まって時間も経っておらず、さまざまな場面ですれ違いや混乱もあったようです。しかし、今は少しずついい形になってきているとのこと。
ここからさらにチームワークを高めていきたい、ということでお声かけいただきました。
さらにいいチームとは?
具体的には、
・必要な時は既存の枠をどんどん越えていける
・決められたことではなく今必要なことを考えて実施できる
・チームで一つになること
を文化として根付かせていきたいとのことでした。
インプロは、まさしく「台本」という決められたことがない中で、でやりたいことや必要なことをキャッチしてやってみることが大切になってきます。さらに、仲間は自分が言ったことを無下にしない、自分のために助けに来てくれるというお互いを信頼する気持ちがないと、決まりのない中でアイデアを出し合って進むことはできません。
今回第一三共様が求めていることが、まさしくインプロで大切なことそのものだなと感じました。だからこそ、必要以上にわかりやすく整えることなく、できるだけシンプルにインプロを体験してもらうことが、結果的に皆様にとっていいものになるだろうと感じました。
研修当日の様子
まずはウォーミングアップと、インプロで大事なことを確認から
ショーの前に、まずはインプロを一緒にやってみます。その中で大切なことを体験してみました。
コミュニケーションやチームでの活動に大切なことがたくさんあるように、インプロにも大切なことがたくさんあります。なので1回の研修に関して大きな目標を一つ作ります。今回は「困っていたら助ける」にしました。
普段関わりが多くないインプロ・演劇をやってみて、困る瞬間がたくさんあると思います。そんな時、仲間が「とりあえず助けよう!」と飛び込んでくれたら安心しますし、結果的にどんどんチャレンジもしやすくなります。
インプロワーク:I’m a good improviserを実践
実際にやってみたあと、
・「困っているな」と思ったけど入れなかった人
・「困ってる」と思ったけど入ってもらえなかった人
を聞いてみると、それぞれ半分くらいの人が手を上げてくれました。
感想では、
「困ってるなと思ったけど自分にアイデアがなかったから入れなかった」
「なかなか勇気が出なかった」
「そもそも困っているのがわからなかった」
などが出てきました。
・困っていたら助けた方がいい、とわかっていることと、
・困っていたら助けたい、と思っていることと、
・実際に助けに入れることとは、
大きな隔たりがあります。
その壁があることを体験してもらえたこと、そして時には越えてくれる瞬間があったことがとてもよかったなと感じています。
いよいよインプロショーを実施!
いろんな体験をしてもらったあとは、いよいよショーをやってみました。
参加者が21名いたので、10名程度ずつ前後半に分かれ、MCやBGMもつけながらやってみます。反対のチームはお客さんとして盛り上げてもらいました。
研修の前半で実施したゲームだけでなく、ショーの中で初めてやり方を説明してやってもらうゲームをやってもらったり、10人の中から2人だけ出てきてシーンを始めたりと、チャレンジングな体験をしてもらいました!
こうして大歓声の中、初めてのインプロショーが終了しました!
この時間に価値がある
インプロワークショップとショーを実施し、たくさんの笑声とその人の意外な瞬間、一歩チャレンジした瞬間が見えました。
「困ったら助けるのには勇気がいるよね」という、体験からの、だけどわかりやすい学びにももちろん価値があります。
しかし、それよりも何よりも、仲間がチャレンジした瞬間も二の足を踏んだ時間も、心許して笑い合ったという事実が尊いと感じます。
・最初不安そうだった人が、とびきりの笑顔で笑っている姿。
・一見おとなしそうな人が、大きな声で歌い出した瞬間。
・あまり動じなそうな人が、困ったよ〜と表現する姿。
これをチームみんなで目撃したことで、今後業務の中で会った時「この人結構面白いひとなんだよな」と思いながら会話できるかもしれません。意見がぶつかった時、「あの人もあんな一面があるんだよな」と思い出すきっかけになるかもしれません。「このチームでいると楽しいんだよな」と思いながら毎日を過ごすことができるかもしれません。
毎日を楽しく過ごした方が、楽しい。
言葉にするとあまりにも滑稽ですが、そんな滑稽で当たり前のことを、本気で作り出していきたいんだと思ってこの事業をやっています。
楽しい方がやる気がでるし、楽しい方がクリエイティブになれるし、楽しい方がいいものができるし、楽しい方が楽しい。この事実を心から信じられる人でいっぱいの日本にするため、いろんな企業さんと力を合わせてこれからも進んでいきます!
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ミッション
「即興と表現の力で、生きるを面白くする」