体調不良は自己責任?
年に一度、必ずと言っていいほど熱発する。
まさに今、私はそうなのだ。
昨夜から38度超えの熱と酷い下痢、全身の倦怠感等々。
すでに発熱外来を受診し、PCR検査も無事に陰性であった。
原因が何かは、いつも結局分からない。
さて、社会生活においてしばしば聞く「体調不良は自己責任」。
この言葉がどうにも腑に落ちない。
どうかすると、学校生活での部活動でもそう言う大人がいるかもしれない。
もちろん、「体調を自己管理」する事は大事だ。
だがしかし、人間の体調なんてそもそも、100%完璧な管理ができるものなのだろうか。
例えばしっかり食べてしっかり寝て、程よく運動していれば、「絶対に体調を崩す事はあり得ない」のか?
きっとそうではないだろう。
コロナにしてもそうだ。
どんなに気をつけていても、感染する時はするのだ。
「体調不良は自己責任」
この言葉が文字通り、「体調を崩すこと自体は自分自身の問題である」というのであれば、それでいい。
だが、この言葉が使われる時、たいていが
「体調を崩した事を責められる」
「そもそも体調を崩すな」と脅される時ではないか。
機械やAIだって不具合を起こすのだ。
生身の人間が体調を崩して何が悪いのか?
体調を崩せば仕事も出来ない。
仕事ができない状態なら、一旦休んで回復を待つしかない。
そんな当たり前の事を、遠回しに非難する言葉
「体調不良は自己管理」
この言葉が私は大嫌いだ。