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【ドイツ語】 滝の轟音とマイナスイオンを浴びる(ドイツひとり旅)#552

画像引用:Triberg – Deutschlands höchste Wasserfälle (dreiwelten-tipps.de)

※ 音声はコチラ↓ 

Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。


昨日から喉に痛みと腫れがあり、お聞き苦しいところがあると思いますが、ご容赦願います。


stand.fm の音声を聞きながら note でのスペルや書き起こしを見ていただくと効果的です。


昨日の第551回では、白いモミの木で建てられた「黒い森の家」のホテルを予約していたのですが、向かう途中の電車が大幅に遅れました。予定の到着時間に間に合いそうにないため、ホテルへ電話し「到着が遅くなりそうなのですが、予約はそのままにしておいてくださいますか。」と伝えました。


1.場面説明

黒い森の中にある町 Triberg へ滝を見にいく

今日は黒い森の中にある町 Triberg へ来ました。ここにはドイツで最も高い滝へ行く入口があります。黒い森のなかを歩いていくのですが、モデルコースがいくつか用意されています。整備された遊歩道を歩いて滝の最上部まで行く45分コースを選んで進んでいくと、左右の分かれ道のところで案内板がありました。左右の矢印とともに何か書いてあります。

2.使えるドイツ語表現

そこで今日の表現です。どのような意味推測しながら発音しましょう。

(左向きの矢印とともに)Bequemer Aufgang
(右向きの矢印とともに)Steiler Aufgang

3.単語の説明

bequem は「快適な、楽な、安易な」という意味の形容詞です。

steil は「険しい、急勾配の、急斜面の」という意味の形容詞です。

Aufgang は「のぼり道」という意味の男性名詞です。


今日の表現を日本語で表すと次のようになります。

(左は)楽なのぼり道
(右は)急なのぼり道

どちらか選べるわけですね。

4.文法の復習

前に冠詞類がない場合の形容詞の格変化について

今日の表現の bequemsteil は名詞 Aufgang の前に置かれて Aufgang を修飾しています。

このとき形容詞の格変化により bequemsteil には格変化語尾がつきますが、形容詞の前に冠詞類がない場合、つまり形容詞+名詞の場合、強語尾となります。

Aufgang が男性名詞、単数であり、1格(主格)で使われているため、形容詞 bequemsteil もそれに対応する形で bequemer や steiler となっているわけです。

第336回でまとめていますので復習に使ってください。

5.背景知識

黒い森の町 Triberg とドイツで最も高い滝 

Triberg は黒い森中央南部、標高600~1038メートルに位置し、ヨーロッパで最も美しい山岳鉄道のひとつ、黒い森鉄道がこの町を走ってます。

Schwarzwald で、これほど深く切り立った谷に位置する町は他にほとんどありません。Triberg 中心部の建物は、鉄道駅が海抜約600メートル、ユースホステルが海抜約850メートルというように、標高差約250メートルに広がっています。

滝の入口には券売所と看板があり Deutschlands höchste Wasserfälle と書かれています。「ドイツで最も高い滝」という意味です。

Wasserfälle は 「滝」という意味の男性名詞 Wasserfall の複数形です。
ここの滝は3段と7段の2つのグループに分かれており1本の滝ではないため複数形になっています。

https://de.wikipedia.org/wiki/Triberger_Wasserf%C3%A4lle

落差163メートルを誇る変化に富んだ滝は、雪解け後の春が一番迫力がありおすすめなのですが、冬は冬で氷結した滝が格別です。

もちろん暑い夏はこのうえない清涼感に包まれるでしょう。たくさんのリスが横切っていく道を森林浴しながら歩き、滝の流れる音を聞きながらマイナスイオンを思い切り浴びれば、心身ともにリラックスできます。

https://de.wikipedia.org/wiki/Triberger_Wasserf%C3%A4lle

いかがでしたか?
ご感想やコメントを楽しみにしています。

それでは、また明日。
Bis morgen.
Tschüs!

【参考HP】

Triberg im Schwarzwald – Wikipedia

Triberger Wasserfälle – Wikipedia


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