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ふたりのおうちと、おもいでのおうち。
わかっちゃいたというか
わかってなかったけど別に驚きもしない流れで
今度はタミオ君の豆腐がメンタルになりました。
逆!
昨日仕事が終わった恋人タミオ君から
いつもとは様子が異なるLINEが届いた。
朝起きた時
ふとした時
御子ちゃんが傍にいないのがとても寂しく感じる
今の御子ちゃんの部屋は御子ちゃんとのたくさんの思い出が詰まった場所だから、もうすぐそこに居られなくなってしまうと思うととても寂しく感じる
新しい部屋はとても楽しみなんだけど不安もある
早く一緒に暮したい筈なのに今の現状が心地良いからこのままってのもあったけど…今は御子ちゃんと一緒にいられる時間が増えるのが待ち遠しい
家に帰ったら御子ちゃんがいて夜寝る時も朝起きた時も仕事に行く時も…
そんな未来がもうすぐ来るんだなぁ
愛してるよ。
思わず『どうしたんだ』って返した。
御子ちゃんが一人で退居する日を決めてしまってたことが、
帰る場所がなくなってしまった気がして、悲しかった。
一人で決めないでほしかった。
でももう後戻りできなくて前に進むしかないんだなとも思った。
御子ちゃんが俺に愛想が尽きてしまわないか時々不安になって本当に俺でいいのか御子ちゃんを幸せにできるのかって考えてしまう
最近御子ちゃんを悲しませてしまうことが多い気がして、とても申し訳なく不甲斐なく思ってる
こんな俺だけど俺は御子ちゃんと一生一緒にいたいと思ってる
改めてこれからも末永くよろしくお願いします
今住んでいるマンションの契約がちょうど12月で更新だったので、更新料を払わなくて済むタイミングで引き払おうと思っていることは話していたものの、実際の退去日は私が管理会社とのやり取りで単独で決定したもの。
確かに報告した時に驚いていたのは覚えてるけど
まさかそんなことを考えているとは、思いもしなかった。
いや私の家やん。
って正直思わなくもなかったけれど
冷静にお風呂で考えたら
私はずっと自分の家にタミオ君を呼んでいるつもりだった。(実際そうなんだけど)だからこそ、いつも来てもらうことに申し訳ない気持ちがあったり、できるだけタミオ君の仕事や身体に支障のないように気遣っていたし
後にも先にも、私からタミオ君に来てほしいと頼んだことは
冒頭に貼り付けた記事に綴った、記念日翌日の夜だけだ。
タミオ君はこれまでにも私の家で
『もう自分の家のつもりでいる』とか、『実家よりも落ち着く(だからすぐ寝ちゃう)』等と口走ったりしていた。
私が思っている以上に
タミオ君にとっては今のマンションが【二人のおうち】だったのかもしれないな。
お風呂の中で思い返したその気持ちと一緒に
私の想いも伝えておいた。
私は後戻りするつもりはないし、もう充分待ったと思ってる。
二人の思い出が詰まったこの家を離れるのはもちろん寂しい気持ちもあるけど、私は楽しみの方が大きいかな。
不安はゼロじゃないけど、タミオ君となら何か起きてもちゃんと話し合って想い合って平和に暮らしていけると思ってる。とりあえずやってみないとわからんよね!
帰る場所は変わるだけで、なくなるわけじゃないよ。これからは新しいお家でタミオ君が帰ってくるのを待ってるからね。
私は記念日リベンジナイトにより完全にメンタルが復活していたため、自分でも不思議なぐらいスルスルとプラス思考な言葉が並んだ。
私が些細なタミオ君の一言に寂しさを覚えたように、タミオ君にも私の言動で悲しみを振りかけてしまうこともあるわけで
そんなもの一緒にいれば日々お互い様なんである。
その都度、自分の気持ちを素直に伝えるとか
相手の気持ちに寄り添って考えるとか
これから一緒にいることが当たり前になっても、続けていこうって約束した。
どんな形でもどんなに時間差でもどんな内容でも
私はタミオ君の気持ちがちゃんと聞けるのが嬉しいよ。
不安はゼロじゃない とは言ったものの
私はタミオ君自体に対してだったり、環境の変化に伴う自分の心身については実はほとんど心配していない。
環境がガラリと変わるのはタミオ君の方であって
会社への行き来も含めて、今よりは確実に負荷がかかるとは思う。
実際に共同生活が始まって、心も体も疲れてしまうかもしれないのはタミオ君の方だろうな と思っているからこそ 私に不安があるとしたらそこだけ。
時間やお金が自由に使えない生活なんて実家暮らしの時からずっと変わらないし、一人暮らしになってもその癖は抜けなかった。
何なら一人じゃなくなることにより、家族(親)からの拘束が減ると思うとどんな風に距離感が変化するのか楽しみだったりもする。
タミオ君が実家でどれだけ親に世話を焼かれているのか細かいことはわからない。今でも家事は十分手伝ってくれるし(無理してるかもしれんけど)やり方が気に入らないとか足りないとか、思ったことがない。
やってくれること自体がありがたいと思えている今だからこそ、細かいことが気にならないのかもしれないし
いつまで自分がそんな気持ちでいられるのかも結局のところは実際一緒に住んでみないとわからない。
要するに、考え出したらキリがない。
不安要素なんて探せばいくらでも出てくるだろうし、それが結果的に取り越し苦労になるのか 予想的中になるのか もわからない。
どっちに転んだって大丈夫だな って
私はどこかで腹を括っているというか、変に自信があるというか、その自信に根拠があるのかと言われたら ないような気もする。
それでも一緒に暮らす想像が割とリアルにできていて、そこに不安や心配がほとんどなくて、決して ウキウキワクワク楽しみ!キャー!ってわけじゃなくても ぼんやりと安心して【ふたりのおうち】に引っ越しができる というこの事実が
これまでの1年間、タミオ君がちゃんと私に向き合ってくれて、大切にしてくれて、たくさんお互いの想いを伝え合ってこれた証拠だな とは思っている。
籍を入れるかどうかは、結局まだ決めていない。
親同士のご対面を、新居への招待という形で執行するのかどうかも、結局まだ決まっていない。
予約した冷蔵庫や洗濯機がちゃんと部屋の間取りを通り抜けられるのかどうか、事前に準備しておくものだったり、それまでにやらなきゃいけない手続きだったり、なんだか細かいいろんなことで時間を取られてしまって
お互いの両親にちゃんとご挨拶に行けてないことも気になっている。
ここまでお部屋探しに手こずってしまった要因は
我が家の方位学信仰が大半を占めているし
籍を入れる必要性に駆られていないのも
我々が子供を持たない選択をしたからで
子供を持たない選択をした理由は
すべて私の心と体にあって、タミオ君はそれを受け入れてくれただけ。
タミオ君のご両親は
私にわざわざそのことを報告しに来るような負担をかけさせるな、とタミオ君に伝えてくれているけれど
もし、引っ越しを機に籍を入れることになった場合には
子孫を残せないことが決まっている以上
少なからず「それでも受け入れてくださってありがとうございます」という気持ちは
あくまでも謝罪ではなく、感謝の気持ち として
私の口から伝えたいと思っている。
結婚か。
結婚するのかな。