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全く人気がない高級魚カンパチのリブランディングを本気で考えてみた。

こんにちは!SHUHEIです!
今日は鹿児島を旅しながら名物のカンパチをリブランディングするアイデアを考えました!
それではどうぞ


鹿児島のカンパチ漬け丼を食べたときの衝撃は、忘れられない。
濃厚な脂の甘さと、ブリより軽やかであっさりした後味。さらに、口の中でコリコリとした食感が心地よい。
「え、こんなにうまいのに、なんでブリやサーモンに負けてるの?」と思わず首をかしげた。

調べれば調べるほど、カンパチの不遇さが浮き彫りになる。生産量は日本一なのに、知名度は魚界の三軍レベル。
スーパーで「ブリの切り身」は見かけても、「カンパチの切り身」を見た記憶がある人は少ないだろう。

こうした現状を打破するために、カンパチを「ただの魚」から脱却させ、新たなブランドイメージを構築するPR戦略が必要だと痛感した。
そこで提案したいのが、カンパチの**“アイデンティティの再定義”**である。

神八(カンパチ)――名前から高級魚の風格を


まず最初に着手すべきは、名前だ。

「カンパチ」という名前は、響きが軽すぎる。
魚らしさはあるが、言葉から感じられるのは親しみやすさであり、威厳や高級感には程遠い。
対して「ブリ」はシンプルで覚えやすいし、「サーモン」には外国語ならではの洒落た響きがある。

そこで提案するのが、**「神八(かんぱち)」**という名前への変更だ。

• 「神」――高級感、特別感、唯一無二の存在であることを強調。

• 「八」――末広がりの縁起の良さをアピール(和食文化にもマッチ)。

この名前が浸透すれば、誰もが「神八=高級魚」というイメージを自然と抱くようになる。
例えば、「神八漬け丼」や「神八しゃぶしゃぶ」といったメニュー名だけで、「これはただのカンパチじゃないぞ」と思わせる力を持つ。

カンパチ(神八) vs ブリ・サーモン――圧倒的な差別化


カンパチは、ブリやサーモンにない独自の魅力を持っている。
しかし、それがほとんど知られていないのが現状だ。

ここでは、カンパチの特徴をブリやサーモンと比較しながら整理し、圧倒的に差別化するPRポイントを挙げたい。

1. カンパチの脂:濃厚だけどあっさり

• ブリ: 脂が重たく、食べ応えがあるが、何切れも食べると少し胃にくる。
• サーモン: 脂がとろけるような甘さが特徴だが、人によっては生臭さを感じることも。
• カンパチ: 脂は濃厚だが、あっさりしているのでいくらでも食べられる。魚特有のしつこさがない。

脂の質が良く、上品な甘さを持つカンパチは、年齢層を問わず楽しめる万能な魚だ。

2. 食感:コリコリとした歯応え

• ブリ: 柔らかく、口の中でほろほろと崩れる。
• サーモン: 滑らかな舌触りと脂のとろける感覚が特徴。
• カンパチ: コリコリとした歯応えがあり、刺身として食べると満足感が高い。

食感の良さを強調すれば、「ただ美味しい」だけでなく、食べる楽しさをアピールできる。

3. イメージ:上品で洗練された高級魚


カンパチが「ブリやサーモンよりも高級魚である」という事実をPRするのは重要だ。
スーパーや飲食店で「神八」という名前を使い、あえて高級感を押し出すことで、「特別な魚」という印象を植え付けるべきだ。

鹿児島の「神八」観光名物化計画


カンパチ(神八)を観光資源として活用するには、鹿児島ならではの料理や食べ方を大々的に打ち出す必要がある。
以下のメニューを基軸に、観光客が「神八を食べに鹿児島へ行こう」と思うような戦略を考えたい。

1. 神八しゃぶしゃぶ


薄切りの神八を出汁にくぐらせ、あっさりとしたポン酢や濃厚なごまだれでいただく。
福岡のもつ鍋に匹敵する「ご当地鍋料理」として全国区を狙える。

2. 神八茶漬け


観光客が気軽に楽しめる定番メニュー。
タレにひと工夫し、鹿児島の地酒や特産の調味料を使うことで、唯一無二の味を演出する。

イメージは福岡の鯛茶漬け。

漬けにしたカンパチをご飯に乗せて漬け丼に。

漬けと海苔とわさびに、出汁を注いでお茶漬けに。
間違いなく美味い!



3. 神八寿司コース


刺身だけでなく、炙り寿司や巻物、握り寿司など、フルコースで神八を堪能できる寿司屋を展開。
高級感を前面に押し出し、観光客の財布を狙う。

4. 神八カルパッチョ


和洋折衷のアプローチとして、神八を薄切りにしてオリーブオイルやレモンで仕上げたカルパッチョ。
地元の芋焼酎とも相性抜群。

鹿児島から全国へ――神八プロジェクト始動


名前の変更、特徴の差別化、多彩なメニューの展開――これらを一体化させた「神八プロジェクト」を進めることで、カンパチは全国区のスター魚になる。
観光客が「鹿児島に行ったら神八を食べなきゃ」と思う未来は、決して夢物語ではない。

「カンパチ?なんか聞いたことあるかも」なんて曖昧な存在から、「神八?それ、超高級魚でしょ!」と瞬時に連想される存在へ。
鹿児島がその可能性を実現する日は、すぐそこまで来ている。

カンパチ――いや、神八よ。その日まで頑張って待っていてくれ。


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