なぜ追い越した選手を使わなきゃいけないのか?|FBaseマガジン#117
「ボールに対して、追い越した選手は使ってやれよ!」と言うコーチングを受けたり、耳にしたことはないでしょうか?
私はサッカーの現場に出る中でそういった体験をいくつかしてきました。自分が指導する子供たちにも同じようなコーチングをしたことがあるなと記憶してます。
それではなぜ?「追い越した選手を使ってやれ!」と言うコーチングを耳にするのでしょうか?またそういった指示、要求を指導者さんやチームメイトはするのでしょうか?
今回はそこを深ぼってみようと思います!
▪️まぁ使わなくてもいいんですけどね!笑
前提として、そういったコーチングをされても、結局はボールを持った選手が何を選ぶのかは自由であって、それがサッカー。追い越した選手を使ってあげるのも、使わずに他の選択をするのもボールを持った選手の自由。
しかし、追い越した選手を使ってあげることで生まれるメリット、追い越した選手を使わなかったことで生じるデメリットがあるよね!と言う話をしていければなと思います。
▪️追い越すアクションのメリット
追い越した選手を使ってあげることで相手のラインを越えられるメリットがあります。
サッカーはラインを超えていくスポーツでもあります。その話はまたの機会で詳しくしたいと思います。
ボールを持った選手は追い越すアクションを仲間がしてくれることで、局面で数的優位の状態でプレーできることになります。
2vs1の状態となれば対峙するディフェンダーは対応が難しくなり、突破出来る確率をグッとあげることが出来るはずです。
ボールを持った選手を追い越すアクションを加えることで、相手ラインを超えられる確率をグッと上げられるメリットがあります。
そしてもう一つは、相手の注目を集められることです。
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