【考察】新たなオプションになるのか?ペップ・シティのファイヤーフォーメーション-| FBase マガジン #35
2022/23 プレミアリーグ第4節
マンチェスター・シティ×クリスタル・パレス
マンチェスター・シティは前半クリスタル・パレスに2点のリードを許した。後半に入るとベルナルドのカットインシュートで1点を返すと、さらに得点を重ねるべく、新たな形を見せた。
その形とは
超攻撃的6トップファイヤーフォーメーション
この形はもしかしたらペップシティの新たな攻撃オプションになるのかもしれない!と思い考察してみようというのが今回のnoteの題材だ。
この新たなオプションに隠された狙いや効果.リスクなどを考えてみた。
・3-1-6ファイヤーフォーメーション
後半1点を返し、60分ペップが動き出した。
マフレズとカンセロにかえて投入されたのが、ギュンドアンとアルバレスだった。この交代の組み合わせを見るとすぐに違和感を感じた。
カンセロは左SB。しかし投入された2人は前の選手。それでは誰がSBをこなすのか?4バックから3バックにシステムチェンジ?それとも誰かが左SBを担うのか?
そんな想像を超える光景がピッチに広がっていた。
最終ラインには右からウォーカー、ストーンズ、ディアスの3バック。その前にロドリが立ち後方3-1の形を形成。そして前線には大雑把に言うと6トップのファイヤーフォーメーションだ。
この6トップファイヤーフォーメーションの大きな狙いはサイドからの大量クロス攻撃。その大量クロス攻撃に対して大量の人をかけて強引にゴールをこじ開ける狙いがあった。
また6トップということで非常にリスキーに思われるかもしれないが、後方で待ち受ける選手たちのキャラクターを踏まえるとリスクも考えられているように感じる。
それではこのファイヤーフォーメーションをもう少し細かく見ていこうと思う。
・加わったクロスを合わせる質と量
ペップシティを長らく見ている人からしてみれば、彼らは今までも攻撃が停滞したり、リードを許す状況になった時に、サイドからガンガンクロスを上げてゴールをこじ開けようとする場面は幾度となく見てきたはずだ。
それと今回のクロス攻撃は何が違うのか?
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