【サッカーが上手くなる?】CBの運ぶドリブルが与える効果とは?〜CBに求められる能力の話〜|FBase マガジン #1
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CBの運ぶドリブルって大切だよね!
現代サッカーにおいて、CBに求められる能力は多くなり、CBの役割は進化していっています。
デカくて強い、強靭さが求められるポジション。
それプラスα細かな動きが求められる俊敏性、速いアタッカーに対応するスピードも求められるようになってきました。
そして現代サッカーにおいてCBには守備だけではなく、攻撃の起点となる能力も求められるようになってきています。
世界トップレベルのCBは高い攻撃的要素も標準装備しているようになってきましたね。
CBのビルドアップ能力はチームに与える戦略や戦術に大きな影響を与えます。
その中でも今回は【CBの運ぶドリブル】に焦点を当てたいと思います。抜くドリブルではなく、運ぶドリブルです。
CBが運ぶドリブルが出来る事はチームに大きな効果をもたらしてくれます。現代CBには必要な能力の一つかもしれません。
CBが運ぶドリブルをできるどんな効果あるの?
先日行われた東京オリンピック2020!日本の活躍に胸を打たれるものも多かったですね!そこでスペイン代表のCBパウ・トーレス選手は非常にこの「運ぶドリブル」が非常に上手く、ずばずば相手を押し込む起点となっていましたね!
CBの運ぶドリブルを理解できればCBだけでなく、他のポジションの選手もサッカーが上手くなる!またサッカー観戦の見方も変わり、サッカーが一層楽しくなるはずです!
このnoteでは…
「CBの運ぶ」ことにフォーカスした内容になっています!
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それでは「CBが運べる」効果を理解し、よりサッカーの沼の世界へいきましょう!
CBの運ぶドリブルとは?
CBがボールを持ったらドリブルで持ち運ぶことを意味します。相手を抜くドリブルでもなく、その場でキープするドリブルではなく、ボールをスペースに、人に持ち運ぶドリブルです。
このプレーが出来るとチームに様々な効果を与えてくれます。後方からボールを繋いで攻め込む、ポゼッションを重視したチームにとってはその重要性は増します。
それでは次はアニメーションを使って解説したいと思います!
▼【CBの運ぶドリブル】が与える効果▼
①ボールを前進できる
単純な話かもしれませんか、CBから前にスペースがあり、ドリブルで持ち運べれば前進できます。
自陣の守るゴールから離れ、敵陣の狙うゴールに近づける事ができます。
ゴールを奪ってゴールを守ると言うサッカーの目的において極めて重要な事です。
前方にスペースがある時にボールを運ぶドリブルをする事で前進出来ます。相手のファーストプレスを剥がしてチーム全体を下げる効果にもなります。
後方からビルドアップを試みる多くのチームは、後方で相手のプレスに合わせて数的優位を作ります。
リスク軽減の為にも数的優位と配置的優位を用います。【CBの運ぶドリブル】が出来ると、後方で作った数的優位の効果を倍増させてくれます。
より相手はプレスがかからずに、困ってしまいます。
数的優位で安全かつ安定的にボールを動かします。
ボールを動かすことは、相手を動かして穴を空けるのが一つの狙いですね。
その空いた穴へ【CBの運ぶドリブル】で侵入して前進する事で、相手のファーストプレスを剥がす効果にもなります。
②味方に時間とスペースを与える
【CBの運ぶドリブル】によってボールを離す場所とタイミングを変える事ができます。
ボールを離す場所とタイミングを変えられるとCBからパスを受けた選手には時間とスペースが与えられます。
ドリブルで持ち運び相手の選手を釣り出してパスを出す。
自陣に引いてブロックを敷く相手にも味方に時間とスペースを与え、相手の陣形を崩す効果にも。
自陣に引いた相手を崩すのは中々難しい。
そこで【CBからの運ぶドリブル】をする事で相手の陣形を崩す事にもなるし、味方により有利な状況を与える事も出来る。
▼【CBの運ぶドリブル】を行う上での注意点▼
【CBの運ぶドリブル】は一見個人戦術だと思われるかもしれませんが、周りの選手の関わり方も非常に大事になってきます。
また、ただ前進するのではなく、運ぶドリブルをする方向も非常に大切になってきます。
この記事も合わせて読むとより理解が深まると思います!
①周りの選手の立ち位置も重要
CBが持ち運ぶドリブルをする時には、特にCBがドリブルで持ち運ぶスペースの周辺の選手の立ち位置は非常に重要になってきます。
サポートに仕方を間違ってしまえば窮屈になってしまい、自分たちの時間とスペースを消してしまう恐れもあります。
少し周りの選手のサポートを工夫するだけで、より前に前進出来る確率を上げられます。
「寄る」ではなく、「離れる」サポートをしてみるとどうでしょうか?
CBがボールを持ち運ぶドリブル行ってきたら、周りのサポートが「離れる」。
そうすると相手の守備の基準(誰がいつどこに、誰をマークすればいいの?スペース埋めればいいの?)はより混乱します。
ドリブルに釣り出されれば離れた味方にパスを出す。
これが出来るだけで、相手の陣形は崩れ、味方にもより良い状態でボールを渡す事にもなります。
②スペースに運ぶのか、人に向かって運ぶのか?
ここまで『スペース』にドリブルで持ち運ぶ事で、相手を釣り出して、相手の陣形を崩す事、味方により良い形でボールを渡す効果がある事を説明しましたが、最後は『スペース』ではなく、『人』に向かって運ぶドリブルの効果も説明していきます。
相手が全然前から来ない場合(全然ドリブルに釣り出されない)や、よりスペースが少ない時に、『人』(相手)に向かって近づいていくドリブルで打開できる一つの武器になります。
相手にワザと向かうドリブルをする。
自ら向かう事で局面2vs1の数的優位を作って相手を困らせる。
③運ぶドリブルで前進したCBが開けたスペースのケア
CBがドリブルで持ち運ぶことで最終ラインにぽっかりとスペースが開いてしまう恐れがある。なのでそのスペースを周りの選手が埋めることが重要だ!
ドリブルで持ち運んだCB以外のDFラインが中へ絞ったり、中盤の選手が落ちてスペースをケアする連動性も、「CBの運ぶドリブル」を実行する上で重要になる。たとえCBの運ぶドリブルが相手に取られても、ショートカウンターを発動されない周りの仲間の準備が出来ていれば、CBはより勇気を持って「運ぶドリブル」を実行できるはずだ!
おわり
CBに求められる能力はどんどん高くなり、進化していっていますね。
ただ守れる為だけの能力だけでなく、攻撃の起点にもなる能力も求められるようになってきました。
その一つが【CBからの運ぶドリブル】です。
これが出来るだけで、CBの攻撃的能力は上がり、チームに与える戦術も大きく変わっていきますね。
マンチェスターシティのCBは誰でも僕がみている中でこの能力は長けていますね。
マリノスにいたCBチアゴもですね、高校選手権で優勝した静岡学園のCBの選手たちも見せてくれましたね。
最後まで読んで頂きありがとうございます。読んでいただいた皆様に少しでも学びになり、サッカーのより深い楽しさが伝われば幸いです。
それではまた会いましょう。
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