夏のシェアエコノミーやらフェリーやらキャッシュレスやら その5 ~シェアサイクルかシェアモビリティか編~
五話に渡っての単なる旅行記も完結です。
阿蘇を走り抜ける
前回の続きでごわす。その5ではあるんだけど、旅行としてはその4とその5は旅の3日目なんすよ
熊本市内観光を終え、熊本駅まで路面電車でやってきたが、移動はもちろんクレカタッチでだ。熊本についた日は、熊本路面電車での最後の(?)Suica乗車を楽しんだので、帰りは今後の熊本市電の乗車方法で、って算段だ。
乗客はこれぞスーパーインバウンヨってくらいの大混雑。1両編成じゃあとても乗り切らない状態。低床の3両編成くらいちんちん電車で統一しないと、こりゃあ大変って感じ。
熊本からは、九州横断特急で阿蘇の宮地まで行き、そこから列車を乗り継いで大分を目指す。九州横断特急+各駅停車の旅である。
阿蘇を走るということは、震災の跡も見るということでもある。山を見た時に、新しい緑が多くの山肌で見ることができたが、かつて山崩れを起こしたのだろうと想像はできる。木の樹齢の差だ。
そんなこんなで列車はあっという間に阿蘇の中心地へ。ここでもインバウンヨパワーは全開でしたね。
宮地駅からはローカル列車に乗り換え。いかにもオールドジャパンな光景を走りぬけていくが、この光景に反応するのはジャパントラベラーのが多いかな?
豊後竹田駅でも更に乗り換えて、大分駅にやっとこさ到着である。
Onsen県のシェアサイクル
大分は、大分市と別府市が近接した主要都市だ。この両都市に共通するのが、さんふらわあの港ということである。そう、九州横断してきたのは、ここから帰るためだ。
大分~神戸航路と、別府~大阪航路。港こそ違えと似たような経路の2路線があるということは、それだけ物流が盛んということだろう。門司~大阪、神戸も何隻も出ており、また宮崎や鹿児島志布志からも関西を目指すフェリーが存在する。九州~関西はフェリーが物流の大動脈であることを強く実感できる状況だ。
今回は、新造船が就航した別府航路にて帰ることを選択。というわけで別府を更に目指したいところだが、大分駅周辺もちょっと見てみようってので途中下車。
大友宗麟にしろ、サンフランシスコザビエルにしろ、熊本の加藤清正のフォトジェニックぶりと比較したら極めて地味。まあ戦国キャラの人気度もあるしね。。。
てなことで駅前を見ていたが、ここから更に足を延ばすならば、もちろんあれが選択肢として出てくる。そう、シェアサイクルだ。
大分と別府では、Docomo系のシェアサイクルが展開されている。中心市街地も、かつての大友氏の城下町だったこともあり、それなりに観光地が点在している。
てなことで、シェアサイクルで観光を・・・って言いたいところだが、それは実施せず。何故かって?それは理由シンプルよ。
海産物が絶品だから、大分駅ナカで呑んじゃったんよね。仕方ないね♂
アルコール即堕ちするのはやむなしな位の美味な海産物なので、ここからは全て公共交通機関での観光となる。
Onsen県のシェアモビリティ
てなことで大分駅を後にして、別府へ。
途中駅を見ていると、この地域でもJR九州名物治安ポスターが貼られているのを確認出来る。乗り物に対するお金の感覚がどうなん?って心配になるが、まあ駅を合理化しすぎちゃうとねって・・・
そんなこんなで別府駅へ到着。大分最大の観光地だけあって、駅の宣伝も観光列車を推している
ということで、船の時間まで駅のあたりを散策をしようとしたら、、、とあるものを発見。
そう、LUUPだ。駅にポートが存在しているのである。
別府での展開については、プレスリリースを見るともう少し理解が進む。
別府駅を中心とした観光移動の手段としての展開だ。そのためなのか、複数ポート展開はせず、別府で1か所だけの貸し出しポイントとなっている。
観光利用を目的とした単ポイントLUUP展開は、秩父や佐野でも見られる。ポートを少し増やして面の展開をしている観光地となるともっと数は増えてくる。私が訪問した場所では、舞鶴でも観光LUUP展開があったのを確認している。今後、シェアサイクル観光以外にも、LUUP観光も有力な手段として普及していくのだろうかとは思う。
ちなみに、LUUPについてはヘルメットうんたら論争もあるが、単ポート貸し出しだとヘルメット準備も万端。まあそれ以外の議論ポイントはあるものの、課題の一つは潰しこみやすいということだろう・・・!?
フェリーとシェアサイクル
まあそんなこんなで時間を潰して、頃合いを見てフェリーターミナルへ。
フェリーターミナルは建て直しを実施しており、新しくてきれいだ。
さんふらわあターミナルに到着して周囲を見ていたら、あるものが、、、
おおいたシェアサイクルのポートが設置されていた。フェリーターミナルの横に設置されているのは、別府駅あたりからここまでチャリで来てフェリーに乗ることを想定しているのだろうか。または、朝別府港に着いたらここからシェアサイクルで目的地へ、を想定だろうか。港と中心部は離れていることが多いので、このような移動手段は一つの選択肢だろう。ただキャリーケースで旅行だと、シェアサイクルは流石にむぅーりぃーだろうけどね。
以前の旅行で思っていた、フェリーとシェアサイクルの連携。別府には存在していることがわかっただけでも大きな収穫だ。別府港が別府中心部の中にあるからこそだとは理解しつつも、条件が揃えばフェリーとシェアサイクルは連携が出来るという例だろう。
ということで九州旅行もこれにて終了。最後は新造船で〆ましょうかねって。
フェリー旅とインバウンド
てなことで、さんふらわあでGotoオーシャンだ。新しいだけあって、船内はとても豪華で素晴らしい。
きれいな船内を探索していたら出航の時間。いざ大海原へ
出港時の汽笛は別府中に響いてそうで、まさに地域の時報になっていそうでとてもいい感じである。
夜の瀬戸内の航海を経て、明け方の明石大橋を超えたらもう大阪だ。
という感じで、夏の旅行は終了。厳密には大阪の朝を観光してから自宅に戻った。大阪は、まあ圧巻よねって。スーパーインバウンヨシティですタイ。
去年の夏以来、シェアサイクルを用いた旅行に強い関心を持っているが、旅を重ねるごとに各地の事情を学ぶことができるし、また新たなシェアエコノミーとも出会えて非常に興味好奇心を刺激され続けている。気の向くままの旅行なので、各地の見どころを逃している事も多いが、まあ一期一会の旅ならそれもありよね。ってので、今後も気の向くまま旅を・・・