2019年にfavyが飲食業界に何を残したか?
こんにちは、favyのしげさんです。
10月にnoteを始めて15記事ぐらい投稿しましたが、自社のサービスについて触れたことがなかったので、この1年にリリースしたものからいくつかピックアップしてご紹介します。
これを機により多くの方がfavyという会社、サービスにご興味を持っていただけると幸いです。
favyとはどんな会社か?
まずはここからご説明します。
上記の通り「飲食店が簡単に潰れない世界を創る」をビジョンに掲げ、それを実現するためにデジタルマーケティングの専門家と外食産業の専門家が集まって出来た会社です。
事業の2本柱は「直営店の運営」と「飲食店専門のマーケティング事業」です。実際に飲食店を経営してビジネスモデルを検証し、そこで得た知見を商品化して飲食店様に提供する、という内容です。
一般消費者の方には「グルメサイト」として認知いただいているのではないかと思いますが、それは後者に該当する側面です。
こちらにも載っていますのでご興味ある方はぜひご覧ください。
簡単に言うと「飲食店経営をデジタルにアップデートする」みたいな感じです。
そんなfavyが今年、外食産業に向けてリリースしたサービスのうち、私が個人的に自慢したいものを3つご紹介したいと思います。完全に手前味噌ですみません(笑)
1.re:Dine GINZAのオープン
「シェフのためのコワーキングスペース」というコンセプトで、今年の1月に銀座に新業態をオープンしました。
そのコンセプトの目新しさからたくさんのメディアに取り上げていただき、先日放送された「ヒルナンデス」では【2019年テレビ取材殺到の飲食店】で11位に選んでいただきました。敏腕広報のおかげです!
冒頭でご紹介した通り、favyのビジョンは「飲食店が簡単に潰れない世界を創る」です。
3年で70%の店が潰れると言われている外食産業。それをどうにかしたい、という思いに共感してfavyに入社した私としては、この店のオープンは非常に嬉しいものでした。
飲食店をオープンするには莫大な費用がかかります。少なく見積もっても数百万、立地や規模によってはもう一桁かかる場合も少なくありません。
決して給与水準が高いとは言えないこの業界で働きながらやっとの思いで独立資金を貯め、せっかくオープンした店がわずか3年で潰れてしまう。
もちろんそこには色々な理由があるのですが、まずは少ないリスク(数十万円)で飲食店経営にチャレンジできる環境を提供する、というのがこの店の存在価値なんです。
もちろん、そこで出店したからと言って全ての飲食店が成功するわけではありませんが、「なぜ上手くいかないのか?」を検証できる場というのは現実にはほとんど無いのではないでしょうか?
また、「飲食店経営のR&Dの場」としても非常に多くの検証が出来ました。
2.サブスクツールの提供
favyが自社店舗で検証し、今年の6月に正式にリリースしたのが【飲食店のためのサブスクツール】です。
おかげ様でご好評いただき、わずか半年で500店舗以上に導入いただいています。
おそらく一番みなさんがご存知なのはこちらではないでしょうか。
CS界隈のみなさんが大好きな『串カツ田中』のサブスクです。
実は導入から2ヶ月半ほど経った11月、こんなニュースリリースが串カツ田中様から出ていた事はご存知でしょうか?
・2ヶ月半で会員数が10万人になった!
・会員は平均で月1.86回、最高で7回来店していた!
このニュース、結構この2点が注目を集めていたのですが、実は一番驚くべきポイントってこの数字ではないんですよね。
もちろんどちらも素晴らしい数字で、お客様の成功に貢献できた事はfavyとしても非常に喜ばしいんですが、それ以上にすごいのは「こういった具体的な数字を飲食店が取れるようになった」という事なんです。
・総会員数は現在何人なのか?
・そのうちアクティブな会員数は?
・平均来店頻度は?
・平均客単価は?(非会員とどのぐらい違うか)
などなど、今まで飲食店が持っていなかったデータをデジタルな手法で持てるようになったこと。これが何よりも大きな事なんです。
「サブスク=安売り」というイメージもあるかと思いますが、それは大きな誤解です。実際、弊社直営店の一つは【年会費10万・来店時の客単価2万以上】という高級業態をサブスクで展開して成功しています。
それは「サブスク」という【手段】によって顧客データを細かく入手できて、きちんと分析することが出来るからです。
飲食店のサブスクは一過性のブームではなく、今後間違いなく「飲食店のデジタル経営」の非常に大きな柱になります。
2020年もfavyは色々な仕掛けをしていきます!
3.『ノーキャンドットコム』との提携
2019年12月、favyは『ノーキャンドットコム飲食版』と提携を開始しました。
簡単に言うと、「無断キャンセルが発生した時に弁護士が替わりに回収の連絡をしてくれる」というものです。
実際に弊社直営店で20名の予約の無断キャンセルが発生した際に、このサービスを利用して全額回収が出来ました。
上記のエントリの中でも弊社COOが書いている通り、「回収出来たこと」という目の前の出来事だけではなく【無断キャンセルが発生しない外食産業】になるための第一歩であるということが非常に重要なのではないかと思います。
例えば旅行業界(航空券・ホテル等)の場合、無断キャンセルをしたらキャンセル料が発生するのは常識になっていますし、支払いを拒否するような人は稀ではないかと思います。
なのに外食産業はなぜか軽視されている。どうしてなんでしょう。
他のお客様の予約を断り、料理もスタッフも準備して待っているんです。それなのに簡単に無断キャンセルされてしまう現状をどうにかしたい、という想いです。
このサービスが定着することで、無断キャンセルが発生しない外食産業になることを願っています。
ちなみにこちらのノーキャンドットコムですが、先日「美容版」もリリースされました。美容師の友人が何人かいるのですが、彼らも外食産業同様に無断キャンセルに悩まされていました。お互いの業界がこれで良くなっていけたらいいなと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。
私のいるfavyという会社がどんな事をしているのか、何を目指しているのかちょっとでも知っていただき、興味を持っていただけたら幸いです。
現在favyでは直営店スタッフ、ビジネスサイド等色々なポジションで採用しています。ご興味ある方はぜひwantedlyもご覧ください!
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