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キモがられる勇気 〜第2夜:ペースに乗せる関係構築〜

これは、とある三十路が哲人との対話を通し、人生のヒントを得る…
いや、決してそれほど高尚ではない物語です。

前記事「第1夜 ヒトを俯瞰せよ」の続きになります。
もしこちらをお読み頂けた方で、訳が分からなかったという方は、ここで引き返すことをお勧めします。
おそらく、更に訳の分からない内容となっておりますから。

前夜までのあらすじ

●●大学の地を通じて知り合った、哲人三十路
住所不定・無職として長らく彷徨い、人生に“詰み”を感じ始めた三十路は、藁にもすがる思いで哲人の住処を訪ねた。

両者の対話の中で、哲人は“鼻毛”をもとに世界を認識することを提唱した。
三十路は、その破茶滅茶にも思える主張を不思議と受け入れており、少しばかり人生に希望を見出すのであった。

以下は、哲人が三十路に宿を貸した、その翌朝に続く。


第2夜 ペースに乗せる関係構築


第1夜の翌朝、午前10時を過ぎた頃。
あまりに快眠を貪った三十路は、居室から響く足音で目を覚ました。

ドン、ドン、と数秒おきに鳴る足音。歩いているというよりは、跳んでいるようだった。
さては哲人、よほどストイックな朝の体操を日課にしているのだろうか。
三十路は勝手な想像を巡らせつつ、昨夜借りたティッシュの箱が客室から消えていることに気付いた。

“まあティッシュ1箱ぐらい、わざわざ断りを入れるほどのものではないか…”
そう思いつつ居室へ向かうと、哲人は不審な挙動をしていた。


片足立ち
で、片手で天高くティッシュの箱をリズミカルに振り回し、箱の回転に合わせて高く飛び跳ねていた。
哲人の視線は、風圧に流され揺らめく薄紙を捉えており、その表情は感慨に浸っているかのようだった。


三十路:
あ…、おはようございます…。お部屋を貸して頂きありがとうございました…。
その…もの凄く独特な、朝の体操ですね…。

哲人:
ああ、おはよう、三十路君。実によく眠れたようだね。

これは、体操ではないよ。スコッティ踊りさ。
敢えて不安定な姿勢で、箱を振り回す。するとこのティッシュは、まるで逆境に負けない鼻毛のように、美しく揺らめく。
私はこの揺らめきを眺め、諸行無常に思いを馳せるのが愉しみなのだよ。

三十路:
あ、あのー…私の寝ボケ頭では到底理解が追いつかないのですが…
おおよそ、昨夜の鼻毛の世界観に関係しているということですね。
踊りと言いつつ、重要なのは自身の動きより、ティッシュの揺らめきなのですね。

にしても、1つ気になるのですが、ティッシュをスコッティに限定する必要はあるのですか?

哲人:
ふふっ、君はティッシュ1箱につけても、メーカー間の自由競争を行わせるべきだと言うのかね。まるでお役所のようだ。
私がエリエールでもなくネピアでもなくスコッティに拘るのは、無論、“音”だよ。
スコ“ッ”ティ。この音の“跳ね”が、軽やかな跳躍を想起させる。
それだけさ。


三十路は、もはや哲人の嗜好について行けなくなっており、あんぐりと口を開けていた。

“ティッシュという単語でも、ちゃんと跳ねる音が入っているじゃないですか…”
…というツッコミは、胸の内にしまっておいた。


哲人:
そうだ、昨夜の宿泊代として、君には少しアルバイトを頼みたいんだ。


三十路としては、“アガペーではなかったか…”という正直な感想が漏れそうになったが、行く当てもない中、断る理由はなかった。
哲人は、とあるSNSのフォロワー欄が映し出されたディスプレイを前に、三十路を座らせた。


哲人:
この画面には、私をフォローしているアカウントの一覧が表示されている。
案外フォロワーが多いように見えるかもしれないが…
よくよく見てみると、胡散臭いビジネスアカウントばかりなのだよ。

三十路:
確かに…“在宅副業で月50万!”とか、“この残高の秘訣を知りたいアナタはリンク先へ!”とか…
おおよそ、馬鹿騙しのマルチか詐欺の受け子なんですかね。
こんなので真っ当に稼げる世界なら、私も住所不定無職になんてならないですよ…あはは…

哲人:
そこで君には、これらの胡散臭いアカウントに1個1個、DMを送っていってほしい。
文面は、この一文だけだ。

うほうほごっこしませんか?

三十路:
あの…。うほうほごっこって、何ですか?
ゴリラのモノマネでもするんですか?

哲人:
それは、後ほど分かるさ。
大体は無視されるかブロックされるが、根気よく送り続けてほしい。
もし何か反応が来たら、教えてくれ。

それでは、私はしばらく外すよ。よろしく頼んだぞ!


哲人は、別室へと去って行った。
読書なのか、料理なのか、それともスコッティ踊りの続きでもするのだろうか。

それにしても、哲人のフォロワーに混じる胡散臭いアカウントの数々は、尋常ではない量だった。
一文のDMを送るだけでも、日が暮れそうだった。

“この哲人は、かくも胡散臭い人種に、なぜこれほど愛されているのだろう…?”
サボるのは難しいと判断し、三十路は心を無にしてDMを飛ばし続けた。

Ctrl+Vで「うほうほごっこしませんか?」を貼り付けるだけの、単純作業。
とはいえ、1つ1つのプロフィール欄に飛び、DMのマークをクリックするだけでも骨が折れた。

たまにフォロワー数を確認すると、少しずつ減っていくのが見て取れた。
画面の向こうには、悪だくみをする狡猾な人間か、罠に嵌められた愚かなネズミがいるのだろう。
金ヅルになる見込みがないと判断されたこのアカウントは、容赦なくブロックされていくのだ。


時は過ぎ、陽が落ちそうになる頃…ようやく1件のDM通知が届いた。
文面は「やってみるウホ!」、一文のみ。
これでよいのだろうかと思いつつ、終わりの見えない作業に疲労困憊していた三十路は、哲人を呼びつけた。


三十路:
先生!先生!!300件ぐらい送ってやっと返信が来ましたよ!!
やってみるウホ!”だけなんですが…
ここから何かするのですか!?


すぐさま駆け戻って来た哲人は席を替わり、三十路に横から見ておくよう言った。


哲人:
どれどれ…
お、この『シンジロー@月収2000k』ってアカウントだね。中々良いのが釣れたではないか。
一発目の返しの時点でこちらの歩調に合わせようとしている辺り、期待値が高い。
さあ、始めるよ。見ていたまえ。


そして三十路は暫しの間、不可解なDMのやり取りを見せられる羽目になった。


>Hanage(id: oimokempi)16:25
うほうほごっこしませんか?

>シンジロー@月収2000k(id: cottonswab)16:28
やってみるウホ!

>Hanage(id: oimokempi)16:33
うほっ。

>シンジロー@月収2000k(id: cottonswab)16:34
ウホウホ!

>Hanage(id: oimokempi)16:36
最近の夕飯うほ。

>シンジロー@月収2000k(id: cottonswab)16:38
バナナより芋が好きなゴリラは初めて見たウホ!
でも、芋よりもっと好きなものがあるんじゃないウホ?
例えばそう、諭吉とか好きじゃないウホ?

>Hanage(id: oimokempi)16:40
福沢諭吉も好きうほ。
福沢諭吉の鼻毛だって、数秒周期で夏と冬を繰り返して、あはれなる春夏秋冬を体現していたのだと思うと…ね。うほ。

>シンジロー@月収2000k(id: cottonswab)16:45
諭吉って、お金ウホ!おカネのゆきちウホ!
もし歴史好きとかだったら悪いけど、そんな難しいこと考えなくても、サクッと稼げる良い方法を知ってるウホ!このご縁を機に是非とも教えようかウホ?

>Hanage(id: oimokempi)16:48
鼻毛はヒトの呼気と吸気に数秒周期で晒され、揺らめいていると考えられるうほ。
ヒトの呼気と吸気には、少なからず温度差があるうほ。
呼気は体温のように温かく、吸気は無慈悲にも冷たいうほ。
鼻毛の立場になってみれば、数秒周期で季節変動が訪れていることになるうほ。
ヒトの感覚でいえば、呼気という“夏”。吸気という“冬”。
行き来する風、束の間の凪。
鼻毛は、その風に自身をなびかせながら、春夏秋冬を体現している。
…そう思わないかい?


三十路:
ちょっと、先生!もの凄く最近聞かされたような話を、もの凄いスピードで打ち込みましたね!
というか、こいつの返事、心なしか遅くなっていません?
そろそろ既読スルーかブロックか、やられますよ…!?

哲人:
待ちたまえ。まだうほうほごっこの結末を見届けていないだろう。
本当のミソは、この先にあるのだよ。


>シンジロー@月収2000k(id: cottonswab)16:59
もう、話が長いウホ!鼻毛なんかよりお金が欲しいなら、素直に欲しいって言ってウホ!
このままではいけないから、このリンクにアクセスする必要があるウホ!
http://bit.ly/▽◆♨︎♪●☆
だからこそ、このリンクにアクセスするウホ!

>Hanage(id: oimokempi)17:01
回りくどい言い回しをして申し訳ないね。リンクの送付、恩に着るよ。

>シンジロー@月収2000k(id: cottonswab)17:09
ところで、うほうほごっこはどうなったウホ?降参したウホ?
そんなことより、早くアクセスするウホ!
僕も18時から別の会議があるから、それまでに進め方を教えるウホ!


三十路:
あの…先生、本当にこいつの言う通りにするのですか?明らかに怪しいですよ?

哲人:
ははっ、私もこんなビジネスに易々と乗せられるほど愚かではないよ。
こやつは、うほうほごっこの真髄を見出させてくれる、非常に良いカモだったよ。

三十路:
と、言いますと…?
単に、語尾に“ウホ”を付けて、ゴリラないしは類人猿のモノマネをしているだけに見えましたが?

哲人:
君の解釈も、あながち間違いではない。
しかし、うほうほごっこの重要なポイントは、これが“個人競技”である点なんだ。

こやつの最後の発言に、“降参したウホ?”とあっただろう?
確かに、私は途中から“うほ”喋りを止めているが、これはあくまで、私が任意のタイミングで止めたに過ぎないんだよ。

三十路:
つまり、うほうほごっこは勝負事ではなく、一人遊び

哲人:
そう。冒頭の“うほうほごっこしませんか?”も、あくまで一人遊びに巻き込んでいるだけ。
そもそも一人遊びに、崇高な勝利など存在しないのだよ。

私は私の意思で、“うほ”喋りを止めただけ。
そこに残されたのは、“ウホ”を発し続けながら、しまいには“降参したのか?”などと勝ち誇っている、言わばただの異常者なんだ。

顔も知らない相手を、かくも短時間で異常者へと引き摺り込む愉悦
私は、ここに浪漫を感じずにはいられない…。
これこそ、うほうほごっこの醍醐味なのだよ。

三十路:
うん…先生の性癖が、ちょっと分かってきたような気がします。

でも恐縮ですが…このDMのやり取り、仮にウホを抜きにしたとしても、まるで会話が成立していませんよね。
特に、先生!
いくら相手が悪どいヤツとはいえ、“稼ぎ方を教えようか”に対して、鼻毛の揺らめきの話で返しているのは、そもそも日本語のキャッチボールとして如何なものなんでしょうか。

哲人:
では、君に尋ねよう。
君は、口頭にしろSNS等にしろ何かしらの会話をする際、常に相手の顔色を伺って意図を汲み取り、相手のペースに合わせようとするのかい?」

三十路:
そりゃぁ…それが、処世術というものではありませんか?

哲人:
だとしたら、君の今までの人生の会話は、ほとんど相手側がペースを握っていたことになりそうだね。
良く言えば君は聞き上手で、相手の言わんとすることを汲み取ろうと、無意識に励んでいただろう。
他の人間たちは、おそらく君を“よく話を分かってくれる人”と感じていたと思うよ。
勿論私を含めて、ね。

三十路:
そうなんですか…?
先生にそう言って頂けると、少し照れくさいです。

哲人:
だがしかし。
君は自分の言いたいことを、十分に主張できていたか?
会話の流れを、我が物にすることがあったか?
相手を気遣って情に絆されるあまり、自分の思いを抑え込んでいたのではないか?


三十路の脳内には、会社員時代の記憶が唐突に駆け巡った。
偉いさんとペーペーがいて、階層化された世界が出来上がっていて、確かに自分の思いを主張するのは簡単ではなかった…

いや、よく思い出してみれば、すぐ近くの席の上司や先輩、果てには後輩にまで怯えている自分がいた。
「こんなこと言ったら怒られるかな、気分を害するかな、鼻で笑われるかな」などと…
自分からあれこれ乗り出していく勇気なんてあるはずもなく、相手の顔色を窺いながら、最低限の会話を交わして。

人と話していると常に気を遣うから、一人でいるのが一番好きだった。
そうして、会社では自我を抑え込んで、どんどんコミュニケーションが取れなくなっていって…


三十路:
…あ、すみません。ちょっと走馬灯が…。
会社員だった頃の自分を思い出して、あまりに図星だったもので…。

哲人:
あくまでうほうほごっこを用いたディスコミュニケーションは、スパム共を相手にした極端な例だ。実世界ではそうそう通用するものではない。

しかし、時には“ブッ込む”ことも大切だと思うのだよ。
ちょっとぐらい相手に不可解な印象を与えてでも、持論をドカンとブッ込んで、会話を我が物にするんだよ。

おそらく今の君は、心優しくて傾聴力があって、それ故に抱え込みやすい人。
そんな君に“ブッ込み”要素が加われば、心優しくてまあまあ傾聴力があって、イかれた人になれるぞ!」

三十路:
…えーっと、それは、良いことなんでしょうか。
私が哲人2号になってしまいますよ…

哲人:
それで良いとも。
私の目標は、哲人28号まで作ることさ。

三十路:
あのー…先生、漢字変換が間違ってますよ。
あと、いつの時代から来られたんですか。


他愛もない冗談を言い合う二人。
そんな中、ピコン、と通知音が鳴った。
その発生源は、ここ数分の間で完全に存在を忘れられていた『シンジロー@月収2000k』だった。


三十路:
こいつ、まだ食い下がってくるんですね。早くリンクを踏め踏めって。
というか、まだウホウホ言ってますよ…よっぽど餌に飢えてるんですかね。

哲人:
こんな時のために、私の必殺コマンドがあるんだ。
適当にテキストエディタを開いてごらん。

開いたら、“うほ”の2文字だけ入力して、このコマンドを繰り返すんだ。
Ctrl+A、Ctrl+C、→、Ctrl+V。これだけ。
さあ、このコマンドを10回繰り返したらどうなる?

三十路:
2^10…1,024個のうほ…20回繰り返せば1,048,576個のうほ…

哲人:
こらこら、画面の端っこでしれっと電卓を叩かない。
さて、たかがSNSのDM欄に、1,048,576個のうほを投げつけられたら、どうなると思う?

三十路:
2,097,152個のひらがな…UTF-8なら6,291,456バイト…6,144kB…6MB…

哲人:
こらこら、ファイルサイズの計算問題じゃないよ。真面目に説明するよ。
たかがSNSのDM欄程度のスペックで、2,097,152文字も一気に送りつけられたブツを開けば、少なくともスマートフォンの場合、アプリケーションが落ちると思わないかい?

三十路:
なるほど!面白いじゃないですか!
是非とも放ってやりましょうよ、無限“うほ”のゲシュタルト崩壊を。

Ctrl+A、Ctrl+C、これをDM欄でCtrl+V。
うわっ、PC用ブラウザでも既に動作がガタついてます…
よし、戻った。ここからEnterで…


哲人・三十路:
「バ○ス!!!」


この世のどこかで愚か者のアプリケーションが落ちていた頃、辺りはすっかり暗くなっていた。
三十路は、そろそろ今日の宿を探さねばならない頃だった。

幸いにも哲人には、長い付き合いの友人でゲストハウス経営者がいるという。
友人の口利きがあれば、大幅な割引料金で泊めてもらえることもあるのだと。


哲人:
悪いねぇ…君との議論は胸がたぎるほど面白かったのだが、ずっと居候させるわけにもいかなくてね。
友人にはこの後電話して、しっかりと口利きしておくよ。

三十路:
そんな、とんでもないです。一日泊めて頂けただけでも感謝感激です。
先生との議論で、私もこれまでにない気付きを得たというか…
破茶滅茶なことを言われてばかりなのに、何だか元気になれた気がします。

哲人:
こちらこそ、久々に私を訪問してくれてありがとう。実りある時間を過ごせて、心底満ち足りた気分だよ。
また必ず、どこかで会おうぞ!


三十路は哲人の住処を後にし、案内されたゲストハウスに向かって歩いた。

オーナーは、あの哲人と2日間も議論を交わせる人間が存在することに、驚愕を隠しきれない様子だった。
口利きおよび驚愕および敬意という理由により、三十路は今夜の寝床を破格で確保することに成功した。

そうこうするうちに、夜は更けて。
三十路はオーナーの厚意に感謝すると共に、この世のどこかの『シンジロー@月収2000k』に黙祷を捧げ、心地よい眠りについた。


次回予告

さて、ここまでお読み頂いている方は、もう哲人の親族の方ぐらいしかいらっしゃらない頃でしょうか…

本記事では「スコッティ踊り」「うほうほごっこ」という造語が出てきましたが、いずれも彼女が実際にしていた行為です。
本文中の「哲人がスコッティ踊りをしている」描写については、本人監修で実際にスコッティの箱を使いながらレクチャーしてもらったことがあり、その時の動きを忠実に思い出しながら書きました。
また「うほうほごっこ」については、本文中では時間を経たせて夕方にするために打率を300分の1まで下げましたが、実際は3〜4割程度の確率で何かしら返ってくるそうです(本人談)。

あと、哲人たちが最後に放った「無限“うほ”のゲシュタルト崩壊」については、友人の協力を得て実証実験をしたことがあるらしく、少なくともスマホアプリ版では落ちたようです。

彼女が相当のキワモノであることは、既に十分伝わっていると思いますが…
残念(?)ながら、鼻毛とスコッティ踊りとうほうほごっこだけではまだ終わらないのです。


●形而上学篇

  • 第1夜 ヒトを俯瞰せよ

●対人コミュニケーション篇

  • 第2夜 ペースに乗せる関係構築(本記事)

  • 第3夜 余計な羞恥を切り捨てる

●自我の大成篇

  • 第4夜 自分の世界の中心は自分でしかない

  • 第5夜 「死してなお」爪痕を遺す


もしも、血迷った挙句洗脳され始めている方がいらっしゃったら、また見に来て頂けると嬉しいです。

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。

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