図太いってそういうことか!『傷つきやすい人のための 図太くなれる禅思考』を読んだら、思ったより自分も図太かったと気が付いた話
先日、kindleのAmazon prime readingで『傷つきやすい人のための 図太くなれる禅思考』という本を読みました。著者は、禅僧の枡野俊明氏です。
最初、このタイトルを読んで、ちょっと違和感を覚えました。だって、”図太い”って、あんまり良いイメージがしなかったんです。自己主張が強くて、無神経で、デリカシーがない感じがしませんか?だから、「別に、図太くなんてなりたくないけどなあ…」と思いつつ、読み始めました。
ところが、本書における“図太い”って、そういう意味ではなかったんです。
簡単にまとめると、嫌なことやつらいことがあっても、すぐに立ち直れたり、落ち込んだりしない心の土台となるマインドのこと。つまり、禅の思考をすることで、簡単にクヨクヨしたり、傷ついたりしにくくなるよ、という意味でした。なるほど。
結構、具体的ですぐに実践しやすい思考法が多くて、読んでいるだけで気持ちが楽になりました。なるほど、そうだよね、と思う部分が多くて、面白かったです。
ただ、その思考法を習慣にしようと思うと、できるかな…という感じなので、繰り返し読むことが必要かなと思いました。
特に気に入ったのは、『落ち込んだときは、まず掃除をする』です。経験的に、なんとなくよさそうな気はしていましたが、やっぱり禅的にもいいんだ!と思って、嬉しくなりました。
余計なことを考えずに体を動かして、部屋もきれいになって、気持ちを切り替えることが出来て、いいことだらけじゃん!さっそく部屋の片づけをして、なんだかいい気分。
一方で、読んでいて自分には当てはまらないなと思う部分もありました。きっと、その部分は既に図太いんだと思います。自分はまるっきり敏感な方だと思ってたけど、案外図太いところもあるんだと気が付きました。
個人的な素直な感想としては、忘れた頃にまた読んでもいいかなといった感じでした。
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