結婚と子ども
さて、今回は現代に生きる人たちが一度は考えたことがあるであろう話題についてです。
28歳のわたしは、この話題について、何度も考えたことがあります。
他人軸の強かった頃のわたしがどう考えていたか?
そしてその考えがどう変わったか?
口にはしないけど、同じように悩んでいる人に届けばいいなと思います。
まず、周りの正解、いわゆる世間一般に正解だといわれるコースばかり選んでいると、とても疲れます。
その基準に、常に合わせ続けていることになるからです。
例えば、結婚・子ども、なんていい例です。
結婚しろ、子どもはまだか、なんて、上の世代の方に言われ、鬱陶しい、よくある話です。
でも今の時代、結婚、子どもという生き方が当たり前ではありません。
趣味と呼ばれるコンテンツも増え、各々が生き方を選択できるようになってきました。
しかし、世間一般的には、結婚して、子どもができて、というのがなんとなく正解とされている。
これは誰もが感じていることだと思います。
その考え方をマスメディアも煽っていますよね。
とても象徴的なのが、LINEニュースだと感じます。
今の時代、LINEは日常の1つであり、そこに表示されるニュースは否が応でも目にとまります。
芸能人が結婚した、妊娠した、だの、そのようなニュースが最近特に多いと思いませんか?
結婚はまだしも、特に妊娠のニュースが気になります。
本人がSNSで更新したとしても、ニュースで取り上げる必要はないのでは?と。
考えすぎなのかもしれませんが、これは、少子高齢化の影響か、子どもをもつことがステータスである、という意識を暗に煽っているのではないか、とすら勘繰ってしまいます。
そう思ってしまうのも、自分自身がそれが正解である、と決めつけているからなんでしょうね。
ただ、中には子どもをもつことをステータスと思い、そう振る舞っている人もいます。
ですが、そもそも子どもをもつこと自体、それは幸せなのでしょうか?それは当たり前なのでしょうか?
もちろん、子どもをもつことを否定しているわけではありません。
子孫繫栄がなけば、広い視野でみるとこの国は終わってしまうわけですから。
でも、子どもをもたない選択、それも一つですよね。結婚し、自分たちで稼いだお金を好きなことに好きなだけ使う。なんて素敵なことなのでしょう。
そもそも、子どもをもつにあたり、ひとついえることは、まずは自分の人生を生きて欲しい、ということです。
他人軸の強かった頃の私は、結婚したら子どもを持つことが当たり前、早い方が勝ち組、それがステータスだと無意識のうちに考えてしまっていました。
親から何か急かされたわけではありません。
ただ、会社の方からは、早く子どもつくった方がいい、いつつくるのか、など、本人たちは悪気ないであろう発言をされたことは多々あります。
その度に、それが正解だと思っている一方で、そうすべきなのか?必ず子どもをもつべきなのだろうか?という考えもありました。
結婚してすぐに子どもができた友人もいます。結婚式から間髪いれることなく、妊娠、出産し、きれいな流れだなぁと思いました。一時期は羨ましいとすら思っていました。
羨ましい、嫉妬、色んな感情が渦巻き、本来であれば心からお祝いできることが、出来なくなっていました。
でも今は違います。
みんなそれぞれ、自分の考え方、タイミングでいいじゃないかと思えるようになりました。
そう思うと、余裕がでてきて、人の幸せも心から喜ぶことができるようになりました。
これは自分軸の考え方が出来るようになったからです。
他人軸のころ、とにかく世間の正解ばかりを探し、そのレールから逸れている自分は不正解だと決めつけていました。
他の誰からそう言われたわけではない。そうしろと言われたわけではない。
でも、その”正解”と呼ばれる生き方に固執してしまっていました。
一番自分を認めていなかったのは、自分自身でした。
同じように悩む人の心が少し軽くなったらいいなと思います。
誰のものでもない人生です。
自分の心の声を、聞いてあげてください。