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【心理学雑談】心理学って何?〜学問としての心理学の全体像を話してみる
最近、「心理学ってどんな学問?」という質問を立て続けにいただきました。
世間には「○○心理学」が溢れ、いざ勉強しようと思っても何から手をつけて良いかわからない方も多いのではないでしょうか。
今回は、心理学に興味を持った方が勉強してみたい領域の当たりをつけられるように、心理学という学問を俯瞰してみたいと思います。
「○○心理学」が多すぎて何から勉強していいかわからない社会人の方や、大学の進路選択で心理学を検討している方の参考になれば幸いです。
ちなみに私は、今は心理学を仕事にしていませんが、学生時代に心理学を専攻していました。そのためいつもの解説記事とは違い、雑学や昔話だと思って、まったり読んでいただければ幸いです。
<簡単な自己紹介〜心理学編>
高校時代に臨床心理士を目指し、心理学に強い上智大学に入学。その後、心理学研究者を目指して同大学院博士後期課程(いわゆる博士課程)まで進学するも、博士号を取得せず会社員へ。大学院時代は自分の研究に加え、専門学校での心理学講師や研究所でのアルバイトも経験。
約10年後、キャリアコンサルタントの学科試験で久しぶりに心理学を勉強し、勢い余って翌年にメンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種を取得。
研究領域は社会心理学、感情心理学、パーソナリティ心理学。
好奇心を刺激される領域は認知心理学と精神分析。畏敬の念を抱く領域は臨床心理学。
心理学の特徴
前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
心の理学と書いて心理学。
心を扱う学問であることはわかりますが、そもそも心って何なのでしょう?
初期の心理学では、心は意識だと考えられ、形の無いものでした。
今は、思考、感情、認知などの心の動きを、脳の特定の部位や脳内物質の働きと結びつけて考えるようになりました。
時代とともに研究対象が変わる学問って珍しいですよね。
2つの学問が合流した心理学
そもそも心理学という学問は最初から今の形だったわけではなく、実験心理学と精神分析が徐々に融合してできました。だから、カバー範囲がとても広いのです。
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