花を咲かせ!
それは突然だった。
離れ離れを迫られる選択。
誰にも止められない君の夢。
無限の可能性が限りあるものだと現実を知った時、君は焦った、そして戸惑った。
このままで良いのか、と。
この夢は見るもので叶うものではないのか、と。
夢を追いかけたところで夢に辿り着けるわけじゃない。理想は現実から程遠い。
でも、君は夢を選んだ。
それが、君だ。
私は拒む。
嫌だと心では叫んでいる。
ゆっくりと育む日常ではなく
熾烈に求める人生を生きる。
その人生にもう私はいない。
過去になる。
なれば、花を咲かせ!
寒さで散り散りになりそうでも
異常気象で潰れそうでも
一度咲いて風に吹かれて散ってもなお
花を咲かせ続けて。
そして私が拒んだことを後悔するくらい
君を生きてみろ。
花を咲かせ!
…新たな道を歩む君の健闘を祈ってるから。