農業インターンシップをして感じたこと
お世話になります、トヨザネです。
僕は現在、農家として独立することを最終目標にして農業インターンシップをしているわけですが、インターンをさせていただく中で感じることがいろいろあります。
ということで今回は農業インターンシップをしていて感じることを文章にしてみようと思います。
農業インターンシップとは?
まずは農業インターンシップとは何かについてお話ししていきます。
農業インターンシップとは、実際に農家(あるいは農業法人)の方と一緒に仕事をさせていただくことを通じて、農業とはどのようなものかを体験する制度のことです。
各都道府県に「就農支援センター」と呼ばれる新規就農についての相談やその他いろいろな農業についての問い合わせができる施設があるのですが、そちらからの紹介でさまざまな地域でインターンをさせてもらうことができます。
例えば僕が住んでいる兵庫県の就農支援センターのHPはこちら↓
僕も農業をしたいと思ってまずHPから電話で問い合わせてみました。
僕の場合は「農業をしたい」という思いが先行しての相談になってしまったので担当の方もどういう回答をすれいいのか迷ったかもしれませんが、まずは農業の現場を体験してみるということで農業インターンシップを勧められました。
初めて電話をするときは結構不安があったのですが、担当者の方は真摯に僕の話を聞いてくれて、かなり丁寧に対応してくれました。
農業について何も知らない僕にでもいろいろと教えてくれたので、少しでも農業に興味がある方は、ぜひ一度問い合わせてみることをお勧めします。
インターンは基本的に短期(7日間、もしかしたらもうちょっと長いやつもあるのかも?)になるのですが、インターンの形としては毎日農家さんにお邪魔するものや、週末のみの形のものなど色々あるそうです。
僕の場合はインターンに行けるのが休みが週一回の水曜日のみだったのですが、基本的に農家さんが受け入れオッケーであればいつでも受け入れはしていただけます。
インターンの様子についてはこちらのマガジンにまとめているので、興味があればぜひこちらもご覧ください↓
そこまで構えて申し込む必要はなく、ちょっと農業の現場を見てみたいという場合でもインターンい行ってみることは良いと思います。
農業インターンに行ってみた(行っている)感想
農業インターンの位置付けは、基本的には就農までの第一歩として農家の現場を体験してみるという感じということを初めにお話ししましたが、まさにその通りでした。
やはりインターンなので、「このタイミングではこの肥料を撒けば良い」的な農業の核心となる部分までは教えてくれませんでしたね。
まあ言われてもわからないんですが笑
インターンはどちらかといえばアルバイトの新人研修みたいな感じで、「今日の作業は玉ねぎの袋詰めだから、箱が○kgになるまで玉ねぎを詰めておいてねー」みたいな感じでシンプルにその日の作業に参加させていただける感じでした。
一社目はたまねぎ農家だったのですが、苗の植えつけたりする作業のほかにも、袋詰め作業・選別作業など、自分の農業のイメージとは違うこともいろいろ体験することができました。
一社目の研修では農業の核心には迫れませんでしたが、現場は楽しく農作業もわりかし自分に向いていることがわかったので、それはかなり収穫だったのかなと思います。
めちゃくちゃこき使われるとかそういうことはなく、なんなら向こうも作業を手伝ってくれてありがとう的な感じでかなり居心地はよかったです。
本当に農業を「体験」したい方にはお勧めですね。
感じた物足りなさ
ただインターンは短期なので、どうしても作物の種まきから収穫までの一年を通した作業ということを体験することはできません。
例えば「7月にはこういう病気が発生しやすいからこの肥料をこれくらい撒く」ということは7月を経験しないとわからないわけです。
もちろんネットには情報は山ほど転がっていますが、その情報の真偽は実際にやってみないとわかりません。
特に農家として独立することを考えた場合、必要な肥料・機械を取捨選択し、できる限り初期投資を減らす必要があるわけですが、何が何月にどのくらい必要かは一年通して作物と向き合わないとわからないのです。
しかも僕の場合、一社目の農業研修に行くときは何を作るか・どう言った農業をしたいのかなど、農家になりたいとはいうものの、具体的なことは何一つ決めていないという状態でした。
そのため新規就農するための情報をもっと知りたいと思う反面、何を質問すればいいのかわからず、物足りなさを感じました。
なんでもかんでも向こうから教えてくれるわけではありません。
その反省を踏まえて、現在の2社目のインターンシップでは少しでも就農するにあたって必要になることについての質問ができるように、予備知識を入れてから研修に行くことを意識しています。
今はアスパラで就農しようと考えているので、アスパラについて勉強中です。
収支計画を立てておくのもお勧め
もしできるなら、インターンを始める前に自分が育てたい作物についての収支計画を立てておくことをお勧めします。
収支計画とは、ある作物を育てる時に何が必要でどのくらいのお金がかかり、収益はこれくらいになるので、何年で償却できますよという計画ですね。
↑こちらでは、農業経営計画書作成の方法についてわかりやすく書いていただいていそうなので載せておきます。
これをインターン研修に入る前に作っておくことで、農業を始めるイメージを膨らませてからインターンに臨むと、インターンはより実りのあるものになると思います。
最近は本もいっぱい出ているし、Youtubeを出している農家の方も増えているので、自分のやりたい農業のイメージを膨らませるためにぜひ一度書いてみることをお勧めします。
まとめ
以上、僕が農業インターンシップをやっている感想と感じることを書いていきました。
農業インターンシップは農業とはとはどんなものなのかを知りたい人にはお勧めですが、本当に農家になろうとしているのなら、研修を受けるにも事前準備が必要と思います!
特に自分が作りたい作物をある程度絞ってからの方が研修はより意義のあるものになると思いますね。
あとは時期も重要です。
インターンは就農支援センターの都合上、4月から受入が始まって翌年の2月に一旦受入が終了してしまいます(財務処理のため)。
しかも冬は基本的に作物は育たないので農家としても人手がそこまで必要ではないので、受け入れ先農家が少ない傾向にあります。
ですので、時期で言えばどの作物でも春から夏にかけてがお勧めです。
ということで今回のnoteは以上になりますが、いかがでしたでしょうか?
インターンとは言っても、やっぱりある程度知識を付けてから行った方がより実りのあるものになると思います。
何事にも事前準備は必要❗️
では、また別の記事でお会いしましょ〜
さいなら〜✋
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