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「体が歪むから足を組んではいけない」は本当か?

患者さんからよく聞かれることの一つに
「足を組むのはいけないんですよね?」というものがあります。

足を組んで座っていると体が歪んでしまうから、
せっかく施術で歪みを矯正してもらっているのに
普段足を組んでしまってはいけないんですよね?というもの。

この認識は、半分正解で半分間違いと言えるでしょう。

足を組むのが絶対的に悪!とは言えません。

体が歪む原因の一つは(偏った)同じ姿勢で長くいることです。

長い時間立ちっぱなし、長い時間座りっぱなしなどの状態は
体の不調を招きやすくなります。

体が動いていて、筋肉がビヨンビヨン伸び縮みしていたり
関節が常に動いているような状態は歪みにくいのです。

ところが、同じ姿勢で長い時間ジーっとしていると
筋肉は固まっていくし、関節も動きにくくなります。

話を戻して、足を組むという問題。

足を組むこと自体が悪いのではなく、一度足を組んだら
しばらくその体勢でいることが多いので歪んでくるのです。

動作だけを考えたら、足を組むことによって股関節が動き
骨盤や背骨も動くので、体勢を変えずにジーっと同じ姿勢で
いるよりかはそのような動作があった方がいいと言えます。

ただ、ほとんどの人が癖のように足を組むので、
その状態で長く座っていることが多いでしょうし、
何よりも「いつも同じ方向に足を組む」ことが多いでしょう。

右脚を組む人はいつも右脚、左脚を組む人はいつも左脚
ということです。

私も足を組むことが多いです。
それは座りながらでも少しでも動かすために「意図的に」
組んでいるのと、ちょこちょこと交互に組む脚を変えています。

右で組んだら、今度は左で組んでという感じに。

「足を組んではいけない」という認識で、何時間もデスクワークを
しながら同じ姿勢でジーっといると、体はどんどん固まります。

適度に動かすことが有効なので、立って歩いたり、首や肩をぐるぐる
回したり、「常に動かす」意識が必要です。

なので、席を立てない時は座りながらできる体操をしたり、
足を交互に組んでよく動かすようにしてあげるのも良い方法です。

一概に「これをやってはいけない!」というものではなく
体の仕組みを知って何が大切なのかを理解しておけば
色々な状況で応用が効いてくると思います。

ぜひ身体は積極的に動かす意識で過ごしましょう!


【文京区の整体】鍼灸整体院ふぁんふぁん文京白山院


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