どうしても赦せない人 DAY 3
1.なんで、私がこんな目に
嫌なできごとって、誰にでもあります。あの人に言われたこと、されたこと、今も赦せないことってありますよね。
じゃあ、どうして赦せないのか、「まさに、これ!」と思える理由の番号をいくつかメモしてください。全て選んでもいいですが、赦せないと思う順番に並べてください。
嘘や誇張など、事実じゃないことをまき散らされて、私の評判を落とされ、周囲も、その悪口、中傷、悪い評価を信じている。
相手は上層部にもうまく取り入って、私がいないときに、欠席裁判のように、相手の言い分だけが事実のように語られている。
集団から悪く言われたり、無視されたり、馬鹿笑いされたり、いじめられた。
周りの人は、自己保身に走り、誰も助けてくれないばかりか、その人たちと一緒になっていじめてきた。
相手が、私のもの(お金、パートナー、業績など)を横取りしてしまった。または、相手がすべき作業を私に押し付けて、相手は私を奴隷のように扱った。
いじめや嫌がらせによって、私は悲しみ以上の実害を受けた(成績に低すぎる査定をつけられた/ PTSDや病気を発症した/ 失職や退学/ 家族への被害/ 身体への暴力/ 器物破損/ 名誉棄損など)。
相手は謝罪、反省、償いなど何もしないし、罪悪感さえない。あるいは罪を認めさえしなかった。または、相手は形だけすみませんと言って、それで許されたと思っている。
相手は全く損をしておらず、善人のふりをして、幸せに暮らしたり、社会的に成功したりしている。
信用していた人に裏切られて、人を信頼できなくなり、自己肯定感が下がり、夢に挑戦することがなくなり、性格が変わってしまった。
理不尽なことが終わったあとも、数年にわたって苦しみ、引きこもった(休職、退職、不登校、鬱など)。あるいは、学校や仕事は続けていたけれど、いつも相手の不幸を願っていて、人生の時間を無駄に使い、やるべき仕事や勉強などがおろそかになっていた。
2.なぜ、苦しいのか
さあ、どうでしたか?どの数字を最初に選びましたか。あなたの怒りにはどのような背景があるのか、見てみましょう。
1や2: 他人の判断基準を物差しにしています。人が何と言おうと、自分が神の前で胸を張れるのなら、あなたは何も間違っていません。だから、人の評価を手放す勇気が必要です。それがどんなに権力のある人からの評価であっても、紙屑同然です。あなたの価値は、あなたが決めるのです。
3や4: 社会的な存在であることを一番気にしています。集団に属したいというのは古来から人間が生き延びてきた本能のようなものなので、集団から外されるのは当然苦しいことです。しかし、その集団は、正しい集団でしょうか。誰かを悪者にすることでしか結託できない、愚かな集団です。代わりになる集団を探しましょう。あなたがそこを抜けたあとは、誰か別の人がターゲットになるでしょう。
5や6: 法的手段に訴えるべき案件です。相手は、あなたから良いものを奪い、不当に攻撃し、人権を踏みにじりました。これは、あなたが弱いからではなく、相手の霊性が低いからです。しかし、このままでは、相手の攻撃は止まらないかもしれません。信頼おける人、責任者、警察、弁護士などに相談し、自分の身を自分で守らなくてはなりません。貶めていい人間なんか、この世に一人も存在しません。
7や8: 霊性の低い人に振り回されています。良心が薄い人って、一定の割合で存在します。そういう人たちは、弱肉強食が当然だと思っています。だから、彼らが霊界に行ったとき、同じような人たちに囲まれて、果てしなき傷つけ合いをするのでしょう。しかし、あなたは違うはずです。彼らの存在を忘れていられるよう、自分を忙しくするしかありません。勉強、仕事、家事、ボランティア、なんでもいいから、興味のある予定をたくさん入れてください。そして、あなたを傷つける人たちと接点を持たないようにしましょう。
9や10: 自己攻撃をしてしまっています。他人からの攻撃はとっさに避けることができないかもしれません。でも、自己攻撃はやめられます。もしかして、あなたは、幼いころに親から拒絶されたり、愛されなかったりという思いがありませんか。傷ついたインナーチャイルドをケアする必要があります。水を飲むとき、空気を吸うとき、ものを食べるとき、ゆっくりと自分の感覚を味わってください。お風呂に入るとき、外を歩くとき、気持ちいい布団に横になるとき、小さな幸せを感じてください。大丈夫、よく頑張ったね、と自分の中にいる子供に話しかけてみてください。あなたは少しずつ癒されていきます。
3.どうすれば、癒えるのか
私たちの思考や感情には、他人の判断基準が刷り込まれています。自分の考えなのか、誰かの押し売りなのか、もう覚えてもいないでしょう。
どうして、強く出られれば、おどおどするんだろう。なぜ他人の機嫌をとらなければならないんだろう。なぜ、他人が言うことだけを受け入れてしまうんだろう。本当の自分は、どんな生き方をしたいんだろう。そう問いかけてみてください。
この世での命は、肉体に包まれているため、たかだか100年あるかないかです。もし、霊性の低い集団を辞められない事情があったのなら、そこで努力し、学ぶしかありませんが、よい集団に移ることも必要です。なぜなら、今のこの思いがあなたの性格に変わり、その性格を持って、永遠に続く霊界へとシフトするからです。その霊界では、自分と同じレベルの霊魂たちと共に暮らすと考えられるため、自分がどんな霊性をまとい、どんな霊魂たちと共にいたいのか、そこが一番のポイントです。人を傷つける人は、人を傷つける層にいきます。愛情に満ちて他人を助けようとする人は、それと同じ層にいきます。どんな人と交流するのか、自分がどういう態度をとるのか、そういう選択の連続によって、全ての結果を引き寄せているのです。
もし、長期にわたり執拗に痛めつけられたなら、あなたは絶望を感じ、抵抗すらできないかもしれません。闘うか、逃げるか、それとも動けなくなってしまうのか、それは体の反応であり、あなたのせいではありません。警察に相談することに抵抗を感じているのかもしれません。どうせ誰も助けてくれないと思い込んでいるのかもしれません。だけど、あなたを守るのはあなたです。そして、あなたには内に秘めた強さがあります。神の分霊なのですから。
あなたを傷つける人から離れましょう。人を犠牲にして平気な人には、罪悪感がありません。その人の生い立ちや、過去生での因果に起因した影が、善人ぶった仮面の下にあります。人を傷つける人は、巧みに他人を隷属させます。まるであなたは無価値だと洗脳され、洗脳にも気づかずに、その人の命令通りにするしかないと思っているのかもしれません。でも、違います。勇気をもって逃げて、自由を感じてください。
あなたがどんなに失望しても、人生終わったと思っていても、あなたの人生には意味があります。自分が自分をあきらめないようにしてください。もしあなたが、小さな成功を毎日ひとつ感じられたら、自信が芽生えてきます。
今日、何ができたのか、数えてみましょう。
朝、目が覚めて、太陽がカーテン越しに見えたこと。
ベッドから起き上がって、歯を磨いたこと。
ネットで、どうすれば生き直せるか検索したこと。
おなかがすいたので、冷蔵庫の中を探して、何か食べたこと。
何もできないと思っても、心臓は動き、脈は打ち、呼吸は止まらず、ときどき瞬きをして、時間が経ったらおなかがすき、トイレに行き、眠れなくても、朝方には寝てしまったこと。
体は生きようとしています。あなたの心も、必ず、癒されるときが来ます。大丈夫、とつぶやく習慣をつけてください。
注記
以上は、私のブログのまとめです。