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貯金できない...は脳の特性にあった?ADHD向け“お金守り”術

まずは、記事を開いてくれてありがとうございます!

いきなりですが、皆さんの中に下記のような悩みを抱えている人はいないでしょうか?

「気づけばクレジットカードの請求額がとんでもないことに…」

「新しいアイテムを見つけるたび、頭ではダメと分かってても買っちゃう」

「お金の管理が苦手で、毎月残高を見るのが怖い…」

もしこんな悩みを抱えているなら、あなたは私と同じくADHDの衝動的な特徴に振り回されているかもしれません。

私も昔から、欲しいものが目の前にあるとすぐ手を伸ばしてしまうタイプ。

すぐに喉から手が出てしまってました…

じっくり考えるとか計画を立てることが苦手で、「まぁ買えるか…」と判断しては後悔を繰り返していました。

ただ、そんな私でも「あるコツ」や「仕組みづくり」を行うことで、衝動買いをかなり抑えられるようになったんです。

特にADHDの脳は、
「計画的に物事を進めるのが難しい」
「今すぐの欲求に弱い」
という性質があるので、自分を守る仕組みこそがキーポイントになります。

そこでこの記事では、ADHDの散財を防ぐための実践テクニックをいくつか紹介します。

特に下記に該当する方はぜひ最後までお読み下さい!

• 衝動買いをやめたいが、気づくとポチっている
• ギャンブルや課金ゲームにお金が消えて、家計が苦しい
• 借金やリボ払いの泥沼は避けたい
• 自分の性格的にどうしても先延ばしや楽観視がやめられない
• 将来のために、無理なく貯金や投資を始めたい

全て実践するのはハードルが高いので、自分が取り入れられそうなものから始めてみてください!

低いハードルなら乗り越えられる


自分の衝動性と上手に付き合いながら「お金の不安」を減らすきっかけになるはずです。


ADHDと衝動買いの関係

■脳の特性が「先を考えない購入」を誘う

ADHD(注意欠如・多動性障害)には、いくつかの主な特性がありますよね。
例えば、

衝動的に行動しがち(欲しいと感じたら即購入しがち)
不注意で細かな計算や管理を後回しにしやすい
多動性があると、お金に限らず“新しい刺激”に飛びつきやすい

これらはまさに「浪費しやすい要素」の集合体といえます。

とくに衝動的な買い物は、購入のときにはすごくテンションが上がるのに、数日後になって「なんで私これ買ったんだろう…」と後悔するパターンが少なくありません。

ここで大事なのは、それが意思の弱さや性格の問題だけじゃないということ。

脳機能のアンバランスから、ADHDの人はどうしても「今、この瞬間の欲求を満たしたくなる」傾向が強いんです。

脳の機能が偏ってしまっている


■ ADHD特有の先延ばしで支払いが滞る

さらに、ADHDの人は「やらなきゃいけない作業」をつい先延ばしするという困りごとがあったりします。

たとえば、

支払いが必要だけど、振込手続きが面倒でズルズル放置
クレカの明細を確認すればヤバい金額だと分かってても、見るのが怖くて放置
ネットで通販したのに、受取日時をうっかり把握してなくてトラブルになる

これらの積み重ねが、借金やローンの返済遅れを招いたり、ますます金銭管理が混乱する要因になりがち。

 

自分を守る仕組み(6つのアイデア)


ここでは、ADHD特有の衝動買い・先延ばしを軽減する工夫をいろいろまとめてみます。

すべてを一度に始める必要はありません。

気になったものを1つでも取り入れてみてくださいね。


1.クレカを避ける・最低限にする

■なぜ効果的?

クレジットカードは、ADHDの衝動買いを大きく後押ししてしまう道具でもあります。

だって、その場ではお金が減った感覚がなく、「支払いはあとで大丈夫」と思ってしまいますよね。

気づいたら請求額がとんでもない……というのは、私も何度経験したか分かりません。


■どうすればいい?

1. 完全にカードを解約/持たない
• 可能ならこれが最強。そもそも「借りられる枠」がなくなるので、衝動的な高額買い物ができなくなります。

2. どうしても必要なら家族に預ける or 使用履歴を共有
• 仕事で出張精算が必要などの事情があるなら「経費専用」と割り切り、プライベート買い物に使わない。

• 明細を配偶者や親しい友人と共有し、「変な買い物があったらツッコんで」と頼むのも効果的。

禁止する。これが最強。

■ポイント:


クレカがないと不便な場面もあるかもしれませんが、いまの世の中はデビットカードや電子マネーだけでも意外と回せます。

「毎回デビット払いで口座残高を即確認」すれば、「自分がいまどのくらい使ったか」をリアルタイムで知れますよ。


2.ギャンブルや課金ゲームから遠ざかる

■なぜ効果的?

ギャンブルやガチャ課金は、「あと少しで大当たりかも…」「まだ勝てるかも…」と思わせる仕組みが巧妙。

ADHDの衝動性がある人は、この「短期的な興奮」に引き寄せられやすいんです。

一度ハマると抜け出しにくく、本気でお金を吸い取られてしまうケースが多い。


■どうすればいい?

1. そもそも近づかない
• パチンコや競馬などの施設があるエリアには行かない、オンラインカジノ系のサイトはブロックする。

2. 課金ゲームは設定で上限をめちゃ低く
• スマホやゲーム内で「月に1000円だけ」など制限ができるならフル活用。家族にパスコードを預けるなどして自力で設定を変えられないようにするとなお良し。

■ポイント:

もし深刻な依存状態があるなら、専門家の助けを借りたほうがいいと思います。

意志力だけでは対処しきれないのがギャンブル依存なので、恥ずかしがらず自治体やカウンセリング窓口に相談しましょう。

やめようと思ってもやめられないなら依存状態

3. 「24時間ルール」を導入する

■何をするルール?

一言でいえば、「衝動的に買いたくなったとき、24時間だけ決断を保留する」というもの。

具体的には:

• オンライン通販で「これ欲しい!」と思っても、すぐ「購入確定」に進まない
• とりあえず欲しいものリストやカートに入れておいて、丸一日経ってもまだ必要と思えるなら買う

ADHD脳は、とにかく一瞬で「買おう!」と決めてしまいがち。

けれど、24時間おいて気持ちがクールダウンすると、
「あ、別にいらないかも…」
「もう興味薄れちゃった」
となる場合が案外多いんです。

衝動買いを抑えるのに効果的


■どう実践するといい?

Amazonなら「カート」→画面を閉じる→翌日また確認

• 街で見かけた気になる商品は、その場で買わずに「写真だけ撮って一旦帰る」

• ADHDの人は時間感覚が曖昧なので、スマホのリマインダーで「24時間後にアラーム」をセットしても◎


4.「Buddy制度」で客観的な目を得る

■なぜ「Buddy(仲間)」が有効?

ADHDの方は、自分ひとりだと「まぁ大丈夫か」と楽観的になりがち。

でも、誰かに定期的に確認されると、意外と「ちょっと恥ずかしいから控えよう」って自制が働きます。


■どう組む?

パートナーや親友に「月1で支出一覧を見てほしい」とお願い

• LINEやSNSで「買いたいものがあるけど迷うときはあなたに相談するね」とルール化

• 仕事の経費精算とかでも、ADHDさんが苦手な部分は上司や同僚にサポートを頼む

■ポイント:
「自分はお金に関してうまく管理できない部分がある」という弱みを認め、オープンにしてしまうこと。

最初は恥ずかしいけど、本当にこの方法のおかげで散財が止まった人は多いんです。

誰かに見られているという感覚は有効。


5. 家計の「見える化」

■目的は「いま、どのくらい使ってる?」を常に把握する

ADHD傾向があると「数字にあまり目を向けないまま日々が過ぎてしまう」ケースが多いです。

気づけば支払いが重なっていた…というのを防ぐには、支出を簡単に可視化できるツールが便利。


■具体的な方法:

1. 家計簿アプリ (例: マネーフォワードME、Zaimなど)
• 銀行口座やクレカを連携し、支出を自動仕分け→あなたは週1回まとめて見るだけでOK

2. エクセルやGoogleスプレッドシート
• シンプルに「食費」「日用品」「交際費」「趣味」くらいの大分類を手動で入力
• ADHDだと毎日は難しいから、1週間に1回か2週間に1回ペースが現実的

■テクニック:

• ADHDで忘れがちなら「○曜日の夜8時は家計簿チェック」とスマホにリマインダーセット

• たまに計算が合わなくても気にしない。大ざっぱでもOKと割り切るほうが続く


6.サブスクを定期的に見直す

■サブスクの怖さ

今の時代、動画配信・音楽配信・クラウドストレージ・オンラインサロンなど月定額サービスがたくさんありますよね。

これ、登録はすごく簡単なのに、解約するのが面倒と感じる方は多いはず。

特にADHDの場合、先延ばしや管理の苦手さで、数十ものサブスクに加入しているケースも珍しくありません。


■定期的な棚卸し

3ヶ月に1回、あるいは半年に1回でいいので、契約しているサブスク一覧を一斉にチェック

• 「最近ほとんど使ってない」「他のサービスで代替できる」などは思い切って解約

• ADHD特性で先延ばししがちなら、この見直しをリマインダーに入れておくと安心

■メリット:

• 意外と不要なサービスを契約していたと発覚し、毎月の出費を数千円カットできることが多い
• ポツポツ浪費していた分が消えるので、家計がスリムになる

たったこれだけでも、「いつの間にかお金がない……」という状況がかなり減ります。 

定期的に見直すと意外とあります


まとめ:ADHDのお金管理は「自分なりの仕組み」こそ最強


ここまで、ADHD特有の衝動性や先延ばしを想定した「散財を防ぐ方法」をいろいろ見てきました。

最後にもう一度ポイントを整理しますね。

1. クレジットカードを封印・制限
• 衝動性があるなら、魔法のカードに頼らないほうが安全

2. ギャンブル・課金ゲームには近づかない
• ハマると抜けられないから、最初から避けるのがベター

3. 24時間ルール
• すぐ買わず、一旦24時間寝かせるだけで大きく散財を減らせる

4. Buddy制度
• 自分だけで抱えず、誰かとチェックし合う

5. 家計の見える化
• アプリや表で、今どれくらい使ってるかをざっくり把握

6. サブスクを定期的に見直す
• 不要な固定費を削れば、お財布に余裕が出る

もちろん、この中には「ちょっと大変そう…」「家族や友人に頼るのはハードルが高い」と感じるものもあるかもしれません。

無理に全部やらなくてもOKです。

まずは1つでも「ちょっと試してみようかな」というものを取り入れてみてください。

それだけでも、散財が減ったり、お金に対する意識が変わったりする可能性は大いにあります。

たとえば、24時間ルールを実践するだけでも衝動的なネット通販が激減したという人は多いですし、クレカを預けるだけで生活が破綻しかけた状態から救われることもあります。


最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます!

ADHDゆえの衝動買いや先延ばしが続くと、
「自分は社会人としてダメなのでは…」
「こんなに散在してどうにかなってしまうかも…」
と落ち込むこと、ありますよね。

でも、あなたが悪いわけじゃありません。

脳の仕組みがそうさせる部分が大きいから、そこを責めても気持ちが萎えるだけなんです。

私の経験上、大切なのは自分の苦手を“仕組み”で補うこと。
たとえば、

• カードを持たない→そもそも大きな散財ができない

• 24時間ルール→「今日の“買いたい”は明日まで保留」と自然にブレーキ

• 定期的に誰かに支出を共有→やましい買い物をしにくくなる

こういった仕組みを使っていけば、「気づいたらとんでもない金額……」という最悪シナリオは格段に減っていきます。

一歩一歩、あなたの暮らしがちょっとラクになるよう祈っています。

もしすでに借金や大きな支払いトラブルがあるなら、早めに専門家や家族へ相談してみて。

誰かを頼ることは恥ずかしいことじゃない

1人で抱え込まなくても大丈夫。

ADHDは脳の特性であって、意志の弱さじゃないんですから。

この先、良い意味で「衝動的なお金の使い方」をしなくなると、あなたの本当にやりたいこと(趣味や勉強、旅行など)にお金をまわせる余裕が出てきます。

1か月、2か月と続けるうちに「安心感を得る」→「もっと管理したくなる」という良い循環も生まれるはず。

ぜひ、ここで紹介した対策をきっかけに、散財の悩みから少しでも解放されますように。


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