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【あなたのタイプはどれ?】ADHDタイプ別診断シート
まずは、記事を開いてくれてありがとうございます!
前回の記事でADHDの3つのタイプ(不注意優勢型/多動性・衝動性優勢型/混合型)の簡単な特徴と対策について書きましたが、自分のタイプをより判断しやすくなるように簡単な診断シートなるものを作成してみました!
↓ADHDの3つのタイプについての記事です!
ADHDの3つのタイプ(不注意優勢型/多動性・衝動性優勢型/混合型)をセルフチェックするための「簡易質問票」です。
あくまで自己評価の参考であり、正式な診断には必ず医療専門家(精神科医・臨床心理士など)の判断が必要ですので、その点をご了承ください。
回答方法
1. 以下質問を「不注意項目」「多動・衝動項目」の2つに分けて掲載しています。
2. 各質問に対して、過去6か月のあいだにどの程度の頻度で当てはまるかを1~5で評価してみてください。
• 1=ほとんどない (まったく当てはまらない)
• 2=たまにある (やや当てはまる)
• 3=そこそこある (中程度)
• 4=しょっちゅうある (かなり当てはまる)
• 5=いつもそう (非常に当てはまる)
3. 各項目で4 or 5(“しょっちゅうある”“いつもそう”)が多いほど、そのタイプの傾向が強い可能性があります。
目安として、同じカテゴリー(不注意 or 多動・衝動)で4 or 5が4つ以上だと、そのタイプの特徴が日常生活に大きく影響しているかもしれません。
4. 合計点で判断する簡易版の方法を最後にご案内しますが、自己判断にとどめ、実際に悩みが大きい場合は専門家への相談をおすすめします。
【A】不注意に関する質問(10項目)
1. 忘れ物や紛失物がとても多く、直近半年でも大事な書類やカギを何度かなくしてしまった。
2. 作業や勉強中、ほかのことに注意がそれてしまい、気づくと全然違うことをしていることがある。
3. 締め切りのある作業や宿題を計画的に進められず、いつも直前で慌ててしまう。
4. 複数の手順や指示を受けると、途中で手順を混同してしまったり何をしていたか忘れてしまう。
5. 大事な話を聞いているつもりでも、後で内容をほとんど覚えていないことがある。
6. 会議や勉強で細かなところまで注意を払うのが苦手で、ケアレスミスを繰り返しがち。
7. 日常生活で必要な物の管理(財布、スマホ、書類など)が苦手で、探し物ばかりしている。
8. 興味を持たないことだと、短時間でも集中できなくてぼんやりしてしまう。
9. 読書や文書を読むときに、行を飛ばしたり意味をとばして理解してしまうことがある。
10. 整理整頓が苦手で、机や部屋が雑然としている。ただし興味のあることには集中しすぎることもある。
【B】多動・衝動に関する質問(10項目)
1. 長時間じっとしているのが苦痛で、足を揺らしたり椅子から離れたくなることが多い。
2. 人の話を聞いている途中で、思いついたことを遮って話し始めてしまうことがある。
3. 運転中や移動中に、ついスピードや安全確認で大胆になり、注意を受けることがある。
4. 順番待ちが異常に苦手で、イライラしてしまう。
5. 興味があることを見つけるとすぐ行動に移してしまい、後で「なんでこんなことを…」と後悔する。
6. 日常のちょっとしたミーティングや会議でも、じっと聴いているのが苦痛でウズウズしてしまう。
7. 買い物で「かわいい」「セール品だからお得」と感じると、計画なしで衝動買いしてしまう。
8. 話しているとき、相手の反応を待たず一方的にまくしたてる傾向がある(興奮すると特に)。
9. レジャーやイベントで衝動的にハメを外しすぎ、周囲から困った顔をされることがある。
10. 「後先考えずに行動するせいでトラブルになる」ことを自分でも分かっているのに、やめられない。
判定方法
• 計算方法:各質問に対して
• 1=ほとんどない (まったく当てはまらない)
• 2=たまにある (やや当てはまる)
• 3=そこそこある (中程度)
• 4=しょっちゅうある (かなり当てはまる)
• 5=いつもそう (非常に当てはまる)
1. 不注意型かどうか
• Aの合計が高い(たとえば 4 or 5を4個以上 とか合計で30点以上など)場合、不注意優勢型の特徴が強く出ているかもしれません。
2. 多動・衝動型かどうか
• Bの合計が高い(同様に 4 or 5が4個以上 とか合計30点以上)場合、多動性・衝動性優勢型の傾向が強い可能性があります。
3. 混合型(複合型)
• AもBも ある程度スコアが高い(たとえば両方とも20点以上とか、どちらも4 or 5が複数ある)なら、混合型(両方の特徴が混ざっている)と言えるかもしれません。
↓ADHDかどうかの診断シートもあります!
注意事項
• ここに挙げた質問は、あくまでセルフチェックの簡易版です。実際の診断は、医師が発達の経緯や心理検査などを総合的に判断して行います。
• ADHDには、ここで示した不注意型・多動/衝動型以外にも個人差が大きく、またASD(自閉スペクトラム症)など他の発達特性と重なる場合もあります。
• 「当てはまりすぎて苦しい」「日常生活に大きな支障がある」と感じたら、ぜひ一度、精神科や発達障害専門外来など医療機関に相談してみてください。
• 特に大人になってから気づくパターンの方も多く、診断・カウンセリングを通じて合理的配慮や治療的アプローチを受けることで、日常生活が格段にラクになる可能性があります。
まとめ
• 不注意型:物をよく失くす、書類管理や期限管理が苦手、ぼーっとしがち
• 多動・衝動型:落ち着きがない、順番やルールを待ちにくい、思い立ったら即行動
• 混合型:両方の特徴が混ざり、多方面で困りごとが出やすい
今回の質問票で “どのタイプの特徴が強めか” をざっくり自己評価し、生活の困りごとを振り返るきっかけにしてみてはいかがでしょう。
必要があれば早めに専門家の意見を聞き、自分に合った対策やサポートを探してみてくださいね。
あなたが少しでも生きやすい道をみつけ、上手にADHD特性と付き合っていけることを応援しています。
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