欧米社会と「契約」、そして日本の価値観
18世紀のフランスでの哲学者ジャン=ジャック・ルソー。
彼の『社会契約論』には、
君主というものは、本来、国民に力がつけば、その国の力がつくから望ましいはずなのに、
"国民に力をつけさせることはやらない〟
と書いてある。
つまり、国民と君主の間に利害の対立があるということです。
一方で、君主と国民との間に利害の対立がないのは、世界でも日本だけではないか?
日本は契約社会が、主流ではない。
昔から"信用社会〟で成り立つ。
第一次産業よりも意味のないともとれる娯楽、エンターテイメントやスポーツやセクシャルさを全面に押し出してきた文化の現在までの状況。
食料自給率37%。
国民の力とはなんでしょう?
自立力=食糧自給率=自給自足=農、狩り、漁、木材建築、道具つくり。
"自然に即した生活と端正さと結束
一人ひとりが自力で米作りや船作り、家づくり、道具作りと力を持つ。
コミニティー単位の力は、国を強くする。
それは江戸までの藩政。
今で言えば県単位ですが、自衛もしていました。
これが江戸、終戦前まで世界と日本の違いであったわけです。
国民に力をつけさせない、、、という西洋の考えは、今はどうかわかりませんが。
最近は不穏な情勢になりつつあるのは誰もが感じているはずです。
国防を他国に依存、食糧、住居建材、薬、医療を他国製に依存し、エネルギーを依存している今の日本。
何かを忘れてしまっている気がします。
だからこそ、
日本の正しい歴史を理解し、古き良き価値観を理解することから始める。
世界には太古から一つの血筋で残り続けている民族は3地域しかありません。その中で近現代に先進国となり、国として保持されているのは、日本だけです。
ここに歴史の意図があります。
太古からただ1つ続く民族。
日本が良くなるように願いたいものです。