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自己肯定感が高すぎる、、、??

 前回の投稿で、自己肯定感を高める支援が大切との内容を書きました。しかし一方で、「自己肯定感が高すぎるのもいかがなものか、、、」と言われることがあります。

 実は、自己肯定感についての定義が定まっていません。ある資料には、”自己肯定感とは、自己を肯定する感覚”との説明がありました。この自己を肯定するというときに、大きく2つの意味があります。

1)自分の存在に自信をもちポジティブに考えること
2)自分の存在が優位であると考えること

 一般的に、自己肯定感とは1の意味で使われますが、まれに2の意味で使う人がいます。つまり、「オレ、すげー」という意味で捉えている人です。「オレ、すげー」と思っているジャイアンのような人ばかりになることを目指しているのではありません。

 私の考える自己肯定感の高い人とは、自分の存在に自信をもち、ポジティブ(前向き)に物事に取り組む姿勢をもつ人。もう少し分解すると以下のような3つのポイントを満たしている人です。
 ①こうなりたいという自分自身の理想像がある
 ②それに向かって努力したり、軌道修正したりする
 ③理想像に近づく意見を取り入れ、的外れな誹謗や中傷をスルーする

 不登校のお子さんは、自信がなく、失敗を恐れることが多いように感じます。不登校支援とは、一本筋の通った芯のあるたくましい人に育てることが有効であると考えています。

 この自己肯定感を高めるという視点は、全ての子ども、全ての大人にも大事だとですよね。不登校支援を広めていくことは、閉塞感のある現代社会を変える大きなきっかけになるのでは、と思う今日この頃です。

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