不登校支援のポイントは、自己肯定感を高めること
初めて不登校の子を支援をした時に、子どもの自由にさせたり、学習をさせたり、集団の遊びを取り入れるなどしましたが、うまくいったり、いかなかったり、効果にムラがありました。
何かコレという支援はないかなと思った時に、教育の基本である自己肯定感を高める支援に立ち返ろうと思いました。
不登校のお子さんは、とても罪悪感や挫折感を抱きやすい状態にあります。何をするのでも自信がなく、ちょっと失敗しただけで落ち込んでしまいます。不安の裏返しとしてイライラをぶつけてくる子もいました。
自己肯定感を高める支援をすることで、自分に自信をもち、積極的になり、失敗しても人のせいせず、自分自身で立ち向かうようになりました。自己肯定感が高まると、学校へ行こうかな、と思う子も出てきます。もちろん学校へ行くことが全ての解決ではありませんし、学校へ行くにあたり子どもにプレッシャーをかけないように配慮したご家族、登校後不安をかけないように環境を整えた先生のがんばりがあってこその結果です。
学校へ行かない選択をしたとしても、生き生きと自分の興味のあることを見つけて、学習や友達関係に積極的になる子もいます。学校へ行けていても、行けなくても、どんなお子さんにとっても、自己肯定感を高める支援という支援は基本であると実感しました。