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『スペースバンパイア』(1985)
『悪魔のいけにえ』シリーズ、『ポルターガイスト』などを手掛けたトビーフーパー監督による、ホラーSF映画。
約70年に1度地球に接近するハレー彗星の中に、謎の宇宙船を発見した。調査員が船内を探索すると生命機能を停止している人間の形をした生物が安置されていた。サンプルの為に宇宙船へ持ち帰るが、調査員が相次いで謎の死を遂げる。
そして、調査員たちが乗る宇宙船は等々地球からの通信に応答しなくなってしまった。
調査員の安否を確認するために地球から新たに宇宙船が飛び立つ。宇宙に着くと浮遊している調査員たちの宇宙船を発見し、ドッキングをして中に入ると船内は焼け焦げていて、調査員たちの死亡が確認された。
しかし、謎の宇宙船から引き上げた3体の人間形生物は無傷だったため地球へと持ち帰るが......。
この作品も今のところサブスクにないからVHSで購入して視聴。
さすがに著名な監督やスタッフが携わっているだけあってなのかB級映画とは言いがたい良い出来だと思うけど、公開当時はSFXなどの技術も余す事なく使い渾身の力作だった割に、結構コケた映画らしい......
ーーーーーーここからネタバレーーーーーー
内容としては題名にある通りで宇宙で発見した人形の生物が実は、人形をしたエイリアンでしかもバンパイア(吸血鬼)で、このバンパイアを地球に持ち帰ってしまったから地球で大暴れ。
しかも、バンパイアに血を吸われた者は1度死んで2時間後にバンパイアになってしまう......この際に血を吸えなかったら破裂して砂になる。
終始、予想通りの展開に少し退屈感はあるけど、
B級映画ではない、おそらくかなり予算の掛かったSFX演出は見所で、宇宙の壮大さにバンパイアに血を吸われる際のビジュアルなど、この部分は見ていて退屈しない。
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興行収入こそ振るわなかった、この作品にはさらなる問題点がある。
それは......バンパイアの女性(マチルダ)が常に裸であるという問題で、当時、日曜日洋画劇場でテレビ放送された際にも解説の淀川長治が本編を無視して、この話題のみを扱うぐらいだったらしい。
確かに、家族で見ると相当気まずいし、当時見ていた男たちの青春の1ページに刻まれたことは間違いない。
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個人的にはおっちゃんにマチルダが乗り移ったシーンが面白くて、腹を抱えて笑ってしまった。
おっちゃんが可愛いく見えてくるの不思議だなぁ......笑
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マチルダばかりに気を取られてるから見落としがちだけど、男のバンパイアの肉体美と男前さに女性も必見なのは間違いない。
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映画全体を通しても良い出来だし、
色々な意味で1度は見るべき映画なのかもしれない。