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【詩】ただひたすらに"今日"【namonamo】

『ただひたすらに"今日"』

                    (作:namonamo)

人生の苦悩を声高に叫べる時は過ぎ去り
ただしみじみと差し迫る孤独に恐れだけを知る

秋風のきんきんとした冷たさに首を締め付けられながら
見えない星の美しさを想像する
それが希望の光でありますようにと願いながら

死の苦しみの前に用意された生の煩悶に身をよじる長い苦悩の中に瞬間的にひらめくようなわずかな喜びに手を伸ばす
けれどそれはすでに陽炎だ

これから起こることに耐えられる自分であれ
私に迫りくるものよ 受け止められる大きさを超えるな

壊れるな、私の世界
今日だけは ただ今日だけは……

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