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ホロライブタイピング最速王決定戦優勝者予想

先日2/26、さくらみこさんの配信枠にて、表題の企画告知が行われた。
同様の企画はにじさんじでも行われているようだが、この記事では企画の類似性などについて議論するつもりがないので、あくまでもホロライブで行われる本企画に焦点を当てて記事を執筆していこう。

総勢約30名のホロライブメンバーが参戦する予定と謳われている本企画、日本拠点で活動するメンバーだけでなく、海外組もエントリーするとのことで、白熱したバトルが繰り広げられる予感がしている。
なお、出題される問題は上記点も考慮してか、あまり漢字を多く含まないような出題を計画、海外勢は海外勢とマッチアップするようなトーナメントの調整も行う予定で企画しているとのこと。
(という触れ込みだったが、海外勢から「ローマ字入力で全然OKです!」の返答がみこさん側へあったため、出題方式は下記大会ルールの方法で行われていくようだ)

そして、2/28のさくらみこさんのチャンネルで、本大会の抽選会が行われた。
ここで決まった組み合わせを踏まえながら、競馬や競艇よろしく、優勝者予想と洒落込んでみよう。
予想をする中で、私自身のホロライブメンバーに対する現状の知識や解像度、イメージの更新にも繋がるだろうし、現時点での備忘録も兼ねられる。
本記事をご覧になっている貴方との情報のすり合わせも、是非ともお願いしたいところだ。


出場メンバー一覧

まずは本企画への参戦メンバーをおさらいしておこう。

参戦メンバー(敬称略)
0期生→さくらみこ、ロボ子、星街すいせい
1期生→アキ・ローゼンタール、夏色まつり
ゲーマーズ→猫又おかゆ
2期生→大空スバル
3期生→宝鐘マリン、白銀ノエル
4期生→出場者なし
5期生→尾丸ポルカ
6期生→ラプラス・ダークネス、博衣こより
ReGLOSS→音乃瀬奏、一条莉々華、轟はじめ
FLOW GLOW→響咲リオナ、輪堂千速、綺々羅々ヴィヴィ
hololive EN→森カリオペ、小鳥遊キアラ、一伊那尓栖、七詩ムメイ、ハコス・ベールズ、ネリッサ・レイヴンクロフト、FUWAMOCO(フワワ・アビスガード&モココ・アビスガード)、ジジ・ムリン、セシリア・イマーグリーン
hololive ID→アイラニ・イオフィフティーン、ベスティア・ゼータ
※追記 hololive IDの2名は急遽欠席となってしまったため、下記トーナメント表の相手が不戦勝で勝ち上がり。また、響咲リオナが緊急参戦。

国内勢は全員不参加の4期以外は、各期からほぼ満遍なくエントリーをしているようだ。
ちょうど抽選会の行われた2/28から、ビッグタイトルである「モンスターハンターワイルズ」がプレイ解禁となったため、そちらを優先しているメンバーが不参加になってしまったのは残念ではあるが、初の試みの企画としてはなかなかのメンバーさんが揃ったのではないだろうか?
ただし、参加していれば優勝候補の一角となったであろう白上フブキさんや鷹嶺ルイさん、みこさん主催の企画には確定不参加になってしまう兎田ぺこらさんなどのタイピングの実力者不在は少々残念と言ったところだろう。
海外組からは、日本に移住してJPメンバーと遜色ないコミュニケーションをとり、日本のギャルゲーにも造詣の深いFUWAMOCOの2人を筆頭に、日本語を巧みに使いこなすメンバーが名を連ねる。
今大会のダークホースは、意外にも海外組から出てくるだろうか?

予想準備

予想をする上で、過去のデータを参照しておくべきだろう。
参考資料として、過去にホロメンが行なった「相関図」配信にて、メンバー向けに宛てたコメントへのタイピングスピードと、非公式WIKIにてデータがあるタイピングスピード、そして「漢字でGO」などのタイピングゲーム配信時や「マインクラフト」など全体チャットへの入力速度をまずはそれぞれ参照してみよう。

参考資料1:相関図配信時のタイピングスピード

相関図フォーマット内で対象者へのコメントを入力する際のスピード感から各ホロメンのタイピングスピードを考えてみよう。
ただし、配信の性質上、各文章を口に出しながらタイピングをしているため、純粋な速度全振りではないことを留意したい。
ただし、相関図配信を過去に実施したメンバーでも、配信内でタイピングするシーンがなかったり、ペンタブ等を用いた手書き文字での表記を実施したメンバーは資料からは省かせていただく。
※敬称略。今回の大会出場者は太字表記

ときのそら→各単語ごとの変換をされているので、全体を通じての速度はやや不明瞭なものの、単語文節での入力をベースでタイピングされているとみるため、標準的速度と考える

AZKi→AZKiさん自身が丁寧に考えながら言葉を発するタイプであり、タイピングもほぼ喋る速度に準じている

赤井はあと→キーボードの打音の連結性を考えると、相関図配信においてはスピード感は早めの印象を受ける

白上フブキ→シンプルに入力が速い。出場メンバーに名を連ねていないものの、参加していた場合には確実に優勝候補に入ってくる

夏色まつり→入力速度は比較的標準の速度のように見受けられる。各単語ごとに文節を区切って入力しているので、スピード感には欠ける

猫又おかゆ→飛びぬけてスピードが速いわけではないものの、入力の途中で指が止まるタイプではなくミスのリカバリーも速いので全体的にまとまった速度でのタイピングが実現している

戌神ころね→コメントを考えながらの入力だからか、スピード感に欠ける。ただし、一部の単語入力時はさっと文字が表示されるので、喋らず打つのは早い方かもしれない

宝鐘マリン→ベースとなる喋りが比較的早口のマリンさんだが、タイピングスピードも口の動きと連動するように実施されているので、基本的に速い

白銀ノエル→喋る速度とのテンポのズレはないものの、速度重視のタイピングをするタイプとはかけ離れている

天音かなた→自身発信の内容のタイピングは早いものの、ミスタッチが多く出てしまうためトータルスピードは標準の層に該当か?

角巻わため→普段のトークスピードよりも倍の速さのスピード感でタイピングがされているので、チャットコミュニケーションに長けている

獅白ぼたん→考えながらのタイピングではあるものの、書くと決めた内容に関してはスムーズに入力を進めていくので速度感は標準ラインか?

博衣こより→喋った後にすぐ同じ内容がテキスト表記される速度感でのタイピングなので、根本的に速い

音乃瀬奏→変換のロスはあるものの、配信でしゃべる速度とほぼイコールのタイピングがなされている。ミスタッチもあまりなく、基本速度は速い

小鳥遊キアラ→英語タイピングであるが、すらすらと各単語を打ち込んでいるので基本スペックが高い。ただし、日本語入力を求められた場合が未知数

参考資料2:ホロライブ非公式wikiの情報(2024/02/28時点)

こちらのページに、一部メンバーのタイピング速度の情報がまとまっているものの、あまり更新がされていないトピックのようで歯抜けが目立つ。
拾えた情報の中でそれぞれを属性分けすると、以下のようになる。
※敬称略。今回の大会の出場者は太字表記

相当早い→兎田ぺこら
早い→さくらみこ、桃鈴ねね、博衣こより七詩ムメイハコス・ベールズ
苦手・ゆっくり→大空スバル、ラオーラ・パンテーラ
超ゆっくり→水宮枢

ホロライブ非公式wikiより抜粋引用

参考資料3:タイピングゲーム配信時の入力速度

ホロメンが自身のチャンネルで配信した「漢字でGO」をはじめとしたタイピングゲームでの入力速度を属性分けしてみよう。
なお、ホロライブの配信動画の切り抜き師であるなめたけ氏が、本大会開催の情報を耳にして出場者発表前に各ホロメンのタイピングスピードの参考となる部分の切り抜き総まとめを作成してくださった。

なめたけ氏の恩恵にあやかって、各JPメンバーの速度分類を行ってみよう。
なお、この速度分類はかなり私の主観で分けているが、基準としてはタイプ音の連続性と速度感、ミスタッチの少なさを軸に分類を行った。
※敬称略。今回の大会参加者は太字表記

早い→さくらみこ星街すいせい、白上フブキ、猫又おかゆ、戌神ころね、兎田ぺこら、不知火フレア、宝鐘マリン、角巻わため、姫森ルーナ、桃鈴ねね、鷹嶺ルイ、博衣こより音乃瀬奏
普通→ときのそら、赤井はあと、夏色まつり、百鬼あやめ、天音かなた、常闇トワ、雪花ラミィ、獅白ぼたん、ラプラス・ダークネス、風真いろは、一条莉々華響咲リオナ輪堂千速
ゆっくり→ロボ子、AZKi、アキ・ローゼンタール、紫咲シオン、癒月ちょこ、大空スバル、大神ミオ、白銀ノエル尾丸ポルカ、火威青、儒烏風亭らでん、轟はじめ、虎金妃笑虎、水宮枢、綺々羅々ヴィヴィ

タイピング速度がなんとなく分かるホロJPメンバーのタイピングシーンまとめ
【2025.02.28/ホロライブ切り抜き】より一覧化引用

大会ルール

  • 「Weather Typing」を活用した10pt先取ルール

  • 対戦は1vs1で、先に共通提示される課題文を全文入力した方が1pt獲得

  • 課題文は、上部に日本語表記、下部にローマ字表記で提示されるため、日本語に不安のある海外勢もローマ字提示部に視線固定しておけば十分に戦うことが可能

  • 大文字の課題文は小文字入力のままでパスできるように設定される

  • 誤タッチによる減点やフリーズなどのペナルティはなしのため、純粋な速度勝負となる

  • 課題文はリスナー投稿によって集まったキーワードがランダム生成されるため、さくらみこさんの主催者アドバンテージは特になし

優勝者予想

上記の予想準備を踏まえたうえで、本戦の優勝者予想を行っていこう。
今回の大会は1VS1のトーナメント形式となるため、優勝者予想を行う上で、まずは各ブロックからベスト4に勝ち上がってくるであろうメンバーを予想してみよう。

トーナメント表

2025/02/28配信 
#ホロタイピング最速王 】ホロライブタイピング最速王決定戦💻🔥トーナメント抽選会‼
【ホロライブ/さくらみこ】より
2025/03/01 さくらみこX(Twitter)ポストより
(hololive ID2名の急遽欠席に伴う改訂トーナメント表)

便宜上、左上から右下にかけて各ブロックをABCDに割り振る。

Aブロック

見どころ:
・初戦から好勝負の予感!音乃瀬奏VS猫又おかゆ
・ENからの刺客!スーパーシードのハコス・ベールズ
勝ち抜け予想→ハコス・ベールズ

オープニングアクトを務めることになるであろう音乃瀬奏さんと猫又おかゆさんの試合は、開幕戦にふさわしい白熱した試合になりそうな予感である。
先般の記事で取り上げたが、奏さんは日本語を第一言語として習得してきたわけではないものの、日常生活を送るうえで何ら遜色がないレベルでの習得領域であり、加えてローマ字表記もあるというのであれば、読めない漢字が存在するハンデもほぼ存在しないと言っていいだろう。
ただし軍配は一定のリズムでほぼミスタッチなく正確にタイピングをしていくおかゆさんにあがりそうだ。
そのおかゆさんを倒すのは、EN所属ながらも流暢に日本語を使いこなすハコス・ベールズさんだと予想する。
いきなりの大穴予想かと思うだろうが、ハコスさんは普段からX等でも日本語によるポストを行っており、海外勢に起こり得そうな母音と子音の連結問題なども難なくクリアしてしまいそうである。
それに、海外勢込みの大会なので、1名くらいはベスト4に駒を進める海外勢がいても良いだろう。
そう考えると、トーナメント上で一番ベスト4に進みやすいポジションにいるのはハコスさんだという結論に着地した。

Bブロック

見どころ:
・冷静かつクールにタイプする仕事人!星街すいせい
・エリートな主催者の本領発揮なるか?さくらみこ
勝ち抜け予想→星街すいせい

このブロックはすいせいさんが危なげなく勝ち上がっていくだろうと予想している。
海外勢不在の国内組のみで構成されたブロックだが、予想準備の項目で確認してきたように、タイピングが速いメンバーはすいせいさん以外にはさくらみこさんくらいしか見当たらない。
そのみこさんも、入力時に独特な癖を持っていることをお話しされていたので、スピード勝負のタイピングマッチに置いて、1文字をいかに省略して課題文をクリアできるかというゲームの特性上、ここもすいせいさん優位に働いていくのではないかと予想する。

Cブロック

見どころ:
・高性能なのか?PONなのか?ロボ子VSタイピングするよりツッコミが早そうな大空スバル
・勝つのは頭脳かジーニアスか?博衣こよりVS一条莉々華
勝ち抜け予想→博衣こより

こちらのブロックも、優勝候補に名を連ねる博衣こよりさんが順当に勝ち上がるだろうと予想する。
こよりさん自身はミスタッチをよく起こしてしまうタイプであるが、それを補うほどの基礎スピードがあり、かつミスタッチによるペナルティが設定されていないレギュレーション下においてはこよりさんにはもはやハンデ無し、どうぞ無双してくださいとお膳立てされた舞台だろう。
一番の難所なりうるのは初戦の一条莉々華さんとの試合だろうか。
ただ、莉々華さん自身、日ごろから簡単な漢字熟語の読み間違いをされるなど識字力はお世辞にも高いとは言えないので、素のタイピング力と認識速度の差でこよりさんが正面からねじ伏せていくのではないだろうか。
勢いに乗ってそのまま、ベスト4進出を決めそうである。

Dブロック

見どころ:
・憑依型2人による場外乱闘の演技バトルも飛び出すか?尾丸ポルカVS宝鐘マリン
・今回も出るか不戦敗芸!ラプラス・ダークネスVSラッキーガールになるか?夏色まつり
・ノーマークは危険!大穴候補なりうるか?七詩ムメイ
勝ち抜け予想→宝鐘マリン

最後のブロックだが、マリンさんが勝ち抜くと予想をしたものの、出題される課題文の特性や、タイピングオンリーに集中した場合などの要素次第ではほかのメンバーにもチャンスが残っているブロックという見方もできる。
それでもマリンさんを一枚上にとるのは、マリンさんがタイピングスピードが速いだけでなく、自身に有利に勝負が展開できるように場をコントロールできる話術を持っているからだ。
相手の平常心を削ぎ、自分のペースで有利に試合を進めていく謀略ぶりが、マリンさんをブロックの勝者へと導いていくのではないだろうか。

優勝者予想

上記各ブロックの勝者を予想したうえで、ベスト4の試合展望を想像しながら優勝者予想を出してみたい。

準決勝第1試合
〇星街すいせい ー ハコス・ベールズ×
かなり僅差の勝負になるであろう予想だと考えている。
勝負の決め手となるのは、やはり課題文章が日本語独特の表現ベースでシャッフルされて出てくることだろう。
ハコスさんはローマ字読み部分に視線固定して黙々と入力するとは思うが、聴きなじみのない表現に瞬間手が止まる可能性がありえる。
対して、すいせいさんはホロライブ内のネタ的要素も把握をされているので、内容認識をしたらサクサクと入力を進めていきそうである。
軍配は国内有利ということで、星街すいせいさんに上がるのではないだろうか?

準決勝第2試合
〇宝鐘マリン ー 博衣こより×
このマッチアップが実現した場合、多くの方は僅差の勝負になると予想して視聴する可能性が高いと思うが、私はマリンさんが大差でこよりさんを下すだろうとみている。
というのも、こよりさんのブロック抜けの試合にはさしたる強敵は不在のため、スムーズに勝ち上がってきていると予想をしている。
そのため、マリンさんのような、自身と同格のタイプスピード保持者との試合が初めてになるという点で、ここ一番で本領発揮をし損ねて「ずのー」になってしまう豆腐メンタルが発動してしまうのではないだろうか。
加えて相手は手練手管のマリンさん、精神攻撃・ゆさぶり・煽りと絡め手はお手の物。
こよりさんから平常心を奪って、マリンさんはするっと勝ち上がってしまうのではないだろうか。

決勝戦
〇星街すいせい ー 宝鐘マリン×
そして迎える決勝戦であるが、私は星街すいせいさんが初代ホロライブタイピング最速王に輝くと予想する。
勝負の決め手になるのは、当日の体調面と連戦の疲れだろう。
最速王イベント前日に、マリンさんは自身の体調不良から強めの薬を処方していただいている旨をSNSで報告されている。
徐々に暖かくなり、アレルギー等に悩まされる季節になったのだろうか、万全の体調が整っているとは言い難い。
そこに連戦の疲れが加わると、いかにマリンさんといえどもベストなパフォーマンスができるとは言い難いのではないか。
対してすいせいさんは、トーナメントの進行の都合上一足先に決勝戦進出を決めている状況で勝負に向かえるので、メンタルリセットの時間や、酷使した指先や思考回路の回復できる時間が生まれている。
そのため、連戦で臨むことになるマリンさんよりは高いパフォーマンスが期待できそうである。
両者のタイピングスピードはほぼ互角のため、最後は地力以外の外的要因の有無が決め手になってしまいそうではあるが、決勝戦にふさわしい名勝負が生まれる予感はひしひしとしている。

予想のまとめ

というわけで、私の予想を改めてまとめると以下である。

優勝:星街すいせい
準優勝:宝鐘マリン
ベスト4:ハコス・ベールズ、博衣こより

この予想を裏切るようなトンデモ展開が待っているのか、はたまたWIN5やTOTO6を当てるような完全的中となるのか。
事前予想を行ったことで、当日の本戦はプラスアルファの視点を持って楽しく視聴できそうである。
推しの奮闘を願って応援するもよし、私のように予想家よろしく優勝者を考えてみるもよし。
個人個人、様々な楽しみ方で熱戦の火蓋が切って落とされるのを待とうではないか。

本戦は3月1日(土)午後7時よりさくらみこさんのチャンネルにて配信される。


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