話しことばと書き言葉の違い
こんにちは、AsianSTです!😊
今回は『話しことばと書きことばの違い』
をテーマにお届けします!
世界のどんな民族も言語をもっています。
その中には、文字をもたない民族もいますが、
「話しことば」をもたない民族はいません。
例えば、タイに住む山岳民族であるリス族は、
リス語を使いますが、文字言語はもっていません。
インドネシアのスラウェシ島に住む少数民族
チアチア人も、独自の話しことばを使い、文字言語はありません。
ところが、チアチア人は自分達の言語を保存するために、
韓国のハングル文字を使用する、という方法を選択したそうです。
文字そのものは「話しことば」を基盤として二次的に派生します。
ただし、文字は単純に話しことばを文字化したというものではなく、
話しことばとは異なる文字言語特有の性質があります。
会話では、目の前に話し相手がいるので主語や目的語の省略が非常に多く
「食べたの?」と話した内容をそのまま
文字に書き起こしても、第三者には何のことやら分かりません。
そのため、文字に起こす場合は、実際には話されていない言葉も
必要に応じて補う必要があります。
「食べたの?」であれば、
「彼が唐揚げを食べたの?」のように。
ただ、このように文字言語で表しても、話しことばのすべてを
表すことはできません。
それは、話しことばに特有のイントネーションやリズム、
情動などを文字に反映することが難しいためです。
考えていることをまとめる、客観視する、
論理的思考を育てる、と言った意味では
書きことばが役に立つ(相乗効果)面があると考えます。
一方で、「話しことば」をもつことは
人間であることの証明とも言えると考えられます。
ことばの発達に遅れがある場合はまず、話しことばをいかに獲得して
いくかを優先に考えていくことが重要になります。
今回も最後までお読みいただき
ありがとうございましたm( _ _ )m
また次回お会いしましょう(*^▽^*)!