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hidesanspiral
149、母のいない生活
母は、去年の八月一日に亡くなりましたが、母が病院に入ったのは、三年前です。
いまだ、慣れない生活が続いてます。
それまでは、いつも、母を最優先にした生活を送ってたからです。
介護生活。介護職に就いてなくったって、いや、就いていない方がもしかして、うまくやれてたのかも知れません。
なまじっか、介護職に就いていたため、仕事の延長と捉え、母に気を遣いすぎたところがあるかも知れないのです。
介護生活には、なにも、こうしなければならない、とか、そんなルールはありません。
返って、仕事で型を身につけてしまい、疲れ果てたかも知れないのです。
明らかに、サボっている。そう見えてこそ、ちょうどの介護生活です。
ただ、一人暮らし。
ふざけても、誰も相手にしてくれない、というところが、寂しいです。
以前だったら、一人事を言っても、(もちろん、反応はありませんでしたが)、母が聞いててくれる、と思うからこその一人事でした。
それが、やがて、おとぎ話にもなり、笑ってくれるひともいたのです。
それが、今となっては......
それでは、また、母に宛てもない手紙を書こうと思います。読んでくれてるのか、読んでくれてないのかも、わからない手紙を。
きっと、読んでくれているものだと、信じて。