56、カット
美容院のカットに行ってきました。
三ヶ月くらい、行ってないと、のびてきたなー、と行くようにしてます。
そこは、女性一人の従業員さんで、切りもりしてるところなので、若い女性と長い時間、話しができるチャンスです!
もう、今回で、五回目くらいでしょうか、カットしてもらいました。ぼくのことも、だんだん、わかってきたようですし、その人のことも、(住んでる場所だけだったりするんですが)、だいたいわかってきてます。
ただ、カットだけなので、やはり、三ヶ月に一回、やっと会えるだけ、になってしまいます。
できるだけ、腹の目立たない、シャツを選んで、スリムに見えそうな、短パンをはいていきます。
カット。
いつも、できたては、姉に「おもろい顔になって、帰ってきやがったな」と、言われるので、結構、覚悟が必要なんです。ぼくは、長目の方が似合うようです。
入っていくと、どーもー、と軽く会釈し、髪を洗ってもらい、席に座ります。
話すことは、最近の近況と、世間話。ぼくは、職についてないので、次、就く職は、どんな職がいいかを話します。母の介護でこり、今度は、介護系は就きません、とか話したりします。
まあ、ぼくも、紳士ぶって、あまり、その人に入り込まないような会話を選び、でも、やっぱり、若い子と話すと楽しいんですよね。
ぼくは、店のお客さんなんで、向こうも、気を使ってくれて、話を合わしてくれます。
なんでもない会話。それをするだけで、日々のストレスが発散できます。
最後、「こんな風に出来上がりました」と、後ろの鏡を見せてくれて、自分の顔を見ると、あー、やっぱり。
おもろい顔になってます。
美容師さんは、髪を全部前に持ってこうとするんですが、「あー、もう、立たしちゃってください!おもろい系でいきます。ぼくが、短い髪を立たすと、おもろい系になるんですよ」と、注文をつけ、そんなことないですよ、と言われながらも、また、おもろい顔になりました!
値段は、四千円。兄に、おっさんなんやし、もっと安いところへ行け!と注意されますが、そんなところ行ったら、この人と、話せなくなるだろう!と意地です!
まあ、美容師さんなんて、一つのところにとどまってません。
この人とも、いつお別れが来るのだろうと、思いながら、お金を払い帰ります。
帰り、途中のショーウインドウのガラスを鏡越しに見て、「うーん、やっぱり、おもろい」などと思いながら帰ってきました。
これは、美容師さんの、上手い、下手ではなく、結局、ぼくの顔がおもろいから、こうなるんでしょうね!