最近の読書記録

に憧れて書こうとしたが最近あまり本を読んでなかったので、思いつくまま読んだ本の感想を書く。

「そっちにいかないで」 戸田真琴

彼女の文章は、私の言語化能力では掬いきれないまま漂っている上澄を、丁寧に的確に、それでいて優しく掬ってくれるから読んでいてすごくすっきりする。

「社会人大学人見知り学部 卒業見込」 若林正恭

だが情熱はあるを見た後気になって購入した。
『牡蠣の一生』の話がとても良かった。

さくらももこのエッセイたち
「たいのおかしら」「たいのおかしら」「さるのこしかけ」「そういうふうにできている」「富士山」

とにかく面白い。つい吹き出してしまう。
ただ面白いばかりでなく、センチメンタルな話もあり、そのバランスがちょうど良い。
特にたいのおかしら収録の『二十歳になった日』が好き。

「キッチン」 吉本ばなな

生粋のばあちゃんっ子なので、序盤の展開で毎回号泣する。この間寝る前にどんな物語だったか思い出すのに軽く読んでたら、涙が止まらなくなった。
おばあちゃんのお置き土産のような、別れが生み出す出会い。
巻末の「ムーンライト•シャドウ」も良かった。

「山猫珈琲 上巻」 湊かなえ

普段はミステリーしか読まないので、気になってエッセイを購入。
文体が相変わらず、この方特有のですます調だったため、ほのぼのとしている内容とは裏腹に、つい癖でミステリーテンポで読んでしまった。
とにかく淡路島に行きたくなる!

「きりこについて」西加奈子

「ブス」な女の子、きりこについてのお話。
自分を大切にするって、自分の体に正直に生きることと何が違うのかという主張に考えさせられた。

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