2024年3月10日 萌えサミットin秋芳洞リポート
先日、萌えサミットin秋芳洞は無事終了した。今回はイレギュラーが多くてどうなることかとヒヤヒヤしたのが本音のところだが、まずは萌えサミット実行委員会や観光協会、行政の方々お疲れ様でした。
今回の萌えサミットの準備期間で色々あったため、3つの団体の状況から内容をまとめてみようと思う。
【秋芳洞商店会】
実は秋芳洞商店会としては、昨年の3、4月あたりから
「できるだけ早く開催を決定して欲しいので第一回目の萌えサミットin秋芳洞実行委員会をできるだけ早くに行ってください」
という内容を実行委員会(観光協会や行政)に伝えていた。というのも昨年は私が独断で事前に動いたことで、結果的には大学生が各店舗に入って盛り上げに貢献はしたが、実行委員会の担当としてはハラハラした部分や心配事が増えたらしく、情報を拡散しないで欲しい旨のやりとりなどがあった。
また、例年は実行委員会が12月初めに行われ、やることが決まったら2週間以内に商店会が何を行うかを明確にしてくれといったとんでもないスケジュールで事が進む。何もしないは地元としてNGだろうと私が独断で案を出して実行することが多かった(話し合うことも集まることも時間的に厳しい)。
今回は事前の準備にも時間を取りたいし、若手の会員が増えているのでその人たちのアイディアや行動力を活用、活躍してもらうためにも準備期間が欲しかったのでお願いをした。珍しく、高齢化が進んで腰が重い商店会の行動が早く、前向きで取り組んでいたのだ。近年、秋芳洞商店会と観光協会、美祢市は三者で定例会を設けており、毎月集まって情報交換などを行っている。秋芳洞商店会が実行委員会開催をお願いしたのもこの会議だ。
【萌えサミット実行委員会】(周南・下松)
昨年秋の萌えサミット本部イベントのタイトルは萌えサミットfinalだった。一区切り。今まで走ってきた実行委員会から新しい委員長へとバトンが渡された。新しくバトンを握ったのは社会人一年目の三坂くん。今までの実行委員会の方たちは皆サポートに回るため不安感はないが、
「萌えサミットはfinalだし、もう終わったんでしょう?」
といった噂や思い込みもお客様の中には多くあり、実際、萌えサミットin秋芳洞は開催されないと思っていた人たちも多くいた。finalの後の新委員長の最初のイベントがin秋芳洞だったこともあり、本部体制を整えたり、新委員長のスケジュールや方針だったりと多く苦労があったのだろう。
【萌えサミットin秋芳洞実行委員会】
担当は観光協会職員が担っており、そこに行政や商店街などが入って実行委員会を形成している。
萌えサミットの立ち上げは市の職員が行なっており、その職員が観光協会に出向していたため、立ち上げからしばらくはこの人が担当。出向から戻る期限が迫ったので昨年は別のものが担当した(立ち上げをした者はサブ担当でフォロー)が、実はその担当は今年の1月末で観光協会を退職している。
昨年の担当、サブ担当がいない中での新担当。辞めると決まってからの動きだったために新担当も大事だ。
【第一回萌えサミットin秋芳洞実行委員会開催】
上記のようなバタバタがありながら、開催を決定する委員会が行われたのは令和6年1月半ば。今までで一番遅い実行委員会となった。しかし中心で動く団体の2つがそれぞれ転機を迎えていたのでしかたない。ここでもう一つ問題が。会場が昨年までの場所が使えないことになり、ふれあい広場から第二駐車場に場所も変更。今までのレイアウトも使えない。これに関しては私も話に加わって動いたが、新しい場所で行うこととなった。
【萌えサミットin秋芳洞開催】
商店会は例年スタンプラリーを行っていたが、昨年会員から別の案も提示されていたため今年はクーポンチラシの配布を行った。場所も違うためアプローチを変えたが、結果は近日集まって調べなくてはならない。
天気は晴れ。毎年天気に悩まされて、雨、雪、嵐とさまざまだったが、晴天は何年振りだろうか(初めて?)。会場は大きな駐車場ということもあり一体感があり、笑顔にあふれていた。子どもたちのダンスや声優さんトークショー、アイドルグループのステージイベントと大賑わい。会場を見る限り、イベントは大成功といったイメージ。
【課題】
しかし手放しには喜べない。元々の開催理由は
「秋芳洞入洞者増加を狙った閑散期対策」
として市がスタートしているイベントだ。財源も市に頼っており、望まれる結果は地域に落ちる経済効果。安富屋単体で見れば昨年までの数字に比べては鈍いが(昨年までは会場が真横)、イベント以外の日と比べたらキャッシュレス決済の大幅な比率増があるので若者が多く来店したことがわかる。レストランを見てもコスプレイヤーが食事してくれていたり、クーポンの使用がありと明らかな効果も見て取れる。これに関しても各店に調査は必要だが、数字はある程度上がっていると考えられる。
では秋芳洞の入洞者数はどうか?昨年よりも下がっていると聞いている。これに関しては一番大きな理由は開催場所の変更で秋芳洞までの距離が2倍になっている点か・・・離れればどうしても難しくなる。洞内での催しもやってはいるが、なかなか数字につながっていない。
今回はギリギリのスケジュールで事前に各店に話が回せていなかったことから、お店に催しが入ることができず商店街へ引っ張ることも苦戦した。悔やまれるところではあるが、何かイベントを行う際に参加店を募ってもなかなか数が揃わないこともある商店街。早くに声を上げていたからといって商店会が正義なわけではない。やはりここは持ちつ持たれつだ。昨年早めに動いた経緯も、いつもの腰の重さがあって動けないというイメージを払拭させたいと思って動いたのだ。この辺り足並みが揃い、準備や告知が間に合い、秋芳洞との連携が取れてこそ数字が上がってきそうだ。
今回は節目でなかなか苦戦したが、準備段階から話し合いに参加していて思うのは、
『よく2ヶ月でここまで形になったものだ』
ということ。担当者はじめ萌えサミットin秋芳洞実行委員会、萌えサミット実行委員会の皆様本当にお疲れ様でした。今回の反省も含めてより良いイベントに、そしてより良い各組織に成長していくことを心から願っている。
先日も投稿したが、現在公式キャラクターの『まわりみなみ』と『くだりまつ』のチェンソーアートは安富屋に展示中。インバウンドのお客様を中心に写真を撮られる撮られる。配置は、写すと弊社看板が写るように調整してある(笑)公式グッズでJAコラボの萌え米の販売台も置き、クラウドファンディング返礼品ののぼりを立てている。萌えサミット関係者の方も、そうでない方も映え?スポット作ったので萌えサミットの日以外にも、ぜひご来店いただきたい。
安富屋は、てゆーか主に私は萌えサミットの活動を応援しております📣