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介護食レシピ「蓮根のすり流し」

材料を摺り下ろして出汁でサッと加熱する和風のポタージュスープの様なお料理が「すり流し」です。素材の旨味をしみじみ味わう和食の伝統的なお料理ですね。丁寧につくる場合は、昆布と鰹節でしっかりと出汁を引くのが基本ですが、在宅介護をしながらだと中々面倒だと思います。今回は顆粒の出汁の素を使ってあっという間に出来てしまうレシピをご紹介します。出汁の素は入れすぎると下品な味になってしまいますので入れすぎには注意して下さい。蓮根は加熱すると汁にトロミが付きますから嚥下の悪い方にもおすすめの汁物になります。是非覚えて下さい。

★写真付きの詳しいレシピは「食べごろclub」に掲載しています。

調理時間目安:15分

材料:2人前

  • 蓮根…200g

  • 水…300cc

  • 顆粒の出汁の素…小さじ1/2弱(約2g)

  • 酒…大さじ1

  • 塩…1g(1〜2つまみ)

  • おろし生姜…適量

  • 刻みネギ…適量

作り方

  1. 鍋に分量の水と出汁の素を入れ火に掛ける。

  2. 蓮根は皮を剥き、摺り下ろすかザクッと切ってミキサーにかけます。出てくる汁は捨てないようにして下さい。

  3. 出汁が沸いてきたら酒と塩を一つまみ入れ、2の摺り下ろした蓮根を入れます。火加減は中火です。

  4. ヘラかスプーンなどでゆっくりと混ぜながら加熱し、汁にトロミが付いて来たら最後にもう一度味見をして問題無ければ完成です。器に盛り付け、あれば刻んだ青ネギやおろし生姜を添えて食べて下さい。

すり流しは簡単で胃にも優しい食べ方ですし、蓮根やジャガイモなど澱粉を含む素材を使えばトロミも程よくつきますから、ちょっと胃腸の具合が悪いときとか風邪を引いたときの食事に覚えておくと便利です。小さなお子様からお年寄りまで楽しめるユニバーサルレシピです。

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中嶋洋二郎
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