閑話休題「健康常識に振り回されない」
世の中には「健康のためなら死んでもいい」といった感じの健康情報オタクが存在します。
実は私の母もそんな感じの人で、テレビや雑誌の健康情報をすぐに信用して色々に試してみるタイプの人でした。
それこそ古くは「紅茶キノコ」なる怪しいモノを育て始めたかと思えば「乾布摩擦」で風邪を予防すると言いながら風邪を引き、「朝バナナ」で便秘を治すのだと朝から食べ過ぎて下痢をするような人でした。
私も子供の頃は母の一過性のブームのお陰で結構色々怪しげな食べ物を食べさせられた経験があります。
どんな健康法であっても、それを主張する人にはそれなりの根拠がある訳ですし、全くダメな事はないのだと思うのですが、やはり何でも信じて継続する事が重要で、新しい情報が出てきたらすぐに飛びついて以前の事をやめてしまうのはいかがなものかと思います。
よく聞く話しですが、医者の言うことを全く聞かずに酒もタバコも好き放題にしている人が長生きして、医者の言うことをきっちり守る人ほど早死にすると言います。
実は私の母も世間一般の平均寿命から比べると随分早死にしてしまいました。
つまり普段から健康に気を使い、医者の言うことをきっちり守る人が健康で長生きするとは限らないわけです。
だからという訳ではないのですが、私も30代の中頃あたりから一般的な健康常識を疑うようになり、常識とは逆の事をやって健康を取り戻した経験があります。
この事は以前にも記事にしましたので詳しくは書きませんが、朝食を食べなくなったお陰で長年苦しんだ持病を克服してしまいました。
一般的には「朝食だけはきっちりと食べましょう」という風に言われていますし、朝食を食べる事で脳が目覚めるとか、太らないとか色々に良い面が強調されます。
一方で朝食を抜くと糖分が不足して脳が働かないので勉強が出来ないとか便秘になりやすいなど、色々にデメリット情報が強調されます。
しかし私は朝食を抜くことで持病が治ってしまいましたし、ダイエットにも成功しました。
元々便秘体質でしたが、便秘にならないどころか逆に快便になりました。
持病を治すという目的が達成されたので、最近は時々朝食を食べてみることもあるのですが、いつも後悔します。
理由は、食べる事で身体が重く感じられ、頭もボーッとする感じがして集中力が散漫になるからです。
これは経験してみないと分からないと思いますが、空腹感が突き抜けると、五感が冴えてきます。味覚はもちろん、聴覚や嗅覚などはかなり研ぎ澄まされた感覚になります。
一般的に言われている様に、糖分が不足して脳の働きが悪くなる事は全くないどころか、逆に頭がとてもスッキリして仕事もはかどります。
と、ここまで個人的な体験に基づく「朝食抜き健康法」を書いてみましたが、くれぐれもそんな情報に振り回されない様にご注意下さい。
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