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介護食レシピ「焼き豆腐と小松菜の煮物」

子供の頃、母がよく焼き豆腐をありものの野菜と一緒に煮付けてくれたのが好きでした。それも炊きたてではなくて翌日くらいに味が染みて冷めたモノの方が美味しく感じられたのですが、まさにお袋の味だったと思います。

今回ご紹介するのは焼き豆腐と小松菜が主役ですが、旨味にキノコ類があれば入れて下さい。レシピでは椎茸を使っていますがシメジや舞茸など何でも大丈夫です。昆布と鰹節でしっかり出汁を取って煮るなら関西風の薄味(レシピの分量)がいいと思いますし、簡単に顆粒ダシの素などでパパッと作る場合は、レシピの分量より調味料を倍量にしてもいいかと思います。そのあたりは味見をしてお好みで決めて下さい。

嚥下の悪いお年寄りに提供する場合は、最後に片栗粉で煮汁にトロミ付けすれば食べやすいと思います。

★写真付きの詳しいレシピは「食べごろclubに掲載しています。

調理時間目安:15分

材料:3〜4人前

  • 焼き豆腐…1丁

  • 小松菜…1束

  • 椎茸…2〜4個(80g程度)

調味料

  • 出汁…150〜200cc

  • 醤油…大さじ1

  • みりん…大さじ1

  • 砂糖…小さじ1

作り方

  1. 豆腐は食べやすい大きさに切ります。小松菜は洗って長さ3〜4センチ位のざく切りにし、軸の部分と葉先の部分と分けておきます。椎茸は大きければ一口サイズに切っておきます。

  2. 鍋に出汁をはり、調味料を入れたら豆腐も入れて火に掛けます。火加減は強めの中火です。※出汁の量ですが、150〜200ccとしましたが、鍋のサイズに応じて豆腐が八分目くらいまで浸かる量で調整して下さい。小松菜から沢山水分が出ますので、少なめで大丈夫です。

  3. 煮汁が煮立ったら椎茸と小松菜の軸の部分を入れ一煮立ちさせます。

  4. 一煮立ちしたら最後に小松菜の葉先の部分を加え、少しずらして蓋をして3〜5分程度、小松菜がお好みの固さになるまで煮れば完成です。

お好みでおろし生姜を加えても美味しいです。小松菜は少し時間をかけて煮れば軸の部分まで含めてかなり柔らかくなりますので、歯の悪い方に提供する場合は調整して下さい。嚥下の悪い方向けでしたら具材を先に器に盛り付けてから鍋の煮汁に片栗粉でトロミ付けして提供すれば食べやすいと思います。

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中嶋洋二郎
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