低料金の介護施設
前回どんな施設があるのかご紹介しましたが、施設入所にはお金がかかります。
現在僕は介護付き有料老人ホームで働いていますが、ご利用者さんから毎月平均30万ほど頂いています。それに加えて入居時に頭金も頂いていますから、初期にかかるお金は大きいです。
僕の親が今介護が必要になり親に払うお金がなかった場合そのお金を僕は払うことはできません。
そこで今回は利用料金が比較的安い施設としてケアハウスを紹介します。
前回説明した通りケアハウスには2種類タイプがあります。
自立型と介護型がありますがもう一度その違いを説明します。
自立型、、、家族の支援を受けることができない、なおかつ自立生活に対して不安がある60歳以上の高齢者が利用可能な施設です。
食事や掃除洗濯などの生活支援のサービスを受けることができますが、介護サービスについては外部の事業所に居宅サービスを依頼しないといけません。難しいことを言っているようですが簡単に言うと訪問介護を依頼すると言うことです。そしてその介護サービス料は自分が使った分だけの料金を支払います。
介護型、、、介護型ケアハウスは65歳以上で要介護1以上認定を受けている高齢者が利用できる施設です。
食事や生活支援に加えて入浴や排泄等の介護サービス提供が受けられます。
自立型では介護サービスを自分が使った分だけ支払うと説明しましたが介護型のケアハウスは要介護度の重さに応じて毎月固定で介護サービス料を支払います。
☆ケアハウスに入居時に発生する費用
費用は施設によって異なりますが入居一時金の相場は0円〜30万円程です。
月額費用は食費や共用部の水道光熱費等の生活費そして賃料、管理費と居室の水道光熱費などが含まれ、全国平均11.1万円となっています。
それに加え自立型の場合利用した介護サービス料金、介護型の場合は毎月定額の介護サービス料金を支払わないといけません。
介護サービス料金がいくらぐらいになるのか説明しますと要介護度1〜5の方で自己負担額は変わってきます。
自己負担額MAX
要支援1の場合 5032円
要支援2の場合 10,531円
要介護1の場合 16355円
要介護2の場合 18362円
要介護3の場合 20490円
要介護4の場合 22435円
要介護5の場合 24533円
介護保険の負担の限度額はご本人の年収によってまた変わってくるので年収が280万円以下であれば1割負担それ以上であれば2割、340万以上であれば3割負担になります。
またもし自己負担額の上限額を超えて介護サービスを利用した場合は高額介護サービス費と言う制度を利用することが可能です。
これを利用すると超過した分払い戻しを受けることができます。
この制度を利用する場合市区町村への申請が必要になります。
ここまで説明した通り他の施設と比べると月額の費用も抑えられますので低料金で施設をお探しの方はケアハウスがおすすめです。人気の施設なので数年待たないといけないかもしれないのがデメリットになります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回は特別養護老人ホームについて細かい説明をしたいと思います。では。